投資情報部　長谷川　綾乃

■SBI証券ではじめてお取引された方に人気の銘柄ランキング（現物）
1位はANAホールディングス（9202）、2位は日本航空（9201）と空運が再び浮上しました。両社の株価は、新たな変異ウイルス「オミクロン株」の発見によって経済鈍化懸念が広まった11月26日から12月2日にかけて大幅に下落。12月8日時点では、オミクロン株に対する不安がやや後退して買い戻される動きもありますが、依然として株価は低水準で推移しています。
6位はキリンホールディングス（2503）が、3ヵ月ぶりにトップ10にランクインしました。同社は11月9日に行われた決算発表にて、2021年1〜9月期の連結純利益が市場予想を大幅に下回り、翌11月10日の株価は大幅安となりました。

　■SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング（信用）
ソフトバンクグループ（9984）が2ヵ月ぶりに1位に返り咲きました。
5位のグローバルウェイ（3936）、9位のFRONTEO（2158）は直近1年以内で、初めてのトップ10入りです。なお、FRONTEO（2158）は11月15日に行った決算発表で2022年3月期の予想純利益が上方修正されたことが好感され、翌11月16日はストップ高に。以降、11月末にかけて上昇基調となりました。

■SBI証券の売買代金ランキング（買い）
8位のグローバルウェイ（3936）は初めてのトップ10入りです。
9位のアスタリスク（6522）は9月30日に東証マザーズ市場に上場以降、11月中旬にかけて上昇基調となりましたが、11月16日に付けた高値以降、軟調な展開となっています。なお、同社は11月26日を基準日として、1株を4株に株式分割を行っています。
10位のトヨタ自動車（7203）は3ヵ月ぶりにトップ10入りとなりました。

　■SBI証券の売買代金ランキング（売り）
1位から8位の銘柄は、「SBI証券の売買代金ランキング（買い）」と同一銘柄のランクインとなっています。
9位のマネックスグループ（8698）は、7ヵ月ぶりのトップ10入りとなりました。

■SBI証券のETF/ETN人気ランキング
原油先物相場の上昇が一服したことで、ランキングにも変化が生じてきました。
7位のiシェアーズ S&P500米国株ETF（1655）は2ヵ月ぶり、9位の東証マザーズETF（2516）は3ヵ月ぶりのトップ10入りとなりました。
なお、東京株式市場の11月末終値は前月末比で日経平均が-3.7%、TOPIXが-3.6%、日経ジャスダック平均が-2.5%、東証マザーズ指数は-3.3%と下落した様に、当ランキングでも一部の日経平均連動型商品の順位が後退する結果となりました。

　■SBI証券のREIT人気ランキング
1位の星野リゾート・リート投資法人 投資証券（3287）は8ヵ月ぶり、8位の日本リテールファンド投資法人 投資証券（8953）は4ヵ月ぶりのトップ10入りとなりました。なお、星野リゾート・リート投資法人 投資証券（3287）については11月10日におよそ3年半ぶりの公募増資を発表。これに伴い、2022年4月期（第18期）の業績予想の上方修正を発表しています。
4位のユナイテッド・アーバン投資法人 投資証券（8960）は前月10位からの上昇となりました。