外国為替保証金取引(SBI FXα) > FXゼミナール > これができれば一人前!分析力を高めましょう! >
チャートの見方を覚えましょう!「テクニカル分析」
チャートの見方を覚えましょう!「テクニカル分析」
トップ | テクニカル分析 | ファンダメンタル分析 | 金融政策 |
テクニカル分析 一目均衡表
一目均衡表とは?
一目均衡表は、細田悟一(ペンネーム 一目山人(いちもくさんじん))氏が延べ2,000人のスタッフと約7年の歳月をかけて完成させた、時間論・波動論・値幅観測論・型譜・スパンなどからなる総合的な分析手法です。一目均衡表は、その名の通り、ひと目で相場の均衡状態を見分けるもので、均衡が崩れた時にその方向に値が動くという推論に基づくものであり、特に投資家からの人気が高いテクニカル分析です。また、海外のトレーダーの中でも"Ichimoku"の通称でよく知られています。


転換線・基準線が交差する

基本的な見方のひとつに転換線・基準線のクロスがあります。一目均衡表でいうところの「それまでの均衡が崩れる」状態を意味し、相場における転換を示すシグナルのひとつです。転換線が基準線を下から上抜けることを「好転」といい、転換線が基準線を上から下抜けることを「逆転」と呼びます。

一目均衡表の基準線は、相場の方向性を示すラインでもあり、現状の相場の流れを見る場合には、基準線が上向きなのか、下向きなのか、横ばいなのかを見極めることが重要となります。そして、基準線が(1)や(4)のようにサポートやレジスタンスとなることもあります。また、基準線の上昇・下降が続いている時ほど、日々線は安定して上昇・下降を継続しますが、基準線が(1)〜(4)のように横ばいの動きとなる場合には、日々線もやや不安定な動きとなることが多くなります。
日々線が雲を抜ける

基本的な見方の2つ目は、日々線が雲を抜ける場合です。日々線が雲を上抜ける場合には、相場の方向性が「好転」、下抜ける場合には「逆転」すると言い、相場の転換シグナルと判断されます。よく天気に例えて、“雲の上は晴れ”なので強気基調、“雲の下は雨”なので弱気基調と表現されます。

一目均衡表において、雲を重要視するトレーダーは多く、日々線の雲上抜けや下抜けは重要ですが、雲の上限や下限がサポートやレジスタンスとなる場合もあります。そのため、日々線が雲に接近する場合や、雲へ突入後、雲を抜けた後の動きには注意が必要です。
遅行スパンが日々線を抜ける

基本的な見方の3つ目は、遅行スパンが日々線を抜ける形です。当日の終値を26日過去に記すことから、チャート上では、現時点から後方で起きる現象です。基準線が上向き(下向き)に変わっていることを条件に加えると、より効果的となります。
三役好転・三役逆転

一目均衡表における重要な転換シグナルに「三役好転」、「三役逆転」があります。「転換線・基準線の交差」、「日々線が雲を抜ける」、「遅行スパンが価格を抜ける」、というすべての条件をクリアした場合がこれにあたり、特に信頼度の高いシグナルとして支持されています。また、3つの条件がすべてそろうことから、日本の国技に例えて「三役揃い踏み」と呼ぶこともあります。『三役揃い踏み』の場合には、大抵「日々線が雲を抜ける」という条件が最後になるケースが多くなります。
一目均衡表のシグナルに限らず、トレーダーの支持が高ければ高いほど、そのシグナルの信頼度は高まる傾向にあります。一目均衡表の場合、日々線が雲を抜けることは特に重要なシグナルであり、トレーダーの支持も高いため、雲を抜けた後に上昇や下降の動きが加速するケースも多くなります。
先行スパン1と先行スパン2のクロス

先行スパン1と先行スパン2のクロスは、相場の流れを見るためのポイントであり、それまでの流れが転換する、または加速するケースが多くなります。上のチャートでは、明確な転換・加速に結びついていますが、やや信頼性に欠ける面もあるため、“転換・加速の可能性が高まる”程度に認識しておいた方がよいでしょう。また、先行スパンの特徴(日足の場合、現時点から26日先まで記される)から、何営業日後に転換の可能性が高まるかを予測することも可能であり、ある程度準備ができます。
提供:SBIリクイディティ・マーケット社
SBI証券では、役立つ投資情報や高機能ツールをご提供しています。
ご注意事項
- 取引手数料は無料です。
- 外国為替保証金取引(SBI FX α)の1取引単位は1,000通貨〜1,000万通貨単位となります。
- 個人のお客さまの必要保証金は取引金額に下記のレバレッジコース毎の保証金率を乗じた金額になります。
「ローレバレッジ1倍コース:100%」
「ローレバレッジ3倍コース:33%」
「ローレバレッジ5倍コース:20%」
「スタンダードコース:10%」
「ハイレバレッジ25コース:4%(※)」
(必要保証金の額の約1倍〜25倍の取引が可能です。)
※高レバレッジ取引の可能な通貨ペアは原則として当社が指定する主要通貨ペアに限定されます。
- 法人のお客さまの必要保証金は金融先物取引業協会、及びNEX Data Servicesが算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率(保証金率)を取引金額に乗じて得た金額になります。
為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。※保証金率は毎週見直し、適用される保証金率は取引サイト等であらかじめお知らせいたします。
- 外国為替保証金取引(積立FX)は、1通貨単位から取引が可能です。
必要保証金は取引金額に保証金率33.334%〜100%を乗じた金額になります。(必要保証金の額の約1倍〜約3倍までの取引が可能です。) - 本取引は、取引額(約定代金)に対して少額の必要保証金をもとに取引を行うため、必要保証金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。
- 本取引は、通貨等の価格又は金融指標の数値の変動により損失が生ずるおそれがあり、かつその損失の額が預託した保証金の額を上回ることがあります。
- 本取引は元本及び利益が保証されるものではありません。
- スワップポイントは金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。
- 取引レートは2Way方式で買値と売値は同じでなく差があります。