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2021-03-07 13:53:00
マーケット > レポート > 週間マーケット展望 2021年2月22日 週間マーケット展望 2021年2月22日今週の展望今週は先週2/18に議会下院のペロシ議長が、来週(2/22週)終わりまでに追加経済対策案を下院で成立させると発言したこともあり、景気対策を巡る議会での動きが注目されるほか、NY株式市場の調整が続くのか債券市場の動向も注目されます。日本時間24日深夜0時にはパウエル議長の講演が予定されており、米長期金利の高止まりについてどのような見解を示すのかドル円の行方を占う上で注目されます。また、先週2/18に発表された米新規失業保険申請件数の悪化など労働市場に関しては、寒波襲来による季節的な要因が影響したとの見方もあり、過度な悲観の後退につながるか注目されます。今週は2/23発表の米2月消費者信頼感指数や2/25発表の米10-12月期GDP改定値や1月耐久財受注などに対する反応に加え、新規失業保険申請件数に改善が見られるか注目されます。こうした中、ドル円は200日移動平均線を上抜け、再び106円台を回復するのか、105円割れへ一段と下落するか注目されます。 ユーロは、先週を通じて上値抵抗線として意識された週足・転換線(1.2151ドル)を上抜け、この水準を下値支持線として反発に転じるか、あるいは先週末に回復した日足・転換線(1.2096ドル)を再度下回り、下落基調が再燃するのか注目されます。2/22に発表されるドイツ2月のIFO景況感指数を受けて景気回復への期待を高めることにつながるか、さらに同日のラガルドECB総裁の発言も注目されます。総裁は2/9の発言で金融緩和策の必要性や低インフレ継続への懸念を表明しており、インフレ低下につながるユーロ高を間接的ながらも牽制する内容となればユーロの1.21ドル台半ばからの戻り売り優勢の展開が繰り返されることになるかもしれません。さらに、引き続き対ポンドでの下落基調が続くことになるのか、対ドルでの方向性を占う観点から注意が必要です。一方、ユーロ円は先週末2/19の欧米株式市場が反発に転じるなどリスク回避の動きが緩和。こうした流れが今週も継続するか、株式市場や原油価格など米景気対策を巡る議会での動向と合わせ注目されるだけに、先週2/17に付けた2018年12月以来の高値を更新出来るか注目されます。 ポンドは1/11の週から先週末まで6週連続で週足が陽線引けとなるなど上昇を継続。今週も引き続きポンドの上昇が継続するか、一時的なポジション調整による反落に転じるのか、2/23に発表される英10-12月期ILO失業率が9-11月期の5.0%から下振れた場合にはポジションの調整売りにつながる可能性があり注目されます。また、2/22にラガルドECB総裁、2/23にはパウエルFRB議長の発言も予定されており、こうした要人発言を受けたドイツや米国の債券市場の反応とともにポンドが対ユーロや対ドルでどのような反応を示すか注目されます。そのほか、ワクチン接種率の優位などを背景にしたポンド高がいつまで材料視されるのか懐疑的な動きも一部から聞かれるほか、ポンドドルの相対力指数(RSI)は買われ過ぎを示す70%を上回る72%まで上昇している点にも注意が必要かもしれません。また、ポンド円に関しても株高や原油高を背景にしたリスク選好の動きが続くのか、さらにドル円が105円割れへ円高が進む可能性など、こうした点も踏まえポジション調整を伴う下落には注意が必要です。 米国の景気対策に対する早期成立期待やワクチン普及の拡大が一段と進むことはNY株式市場の追い風になる一方、米長期金利の上昇がPER(株価収益率)の高い銘柄の相対的な割高感につながり調整売りにつながる可能性もあり、リスク選好の動きに対する懐疑的な動きも懸念されます。 2/24にムボウェニ財務相が発表する2021年予算案のほか、2/25の1月の卸売物価指数、さらに2/26の発表される1月の貿易収支などに対する反応が注目されます。予算案が南アの景気回復を支援する内容になるのか、規模によっては財政悪化への懸念が高まる可能性もあり注意が必要です。これまでのランドの上昇をサポートしてきた高金利通貨としての海外投資家からの資金流入に変化の兆しが見られることにも注意が必要かもしれません。景気対策の早期成立期待やワクチン接種の拡大などを背景にした米長期金利の上昇のほか、感染抑止に成功した豪などの早期緩和解除の思惑など、豪ドルやポンドなどに資金が向かう傾向が高まっています。一方、相対的に新興国市場などリスク資産への投資妙味の後退や、NYを中心に金利上昇が株式市場の調整などリスク選好の動きが後退しているとの見方も聞かれるだけに、ランド円は、昨年12月下旬に揉み合った7.00〜7.10円の水準まで調整売りが進む可能性もあり、注意が必要です。 通貨毎の展望を確認!米ドル/円
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