投資情報部　鈴木　英之

■SBI証券ではじめてお取引された方に人気の銘柄ランキング（現物）
2月の第1位は引き続きトヨタ自動車（7203）になりました。同社にとっては決算発表月となり、発表直後くらいに売買代金が増える展開になりました。第2位はオリックス（8591）、第3位はイオン（8267）、第5位はANAホールディングス（9202）と、株主優待で人気の銘柄に占められました。こうした中、第6位にはＥＮＥＯＳホールディングス（5020）が順位を上げてランクイン。インフレ懸念で原油先物相場が上昇する中、それに連動しやすい銘柄として個人投資家の人気も高まってきました。

　■SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング（信用）
2月の第1位はイオンモール（8905）となりました。この銘柄は、株主優待で人気の銘柄ですが、2月は24日を権利付き最終日とする権利確定月であり、24日に向けてつなぎ売りを目的とした信用売り残の増加がみられました。第2位は日本郵船（9101）でした。2月はおおむね上昇基調に転じましたが、後半にかけて信用売りも増えて、取り組み妙味が増す展開になりました。第3位は吉野家ホールディングス（9861）で、株主優待実施を予定している2月決算銘柄で、やはりつなぎ売り増加がみられました。

■SBI証券の売買代金ランキング
第1位はレーザーテック（6920）、第2位はＮＥＸＴ ＦＵＮＤＳ 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 （1570）で、前月と変わりませんでした、レーザーテックはグロース銘柄全般の調整で、1月に続き下落基調が続きました。「はじめてお取引された銘柄人気ランキング（信用）」同様、日本郵船（9101）は人気化する展開でした。

■SBI証券のETF/ETN人気ランキング
上位1から3位までについては前月と同じ順位でした。第4位には東証マザーズＥＴＦ（2516）がランクアップしてきました。東証マザーズ指数は11月半ば以降、下落基調が続いていますが、2月24日安値が1番底になるか否かが注目されたようです。

　■SBI証券のREIT人気ランキング
第1位はザイマックス・リート投資法人　投資証券（3488）が新規ランクインとなりました。2月・8月に決算期末を迎える銘柄で、予想分配金利回りも高めの銘柄です。株価的には1月に上昇した後2月は反落傾向となり、押し目買いが入りやすくなりました。