企業評価レポートの手引き アナリストリサーチ
企業評価レポートサンプル
ウエルスアドバイザー企業評価レポート | 作成日:2007年3月1日 |
住友金属鉱山(5713)東証1部 |
レーティング★★★★ [前回★★★★] |
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解説
レポートを出す企業の選び方・タイミング
アナリストレポートは、上場企業のなかから時価総額の多い企業、話題性のある企業、将来性の高い企業約500社を対象として3カ月に一度改定されます。新着レポートは『国内株式』の新着株式評価レポートで参照することができます。
レーティング
当該銘柄をフォローしているアナリストの株式に対する推奨度を★印で5段階に分類して表示しています。アナリストの平均的な評価=市場コンセンサスを表しています。
アナリストレーティング
アナリストの株式に関する推奨度を5段階に分類して表示し、それぞれの分類ごとにレーティングしているアナリストの数を前回と今回について表示しています。
『コンセンサス』欄は、評価を行ったアナリストの投資判断を平均し、市場コンセンサスとして表示しています。また、高い評価と低い評価を行ったアナリストの数も最高、最低として掲載しています。
『アナリスト連結業績予想』には、アナリストによる来期および来々期の連結決算の予想を載せています。
住友金属鉱山の例では、10人のアナリストによるコンセンサスは、★★★★の強気となっています。さらに詳しく見ると、『業績推移』に載っている会社の経常利益予想が1,560億円(2007年3月期)であるのに対し、アナリストの予想は、1,496億円から1,900億円の間に広がっています。この差については『投資ポイント』、『トピックス』、『リスクファクター』のコメントから、非鉄市況の動向、為替の動向、同社の探鉱活動等の要因について、アナリストの見方に差があるものと考えられます。
着眼点
アナリストによる2006年度の連結業績予想は、多くの企業において『業績推移』欄の会社予想のものと比較可能です。会社予想がアナリスト予想の最低に近ければ、多くのアナリストが業績について強気の見方をしています。逆に、アナリスト予想の最高に近ければ、多くのアナリストが懐疑的に見ていると言えます。