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(第8回)厳選ジャパン受益者の皆さまへ「運用状況について」
2020/3/10
「厳選ジャパン」運用チームリーダー岩谷氏よりメッセージ
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厳選ジャパンの運用について
2017年9月29日の設定より足元までの基準価額は+33.7%となりました。一方で、TOPIXは+ 5.5%、TOPIX大型株は+9.8%、TOPIX中型株は+0.2%、TOPIX小型株は−0.8%でした。
設定来の厳選ジャパンの分配金再投資基準価額および純資産総額、規模別株価指数の推移
- ※2017年9月28日(設定日前日)〜2020年1月31日(日次)
- ※分配金再投資基準価額および各指数は2017年9月28日の値を10,000として指数化しています。
- ※分配金再投資基準価額は、税引前の分配金を当ファンドに再投資したとみなして計算した理論上のものであり、実際の基準価額とは異なります。
- ※TOPIX、TOPIX小型株、TOPIX中型株、TOPIX大型株は株式市場の動向について理解を深めるために掲載しております。
- ※TOPIXは配当込、TOPIX小型株はTOPIX Small(配当込)、TOPIX中型株はTOPIX Mid 400 (配当込) 、TOPIX大型株はTOPIX Core 30 (配当込)を使用。
- ※上記の各指数は当ファンドのベンチマークではありません。
- ※上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
- 【指数の著作権等】TOPIXは、株式会社東京証券取引所(鞄結桴リ券取引所)の知的財産であり、指数の算出、指数値の公表、利用など同指数に関するすべての権利は、鞄結桴リ券取引所が有しています。
- 出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成
現在の組入銘柄とそのポイントは!?
実際に投資を行った銘柄を紹介いたします。2020年1月末時点では27銘柄に投資しています。
1月末時点の上位10銘柄と各銘柄のポイントもご紹介します。
※上記は純資産総額に対する組入比率です。
出所:アセットマネジメントOne作成
組入銘柄のご紹介
銘柄紹介 4420 イーソル 組入比率:3.70%
自動車や家電、産業用機器などに搭載されるコンピューターを制御するソフトウェアを作っています。パソコンで言えば、WindowsなどのOSに相当するものを作っている会社です。
注目しているのは自動車分野での成長です。同社は欧州発の車載ソフトウエア規格であるAUTOSARのプレミアム・パートナーであり、実力のある会社だと考えています。同社の株主でもあるデンソーと提携し、自動車の電動化、事故の回避を目指す先進運転システム、自動運転などのソフトウエアの開発に貢献しています。自動車産業の中で、ソフトウエアの重要性は高まってきており、開発投資も大きなものになっています。今後の自動車メーカーの差別化や競争力の源泉もソフトウエアによるところが大きくなっていくと考えており、同社の中長期的な成長に注目しています。
- ※組入銘柄の一部を掲載したものであり、当該銘柄について将来の保有を約束するものでも、売買を推奨するものでもありません。
- ※上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
運用の振り返り
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2019年11月〜2020年1月
日本株市場は、米国の政策金利引き下げや米中貿易交渉の進展を好感し上昇傾向で推移しました。しかし、2020年に入ると、米国・イラン間の軍事的緊張が高まったことから下落し、その後、持ち直しの動きがみられたものの、1月末にかけては中国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、再び軟調な展開となりました。この間の東証株価指数(配当込み)は1.2%の上昇となりました。
一方、厳選ジャパンの基準価額は、3.9%の上昇となりました。
前回のレターで、『日本株市場は相場反転時には指数先物が主導し大型株や景気敏感株の上昇が先行することが多くありますが、このような銘柄の水準訂正が一巡してきた後は、個別の成長株が物色される展開に移行していくと考えています。』とお伝えしましたが、実際にそのような動きになってきたことが、改善につながっていると考えています。
この間、基準価額に寄与したトップ5の投資先企業は、イーソル、Sansan、大幸薬品、レノバ、GA technologiesでした。
今後の運用方針
厳選ジャパンがスタートしてから2年が経ちました。改めて申し上げますが、厳選ジャパンは非常に尖がった商品設計となっています。それは、保有銘柄数が20銘柄程度と少ない点です。一般的な日本株ファンドに比べて組入銘柄が非常に少ない商品性により、個々の銘柄の株価動向によっては基準価額の振れ幅が大きくなりやすいと考えています。スタートから2年、ポテンシャルの高い少数の銘柄に限定することで基準価額の大きな上昇を目指せるという特性を引き出せたかと言えば、まだまだ十分ではないと考えています。今後も厳選ジャパンの特色を活かした運用を目指したいと思っています。
一方、そのポテンシャルを追求すれば、短期的な値動きは他の投資信託にないような個別株に近い大きな動きになると思われます。みなさまには改めてご理解をいただき、投資していただければと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。
さて、日本株市場は、新型コロナウイルスが懸念要因となっています。日本国内での感染拡大懸念もあり実体経済や企業業績にも想定以上の影響が出てくると考えています。一方、先行き不安が鎮静化し回復する局面や経済対策が想定されることから、株式市場の折り込み度合いを推し量りながら、成長企業に安く投資できる機会をうかがっていきたいと考えています。
2019年は米国の政策金利引き下げを契機に景気回復・業績回復を先取りする形で上昇してきました。日本株市場は既に実際の業績が回復してきているかを確認する動きが見られはじめています。よって、さらなる業績拡大が期待できる成長企業や、これらに対する回復の折り込みが進んでいない中小型株への物色傾向が強まると考えています。
引き続き、中長期的なテクノロジーや社会構造の変化に注目し、社会課題の解決に貢献するような、成長が期待できる企業に投資していきたいと考えています。
- ※上記の運用方針は将来の市場環境等により、委託会社の裁量により今後変更される場合があります。
- ※組入銘柄の一部を掲載したものであり、当該銘柄について将来の保有を約束するものでも、売買を推奨するものでもありません。
- ※上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
- ※トータルリターンは2020年2月末時点のものを記載しています。
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