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金のポートフォリオをどう設定するか?
提供:SBIゴールド
皆さんはご自分の投資方法を確立されていらっしゃいますか?たとえば、「私は財閥系の企業の株式しか買わない」とか、「◯◯先生(評論家の先生など)の推奨銘柄を常にチェックしています」とか、あるいは「友人が株式で大成功したのでその人の推奨する情報源を参考にしています」などあると思います。投資についてはこれが正解というものがないために皆さん手さぐりで方法を確立したり、ポートフォリオを考えたりしているというのが実情ではないでしょうか。そのため、色々な投資方法に関する本がその時々に流行するのも当然かと思います。
今回は、様々な投資方法の中における金をめぐる投資、ポートフォリオについて少し触れてみたいと思います。
金に投資するということ
金は、信用リスクがなく、金利もつかないということは広く認識されている事実です。また、「有事の金」という側面を持っていることも周知の事実でしょう。地政学的リスクが地球上のどこかで発生するとリスク回避のために買われるという一面もあります。また株式が下落すると金が買われる、という側面もあります。株式、債券、預貯金、金、その他の資産の間で選択がなされて、投資家はその状況に応じて配分を見直してきたといえるでしょう。その中で、信用リスクのない金はしっかりとした位置を占めてきました。
資産三分法、資産四分法という言葉があるのはご存知でしょうか。その分け方は様々ですが、金は信用リスクのない、質実剛健な資産としての位置を築いているともいえます。現在のように動きの激しい金融業界の状況を見ると、株式、債券、預貯金、不動産、その他のポートフォリオと金購入を組み合わせ、さらには最先端の「ビットコイン」も含めて、その「組み合わせ」を考える必要があるということです。いわば自分なりの四分法、五分法、あるいは六分法を考えることができるということになります。
■ 資産三分法とは ■
一般的には、自分の持つ資産(財産)を異なる性質を持つ3つの資産に分けて投資(保有)せよというポートフォリオ理論を指します。四分法、五分法になると、分散投資の数が多くなります。
ポートフォリオ形成のイメージ図(例)
SBIゴールド作成
金にどれほどの割合で投資すべきか?
金にどれほどの割合で投資するべきか?この問題は、おそらく永遠のテーマなのかもしれません。
金には、5%から10%を投資すべきで、中央銀行による金の運用比率10%前後がひとつの目安であるなどいろいろな見方があります。前述の考え方に基づいて、こうした比率を参考にするのも一つの考え方です。(注1)
運用資産が潤沢にある人は、現物の買付をし、いざという時に備えるのも良いでしょうし、例えば老後資金を貯めるために、ドルコスト平均法(注2)に基づいて長期の積み立てを考えるという運用もあるでしょう。この点は、年齢や投資スタイルによってもポートフォリオのカスタマイズ要因はあると考えることもできると思います。
最後に一つ言えることは、こうしたポートフォリオを検討することで金融リテラシーを高めていき、ご自分に合ったポートフォリオを検討していくことが重要と考えられます。
(注1) ワールドゴールドカウンシル「日本の投資家にとっての金の最適保有比率」(2012年7月発行)の分析(おもに機関投資家を視野に入れたもの)によれば、2%から10%の組み入れという視点を示しています。
(注2) ドルコスト平均法に関しては、以下のものが参考になります。 星野泰平著『ドルコスト平均法は平均買付単価が下がる方法ではありません』一般社団法人ドルコスト平均法協会 【2016年10月発行】
その他のドルコスト平均法に関連する参考文献としては、朝倉智也著『ものぐさ投資術』(PHPビジネス新書)PHP研究所【2016年5月発行】
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