2025-11-07 07:02:50

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米国国債(ストリップス債)とは?

米国が発行する国債で、外債デビューは米国国債から、というお客さまも多くいらっしゃいます。
そんな米国国債の魅力について紹介します。

ストリップス債とは

ストリップス債とは、利付債を利金部分と元本部分に分割し、それぞれ別の債券として取引できるようにしたものをいいます。

なかでも米国のストリップス債が代表的で、分割前の米国利付債と分割後のストリップス債はどちらも同じ米国債です。ただし、分割後のストリップス債はゼロクーポン債として販売されるので、利金の支払いはなくなります。

Tips

ストリップス債の名前の由来

ストリップス(STRIPS)債は、正式名称である「Separate Trading of Registered Interest and Principal of Securities」の頭文字からとった略称で、債券の利金部分と元本部分が分割(セパレート)されることが名前の由来となっています。
米国国債のストリップス債が代表的ですが、日本国債についても2003年からストリップス制度が導入されています。

米国国債(ストリップス債)のメリット

米国国債(ストリップス債)はゼロクーポン債であるため、利付債と比較して複利効果を得やすいというのが特徴です。

利付債は定期的に利金が入ってきますが、その利金を使って同じ利回りで再投資できるとは限らず、再投資するにしても税引後の資金で再投資することとなります。

一方、ゼロクーポン債は途中の利払いがなく、保有期間中の金利が元本に組み込まれるため複利効果を得やすくなります。また、税金の発生も償還時あるいは中途売却時のみですので、保有期間中に税金が引かれることなく、効率的に資産を増やせます。

  • 少ない初期投資で効率よく資産形成したいという方には

  • 定期的に利金が欲しいという方には

SBI証券では様々な年限の米国国債(ストリップス債)を取り扱っており
30銘柄以上の豊富な選択肢から銘柄をお選びいただけます。

(2025/9/22時点)

  • 上記は一時点の参考利回り・販売単価を参考までに例示するものであり、上記の参考利回り・販売単価での販売をお約束するものではありません。

米国国債(ストリップス債)の為替リスク

外貨建での投資となるので、償還時の為替レートがどうなっているかが気になるポイントのひとつですよね。

外貨建債券に投資する上で知っておきたいのが為替の損益分岐点(ブレークイーブンポイント)です。
償還時にどこまで為替が下落していたら損失が発生するのか、つまり利益と損失の境目となる為替レートを「損益分岐点為替」といいます。

Tips

実際に米国国債(ストリップス債)の損益分岐点為替を計算してみましょう。

【例】販売単価35.00の米国国債(ストリップス債)を購入し、
購入時の為替レートは1米ドル=148円(為替スプレッド含む)だった場合

この場合、1米ドル=51.80円までの円高であれば元本割れしません。

  • 上記は簡易的な説明のため、利子・償還差益等に関する税金および為替スプレッドを一切考慮しておりません。

米国国債(ストリップス債)のおすすめ運用手法!〜じぶん年金をつくろう〜

年金だけに頼らず自分で老後資金を用意することが常識になりつつあります。より豊かな老後を迎えるために、公的年金だけでは足りない老後の生活費を金融商品を活用して無理なく用意する老後資金、いわゆる「じぶん年金」づくりを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

投資信託の積立が一般的ですが、ここでは「米国国債(ストリップス債)」を活用したじぶん年金の作り方をご紹介します。

パターン1

老後の生活など将来のライフスタイルを見越して、20年後にまとまった資金が入ってくるように投資したいのだけど…

20年後に償還される米国国債(ストリップス債)に投資するのはいかがでしょう?
10年間毎年一定額を積み立てて購入すると、20年後の償還日には積立金+償還差益のまとまった資金が償還されます。

パターン2

老後の収入を確保したい。毎年年金+αの収入が入ってくるようにできないかな…

償還年の異なる米国国債(ストリップス債)に投資するのはいかがでしょう?
償還時には米ドルベースで額面100%償還されるため、毎年一定の収入(外貨ベース)を得られることとなります。

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