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オプション取引の具体例
オプションの種類は、コールの買いと売り、プットの買いと売りの4種類です。
こちらでは、オプション取引の基本となる4種類を取引した場合の具体例をご説明させていただきます。
コールの買い
(例)日経225コールオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円の場合
2012年12月13日(木)時点で日経225コールオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が40円の時に1枚新規買いを行った。
【新規買いの金額(支払金額)】
40円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=40,000円(新規買いの金額(支払金額))
※別途手数料が必要となります
満期日を迎える前に途中で売却した場合
2013年1月18日(金)時点で日経225コールオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が180円の時に1枚決済売りを行った。
【決済売りの金額(受取金額)】
180円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=180,000円(決済売りの金額(受取金額))
※別途手数料が必要となります
- ※シミュレーションとは反対に損失を被る場合もあります。
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
満期日を迎えた場合
2013年6月14日(金)の満期日まで保有し、最終決済した場合権利行使価格12,000円のコールオプションを40円の時に1枚新規買いしているため、損益分岐点は以下のようになります。
12,000円(権利行使価格)+40円(プレミアム)=12,040円(損益分岐点)
2013年6月14日(金)のSQ値※が12,040円以上であれば利益が出る計算になります。
したがって、満期日まで保有した場合の損益のイメージは以下のようになります。
【SQ値が14,000円だった場合】
14,000円(SQ値)> 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を上回っているため、コールオプションの買い手は権利を行使します。
(14,000円(SQ値)−12,000円(権利行使価格)−40円(プレミアム)) ×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=1,960,000円(利益)
【SQ値が10,000円だった場合】
10,000円(SQ値)< 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を下回っているため、コールオプションの買い手は権利を放棄します。
損失額は当初新規買いをした金額の40,000円となります。
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
コールの売り
(例)日経225コールオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円の場合
2013年1月4日(金)時点で日経225コールオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が160円の時に1枚新規売りを行った。
【新規売りの金額(受取金額)】
160円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=160,000円(新規売りの金額(受取金額))
※別途手数料が必要となります
満期日を迎える前に途中で売却した場合
2013年1月23日(水)時点で日経225コールオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が70円の時に1枚決済買いを行った。
【決済買いの金額(支払金額)】
70円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=70,000円(決済買いの金額(支払金額))
※別途手数料が必要となります
- ※シミュレーションとは反対に損失を被る場合もあります。
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
満期日を迎えた場合
2013年6月14日(金)の満期日まで保有し、最終決済した場合
権利行使価格12,000円のコールオプションを160円の時に1枚新規売りしているため、損益分岐点は以下のようになります。
12,000円(権利行使価格)+160円(プレミアム)=12,160円(損益分岐点)
2013年6月14日(金)のSQ値※が12,160円以下であれば利益が出る計算になります。
したがって、満期日まで保有した場合の損益のイメージは以下のようになります。
- ※オプションの売り手は、日経平均株価が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。
【SQ値が14,000円だった場合】
14,000円(SQ値)> 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を上回っているため、コールオプションの買い手は権利を行使します。コールオプションの売り手は買い手が権利を行使した場合、必ず応じる義務があります。
(12,000円(権利行使価格)+160円(プレミアム)−14,000円(SQ値)) ×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)= −1,840,000円(損失)
【SQ値が10,000円だった場合】
10,000円(SQ値)< 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を下回っているため、コールオプションの買い手は権利を放棄します。
したがって、当初受け取ったプレミアムがオプションの売り手の利益となります。
160円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=160,000円(当初受け取った金額)
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
プットの買い
(例)日経225プットオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円の場合
2013年3月21日(木)時点で日経225プットオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が305円の時に1枚新規買いを行った。
【新規買いの金額(支払金額)】
305円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=305,000円(新規買いの金額(支払金額))
※別途手数料が必要となります
満期日を迎える前に途中で売却した場合
2013年4月2日(火)時点で日経225プットオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が515円の時に1枚決済売りを行った。
【決済売りの金額(受取金額)】
515円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=515,000円(決済売りの金額(受取金額))
※別途手数料が必要となります
- ※シミュレーションとは反対に損失を被る場合もあります。
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
満期日を迎えた場合
2013年6月14日(金)の満期日まで保有し、最終決済した場合
権利行使価格12,000円のプットオプションを305円の時に1枚新規買いをしているため、損益分岐点は以下のようになります。
12,000円(権利行使価格)−305円(プレミアム)=11,695円(損益分岐点)
2013年6月14日(金)のSQ値※が11,695円以下であれば利益が出る計算になります。
したがって、満期日まで保有した場合の損益のイメージは以下のようになります。
【SQ値が14,000円だった場合】
14,000円(SQ値)> 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を上回っているため、プットオプションの買い手は、権利を放棄します。
損失額は当初新規買いをした金額の305,000円となります。
【SQ値が10,000円だった場合】
10,000円(SQ値)< 12,000円(権利行使価格)
権利行使価格12,000円で売れる権利を保有しているため、その差額分が利益となります。
(12,000円(権利行使価格)−10,000円(SQ値)−305円(プレミアム))×1,000倍(オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=1,695,000円(利益)
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
プットの売り
(例)日経225プットオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円の場合
2013年3月8日(金)時点で日経225プットオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が505円の時に1枚新規売りを行った。
【新規売りの金額(受取金額)】
505円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=505,000円(新規売りの金額(受取金額))
※別途手数料が必要となります
満期日を迎える前に途中で売却した場合
2013年4月8日(月)時点で日経225プットオプション 2013年6月限 権利行使価格 12,000円をオプション価格(プレミアム)が205円の時に1枚決済買いを行った。
【決済買いの金額(支払金額)】
205円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=205,000円(決済買いの金額(支払金額))
※別途手数料が必要となります
- ※シミュレーションとは反対に損失を被る場合もあります。
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
満期日を迎えた場合
2013年6月14日(金)の満期日まで保有し、最終決済した場合
権利行使価格12,000円のプットオプションが505円の時に1枚新規売りをしているため、損益分岐点は以下のようになります。
12,000円(権利行使価格)−505円(プレミアム)=11,495円(損益分岐点)
2013年6月14日(金)のSQ値※が11,495円以上であれば利益が出る計算になります。
したがって、満期日まで保有した場合の損益のイメージは以下のようになります。
- ※オプションの売り手は、日経平均株価が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。
【SQ値が14,000円だった場合】
14,000円(SQ値)> 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を上回っているため、プットオプションの買い手は、権利を放棄します。
したがって、当初受け取ったプレミアムがオプションの売り手の利益となります。
505円(プレミアム)×1,000倍(日経225オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=505,000円(当初受け取った金額)
【SQ値が10,000円だった場合】
10,000円(SQ値)< 12,000円(権利行使価格)
SQ値が権利行使価格を下回っているため、プットオプションの買い手は、権利を行使します。
プットオプションの売り手は買い手が権利を行使した場合、必ず応じる義務があります。
(10,000円(SQ値)−12,000円(権利行使価格)+505円(プレミアム))×1,000倍(オプションの取引単位)×1枚(取引枚数)=−1,495,000円(損失)
- ※利益に対しては申告分離課税で雑所得となります。
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- 日経平均VI先物取引は、一般的な先物取引のリスクに加え、以下のような日経平均VIの変動の特性上、日経平均VI先物取引の売方には特有のリスクが存在し、その損失は株価指数先物取引と比較して非常に大きくなる可能性があります。資産・経験が十分でないお客さまが日経平均VI先物取引を行う際には、売建てを避けてください。
- 日経平均VIは、相場の下落時に急上昇するという特徴があります。
- 日経平均VIは、急上昇した後に数値が一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴を持っています。
日経平均VIは、短期間で急激に数値が変動するため、リアルタイムで価格情報を入手できない環境での取引は推奨されません。 - 指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。買方が期日までに権利行使又は転売を行わない場合には、権利は消滅します。この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、指数オプション取引は、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失を被る危険性を有しています。
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