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2021-01-25 01:04:25
週間マーケット展望 2021年1月18日今週の展望今週1/18に発表される中国10-12月期GDPや12月鉱工業生産などを受けリスク選好の動きが一段と強まるか、また、1/20の米大統領就任式を無事に消化し、米議会がトランプ前大統領の影響力を排除する動きを強めることができるか、バイデン政権の議会運営を左右する可能性もあり注目されます。こうした中で、NY株式市場の堅調地合いが継続すると同時にワクチン接種拡大や更なるワクチン開発への期待が感染沈静化への期待を高めるか注目されます。こうした中、1/21発表の1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や1/22の米1月製造業PMI、さらにはECB理事会をはじめドイツやユーロ圏12月消費者物価指数および1月ZEW景況指数を受けたユーロの対ドル、対円での反応もドル円の方向性に影響を及ぼす可能性があるだけに注目されます。こうした中、ドル円は先週同様、日足・基準線(103円58銭)や転換線(103円49銭)を下値支持線として103円台半ば付近での底堅さを継続することが出来るか注目されます。 今週は先週末1/16に行われたドイツ中道右派与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選を受けて今年9月に行われる総選挙に向けて首相候補の地位を占う意味からも新たに選出される党首が首相候補としての力量を備えているか、イタリアの政局不透明感が警戒される中、ドイツ政局の動きも注目されます。また、先週1/14に公表されたECB理事会議事要旨(12/10開催分)の中でユーロ高に対する牽制が示されたこともあり、今週1/21のECB理事会での動きに対する警戒感がユーロの上値抑制につながる可能性にも注意が必要です。また、ドイツやユーロ圏12月の消費者物価指数、さらに1月のZEW景況指数、さらには1/22に発表されるドイツやユーロ圏の製造業、サービス業PMIに対する反応が注目されます。ドイツでは感染防止に向けロックダウンが4月まで延長する方針が示されたほか、フランスでも規制強化の動きが高まるなど、先行きも含めサービス業PMIの下振れに注意が必要です。そのほか、1/20のバイデン米大統領就任式を経て以降の米債券・株式市場を受けたドルの動向も注目されます。こうした中、1/7を境にユーロ高基調から下落基調へ転換した流れが今週も続くのか、米国の政権交代がドルの対欧州通貨の動きにどのような影響を及ぼすのか注目されます。 ユーロが前週までの堅調地合いから対ドルで下落基調に転じたほか、対ポンドでも下落。ユーロは対ポンドで昨年9/3、11/11、11/23に付けた安値水準まで達しており、今回も昨年のこうした水準からの反発した流れを踏襲する動きが先週末に見られました。こうしたポジション調整の動きが今週も継続するか注目されます。また、今週1/20の英12月の消費者物価指数、1/21のECB理事会、1/22の英1月製造業、サービス業PMIに対する反応が注目されます。さらに、徐々に表面化しつつあるEU離脱によるサービス/モノ/ヒトの移動に対する影響への懸念が増す中でのポンド高の調整が続くのか注意が必要です。さらに、イタリアの政局を巡る動きや米バイデン大統領の就任式など政治的な動きを受けて対ユーロや対豪ドルなどのポンドの動向と合わせ、対ドルの下落が一段と進むのか注目されます。 1/18発表の中国10-12月期GDPや12月の鉱工業生産、小売売上高を受けた中国経済指標を受けてリスク選好の動きが再燃するのか、さらに1/21の豪12月雇用統計に対する反応が注目されます。豪ドル円は先週末1/15に79円72銭まで下落する場面が見られたものの2020年3月の安値(59.84円)と2020年10月の安値(73.13円)を結んだ下値支持線を手前に下げ止まっており、こうした下落が一時的な動きに留まり、再び1/8の高値(80円93銭)の更新に向けて上昇基調に転じるか注目されます。週足で8週間ぶりの陰線引けとなった先週の動きから今週再び陽線引けとなるかを占う上で1、)中国経済と中国国内での感染拡大の行方 2、)原油価格 3、)バイデン政権発足によるNY株高基調継続の有無 などリスク選好の動きが継続するのか、リスク回避志向を強めることになるのかポイントとなると思われます。 2019年12月の高値(7.82円)から昨年4月の安値(5.60円)までの下落からの半値水準にあたる6.71円、さらに61.8%戻しにあたる6.97円を回復することができるか引き続き南アでの感染拡大や金価格の下落基調が続くのかランドの対ドル、対円での動向に大きく影響を及ぼす可能性があるだけに注目されます。さらに、日足・転換線(6.84円)や日足・基準線や週足・転換線(6.88円)を回復し、これらの水準を下値支持線として上昇基調に転じることができるか注目されます。こうした中、今週は1/18発表の中国10−12月期GDPや12月の鉱工業生産、小売売上高を受けて中国経済の回復基調を確認し、リスク選好の動きが強まるか。さらに1/20に発表される南ア12月の消費者物価指数や1/21の南ア中銀政策委員会(現状、予想ともに3.50%)に対する反応が注目されます。そのほか、1/20のバイデン大統領就任式を経て、リスク選好が高まるかランドを含め、新興国市場での資金流入の行方にも注意が必要です。 通貨毎の展望を確認!米ドル/円
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