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2018-12-18 20:03:38

マーケット > レポート > 週間マーケット展望 2018年12月17日

週間マーケット展望 2018年12月17日

先週の振返り

先週は、英メイ首相が英EU離脱協定案の採決延期を表明したほか、合意無き離脱へ備える必要性に言及したことが影響し、ドル円・クロス円は上値の重い展開で始まった。英国のEU離脱問題に加え、フランスでの反政府デモの拡大、イタリアの財政問題などを背景にポンドやユーロが対ドルを中心に下落し、逃避先としてドルや円が買われる値動きとなった。しかし、トランプ大統領が国境の壁予算を受け入れなければ政府機関閉鎖するとの発言が影響したほか、中国通信大手ファーウェイ幹部の拘束やその後の釈放以降も燻る米国と中国との対立を巡る不透明感なども影響したことがドルの上値を圧迫した一因となった。その後、メイ英首相の与党党首としての不信任決議案が否決されたことや、イタリアが2019年予算案の修正案をEUに提案したことを受けて、ポンドやユーロは反発したもののECB理事会での欧州経済先行きへの慎重な見方に加え、EU首脳会議での英メイ首相のEU離脱協定案の修正に応じない頑なな姿勢が示されたこともあり対欧州通貨でのドル堅調地合いは維持されたままとなった。こうした中、先週末には、中国の小売売上高や鉱工業生産の低下に加え、欧米の景況感指数の低下を背景に世界経済の先行き減速懸念を背景に、アジアや欧米株が下落したことから、ドル円・クロス円ともに上値の重い値動きとなった。

今週の展望

今週は、米国や日本の金融政策発表が予定されており、注目される。米FOMCでは、0.25%の利上げが確実視されているものの、四半期ごとに発表されるドットチャートや経済先行き見通しが9月FOMC時点からどの程度変更されているのか注目が集まっている。さらに、12月も後半に入り、来週のクリスマス休暇を前にヘッジファンドなどのポジション調整、米国企業のレパトリ(資金の本国送還)も出易い状況下、上下に振れ幅の大きな値動きには注意したい。一方、米中通商問題や英国のEU離脱問題、イタリア予算案に対する懸念、マクロン仏大統領の増税に端を発した反政府デモの拡大などの問題も依然として燻っていることから、今後の展開が注目される。展開次第では、マーケットを大きく動かす火種の要素を持っており、関連する報道などには注意が必要だ。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

米ドル安

週間予想レンジ

112.25 〜 113.95

 

今週の予想

先週は、週初めから米中貿易問題に対する懸念や、米経済の減速への警戒感を背景に、週明けは軟調な値動きで取引を開始した。その後、英国のEU離脱に絡む懸念や、フランスの反政府デモ拡大などを背景に、投資家のリスク回避の動きから、逃避先としてドルが対主要通貨で堅調な値動きとなる中、米中通商問題の進展期待が高まったことや、新規失業保険申請件数が9月中旬以来の低水準に大きく改善したことも下支え要因となり、ドル/円は週明け安値の112.24から113.71まで上昇した。しかしあらためて113円台後半から114円にかけての上値の重さを確認する展開の中、引き続きNY株式市場も不安定な値動きを続けておりドル円は113.39円で先週末の取引を終了した。

今週も、引き続き先週同様上値の重い展開が予想される。注目は、12/19のFOMCだが、予想では0.25%の利上げが確実視されているものの、マーケットではほぼ利上げは織り込まれており、むしろ、ドットチャートや経済、インフレなど先行き見通しが9月時点からどのように変更されているのか、来年の金融政策の行方を占う上で注目される。9月会合では、来年の利上げ予想は3回だったが、米国の景気減速懸念の他貿易問題に対する懸念などもあり、最近では来年1回との見方を示すハト派的な当局者も現れている。発表される見通しが来年何回の利上げを示唆するのか、結果次第では債券市場の反応を通じてドルの値動きを大きく左右する可能性もありそうだ。また、景気後退への懸念もありことから、主要な経済指標の結果にも注目したい。特に、12/18の住宅着工件数、12/20の中古住宅販売件数、12/21のGDP、耐久財受注など、比較的マーケットが敏感に反応する発表が続くことからこうした指標への反応にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ高

長期

ユーロ安

週間予想レンジ

127.00 〜 129.50

 

今週の予想

先週は、英国のEU離脱を巡る不透明感、フランスの反政府デモの拡大、イタリアの財政問題など不安定要素を背景に、ユーロ/円は128円台で限定的な動きが続いた。そして、コンテ・イタリア首相が、2019年財政赤字の対GDP比率を従来の2.40%から2.04%の目標に修正した案をEUに提案したことが好感され、一時129.25まで上昇した。その後、ECB理事会で政策金利の据え置きに加え、量的緩和策を終了させることを正式に決定した一方、GDP見通しが下方修正されたほかドラギECB総裁が、ユーロ圏経済へのリスクが下方向に向かっているとの見方を示したことを受けて、ユーロは上値の重い値動きとなった。さらに、ドイツやユーロ圏の経済指標が鈍化したことで、景気減速もあらためて意識されたことでユーロは1.1270jまで下落したことにともなって、ユーロ/円は一週間ぶり農安値となる127.99円まで下落した。

今週も引き続き、上値の重い動きが予想される。先の見えない英国のEU離脱問題や、歩み寄りを見せて修正案を提案したイタリアの予算問題、マクロン仏大統領に対する不信任決議案の可能性など、依然として懸念が燻っていることから、積極的にユーロを買い進め難い状況である。さらに、米国のFOMCでの利上げが確実視されており、マーケットではある程度織り込まれているものの、金融政策のペースの違いが改めて意識される可能性も圧迫要因となるだろう。また、12/17にはユーロ圏の消費者物価指数の発表も予定されており、ユーロ圏の景気減速懸念も広がり始めていることから、結果に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

もみあい

週間予想レンジ

141.20 〜 144.00

 

今週の予想

先週は、メイ英首相が英EU離脱協定案の採決延期を表明したほか、合意無き離脱へ備える必要性に言及したことを受けてポンドは軟調な動きとなり、ポンド/円は週明け高値の143.68から141.19まで下落し、8/21以来の安値を付ける動きとなった。その後、英国与党保守党の党首であるメイ首相の不信任案が出されたことで上値の重い動きが続いたが、不信任決議案が否決され一時的に反発した。しかし、信任200票、不信任117票でメイ首相の与党党首に留まることが決定したが、予想以上に不信任票も多く、発表直後は乱高下する動きとなった。その後、EU首脳会議に向けてEU離脱協定案を巡る修正要求に対する楽観的な見方もあり、一時143.94まで上昇する場面もあった。しかし、EU側が断固としてEU離脱協定案の修正には応じられないとする厳しい見解を示したほか、週末の世界的な株価下落も影響しポンド/円は142.39まで再び下落した。

今週も引き続き上値の重い値動きが予想される。英国のEU離脱協定案の採決延期が決定されたものの、依然として結論には至らない北アイルランドの国境問題などもあり、来年3月の離脱はさらに不透明な状況にあり前進が見られない。そして、英与党保守党党首としてメイ首相が信任されたことで、協議が進展しない場合にはハードブレグジット(合意なしの離脱)の可能性も意識されている。英国議会は年内12/19まで、年明けは1/7からとなっており、年内に採決を実施できるのか、年明けに持ち越されるのか注目したい。特に、メイ英首相は、メルケル・ドイツ首相など主要国の要人との会談を行っており、今後の展開が注目されている。そのため、結論が近づくまでは楽観的、悲観的な見方が交錯すると思われポジションを一方的には傾け難い状況が続くだろう。その中で、英国内では、12/19に消費者物価指数、12/20に小売売上高、金融政策発表、12/21にGDPと、重要な経済指標の発表が目白押しとなっており、政治的な動きが見られないようなら、指標結果がポンド相場を動かす可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

豪ドル高

長期

豪ドル安

週間予想レンジ

80.50 〜 82.20

 

今週の予想

先週は、米中貿易問題に対する懸念や、米経済の減速への警戒感を背景に、週明けからリスク回避の動きが先行し、豪ドル/円は80.73まで下落し、11/1以来の安値を付ける動きとなった。その後、トランプ大統領が中国との交渉は行われているとしたことや、中国が米国産の農産物を購入しているとしたこと受けて、米中通商問題への警戒感が後退したとの見方が広がり、82.21まで上昇した。さらに、英国のEU離脱問題やイタリアの予算問題などが一旦落ち着いたもとも影響した。しかし、週末には世界経済の先行き懸念を背景に、世界的に株価が大きく下落したことも影響し、81.26まで反落する動きとなった。

今週は、上値の重い動きが予想される。米中の通商問題の進展期待の高まりは豪ドル相場には下支え要因となるが、ここまでの経過を振り返ってみても、決して楽観視はできない。また、原油価格などの資源価格も下げの勢いが止まったものの、低迷が続いていることで、資源国通貨全般的に影響するだろう。さらに、株価も上値の重い動きが続いている、景気後退が意識される可能性も圧迫要因となるだろう。国内では、12/18に12/4の豪中銀政策委員会議事要旨が公表されるほか、12/20に雇用統計の発表が予定される。雇用統計に関しては前回、雇用者数の伸びが予想を上回ったことが好感されるなど、最近では比較的結果に敏感に反応(変動幅も比較的大きくなる)するケースが続いていることから、注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド安

週間予想レンジ

7.50 〜 8.00

 

今週の予想

先週は、前週の流れを引き継ぎ、株価が軟調な動きとなったことから、ランド/円は7.80まで下落し、11/2以来の安値を付ける動きとなった。その後は、米中の通商問題の進展期待が高まったことや、南アフリカの消費者物価指数、小売売上高が良好な結果となったことも加わり、8.06まで上昇する動きとなった。しかし、来週の米FOMCで利上げが確実視されていることや、世界経済の先行き懸念を背景に株価が世界的に大幅下落したことが影響し、週末にかけて7.85まで下落した。

今週は、上値の重い動きが予想される。南アフリカの経済指標が比較的良好な結果が続いていることや、米中の通商問題に関する懸念が一旦後退していることから底固い動きも考えられる。しかし、世界経済の先行き懸念に加え、米国の利上げ確実視されていることから、上値は限定的と考えられる。また、その中で12/21の南アの財政収支の発表が予定されており、財政赤字が拡大するようなら、ここまでの良好な指標結果が帳消しとなることに加え、格付け会社による格下げ懸念も高まる可能性があることから、結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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