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2024-03-29 20:24:53

金は新型肺炎の感染拡大で堅調

2020/2/25
提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

金は株価急落で投資資金の動向も確認

2月17日の週のニューヨーク金市場は、新型コロナウイルスの感染拡大や米国債の利回り低下を受けて堅調となった。期近4月限は週明けに一代高値1,691.7ドルを付けた。韓国での集団感染に加え、イタリア、中東でも感染が確認され、世界的な流行になりつつある。世界保健機関(WHO)は「パンデミック(世界的な大流行)」と宣言するのは時期尚早との認識を示したが、ダウ平均株価が1,000ドル急落し、リスク回避の動きが広がった。米国債の利回りも低下し、CMEのフェドウオッチでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準が7月に0.25%利下げの1.25〜1.50%の確率が37.5%(前週31.8%)に高まった。中国国家衛生健康委員会は23日時点の感染者累計は7万7,150人、死者は2,592人と発表した。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は、3月5日から開催する予定だった全人代会議の延期を正式決定し、新型コロナウイルスの終息の兆しは見られない。一方、米国では米疾病対策センター(CDC)がインフルエンザの患者は2,600万人以上、死者は約1万4,000人と推定し、インフル症状だった人に新型コロナウイルス検査をすると14日に発表しており、米国内での感染が確認されるかどうかも焦点である。
ドル指数は20日に2017年4月以来の高値99.91を付けたのち、上げ一服となった。中国の景気減速懸念でユーロ圏の低成長に対する警戒感が出た。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、経済成長を支援する財政政策の拡大を巡って協議した。また10〜12月期の日本の国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比1.6%減、年率換算で6.3%減となるなか、リスク回避の動きが強まると、円が急落した。米新規失業保険申請件数が前週比4,000件増の21万件と小幅な伸びにとどまり、米国の労働市場の堅調が示されたこともドル高要因になった。ただ米株価が急落し、米国債の利回りが低下すると、ドル高が一服した。ドル安は金の支援要因だが、当面は株価急落が続くかどうかを確認したい。株価急落が続くと、株式市場での損失を補うため、金の換金売りが出やすくなる。
2月24日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は14日比9.95トン増の933.94トンとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念を受けて投資資金が流入した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、2月18日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは35万3,649枚となり、前週の30万7,974枚から拡大し、過去最高を更新した。今回は新規買いが5万1,814枚、新規売りが6,139枚出て、4万5,675枚買い越し幅を拡大した。

プラチナはパラジウムや金の急伸が支援も上げ一服

ニューヨーク・プラチナ期近4月限はパラジウムや金の急伸を受けて1月24日以来の高値1,021.0ドルを付けたのち、ドル高や株安を受けて上げ一服となった。パラジウムは供給ひっ迫感から史上最高値を更新したが、新型コロナウイルスの感染拡大による株安を受けて上げ一服となった。金は逃避買いが入って上値を試した。プラチナは株安が圧迫要因だが、米国債の利回り低下を受けてドル安に転じたことが下支え要因である。1月9日の安値952.5ドルが支持線であり、ここを維持できるかどうかを確認したい。
プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、2月20日のロンドンで18.44トン(14日18.40トン)、21日のニューヨークで23.56トン(同23.27トン)、24日の南アで30.81ン(同31.42トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、2月18日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは6万1,615枚となり、前週の6万1,840枚から縮小した。新規売りが新規買いを上回った。

ニューヨーク金は堅調も株価急落で換金売りを警戒

ニューヨーク金4月限は、新型コロナウイルスの感染拡大や米国債の利回り低下を受けて堅調となり、一代高値1,691.7ドルを付けた。韓国の新型コロナウイルスの集団感染に加え、イタリア、中東での感染も確認され、世界的に流行したことから株価が急落した。ドル安に振れ、金の支援要因だが、RSIが買われ過ぎの水準に入っており、換金売りが出ると、上値を抑える要因になるとみられる。金ETF(上場投信)の投資資金の動向を確認したい。

2月24日からの週の注目ポイント

24日 振替休日  
25日 独国内総生産(10-12月期確報) ☆☆☆
米住宅価格指数(12月)
米S&Pケース・シラー住宅価格指数(12月) ☆☆
米消費者信頼感指数(2月) ☆☆
26日 米新築住宅販売(1月) ☆☆☆
27日 米国内総生産(10-12月期改定値) ☆☆☆
米耐久財受注(1月) ☆☆
米中古住宅販売仮契約指数(1月) ☆☆
28日 失業率(1月) ☆☆
鉱工業生産指数(1月速報) ☆☆
小売業販売額(1月速報)
ユーロ圏消費者物価指数(2月速報) ☆☆☆
米個人所得・支出(1月) ☆☆☆
米シカゴ購買部協会景気指数(2月) ☆☆
米ミシガン大消費者信頼感指数(2月確報値) ☆☆

※重要度を3段階で表示

金(現物1oz.あたり)日足 6ヵ月

<参照>SBI証券>マーケットデータより

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