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2022年 年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございました。
昨年は、ウイルス変異による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大と収束が繰り返され、非常に混沌とした一年になりました。現在はワクチンが普及し、昨年後半には日本では新規感染者数が収束しつつある傾向もみえましたが、新たな変異株の出現など、世界各地では現在もなお収束が見通せない状況が続いています。一日も早い事態の収束と皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます。
また、昨年は金融機関のシステム障害が大きく取り上げられ、金融機関にとって大きな課題が残る一年でもありました。当社としましても、重要な社会インフラを提供する企業として、システム管理の態勢整備に万全を期し、「取引の安全性の提供」に一層努めてまいります。
当社は「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」を提供するべく、昨年は以下のような魅力ある商品・サービスの拡充を行ってまいりました。
〈商品・サービス拡充の実績〉
■ ネオ証券化(手数料ゼロ化)推進(25歳以下の国内株式現物手数料の無料化)
■ S株(単元未満株)の買付手数料実質無料化
■ さまざまなポイントに対応(Tポイント、タカシマヤポイント、Vポイント、Pontaポイント)
■ セキュリティトークンオファリング(STO)取扱いの開始
■ スマートフォンアプリ「SBI証券 米国株アプリ」の提供開始
■ 「FIDO(スマホ認証)」の導入によるセキュリティの強化
■ 公式YouTubeチャンネル「ビジネスドライブ!」の開設
これらの取組みを多くのお客さまにご評価いただいた結果、2021年9月にはSBIグループの証券口座数は771万口座を達成し、当社は預かり資産残高も21兆円を突破するなど、オンライン総合証券として圧倒的な地位を築くに至りました。これもひとえに多くのお客さまのご愛顧の賜物と深く感謝申し上げます。
また、当社グループは、さらなる事業基盤の拡充に向けて、シナジーが期待できる企業とのアライアンスを積極的に推進してまいりました。今後も、リテール業務の拡大やホールセール業務の強化を行い、お客さまに満足いただけるようサービス向上に取り組んでまいります。
〈アライアンス実績〉
■ Zホールディングス
- SBI証券口座と連携し保有資産を可視化できる「Yahoo!ファイナンスコネクト」の提供を開始
■ 島屋、島屋ファイナンシャルパートナーズ
- 島屋大阪店での資産運用コンサルティングを提供する対面相談カウンター「タカシマヤ ファイナンシャル カウンター」の新設
- 横浜島屋での資産運用コンサルティングを提供する対面相談カウンター「タカシマヤ ファイナンシャル カウンター」の新設
■ SMBCグループ
- SMBC日興証券によるSBIマネープラザへの出資及び地域金融機関の対面証券ビジネスの拡充に向けた人材交流
- 三井住友カードとクレジットカード決済による投信積立サービス「クレカ積立」を開始
- 三井住友カード「Vpassアプリ」に、SBI証券の口座連携機能を追加
■ ロイヤリティ マーケティング
- Pontaポイントがたまる・つかえる「Pontaポイントサービス」の開始
日本では昨秋に新政権が誕生し、脱炭素やデジタル化の推進に向けた取組みが強化されていくなかで、金融所得課税の強化が懸念されております。また、本年4月には東京証券取引所の市場区分の再編が予定されるなど、我が国の金融市場を取り巻く環境は大きな変革期にあります。
当社は、本年も「顧客中心主義」の経営理念のもと、全社一丸となってお客さまの最善の利益を追求し、皆さまの資産形成のお役に立てるよう、さまざまな環境変化に柔軟に対応しつつ最適な金融サービスの提供に努めてまいります。今後とも末永くご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
本年が皆さまにとって幸多き年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和4年 元旦
株式会社SBI証券
代表取締役社長