≪最高値更新なるか≫検索ワード急上昇!今抑えておきたい投資テーマ“インド”
2022/11/10
SBI証券のファンド検索で、多くのお客さまによって頻繁に検索されていることを示す「ホットワード」で急上昇の“インド”。最近、雑誌やYouTubeチャンネルで、インドを投資テーマとして目にする機会も多く見受けられます。
インドは国連の「世界人口推計2022」によると、2023年に世界の人口首位になる見込みであるとされています。さらに、GDPでは2030年までに世界第3位になると予測され、人口ボーナスの期間は2040年まで続くとみられている他、英国では初めてインド系英国人の首相が誕生するなど、今まさにインドへの注目度が上昇しています。
そんなインドの魅力について、大和アセットマネジメント株式会社 調査部 シニア・ストラテジストの金氏にわかりやすくコンパクトにご説明いただきました。是非、合わせてご視聴ください。
インドSENSEX指数の推移
インドを代表する株価指数SENSEX指数の10月第4週(10/24〜28)終値は5万9,959.85となり、前週末(10/21)比で1.10%高、週足ベースで続伸しました。
週初、24日はインドの新年を祝うヒンドゥー教のお祭り「ディワリ」で祝日のため、休場。取引が再開された25日は前週10月第3週(10/17〜21)での上昇による高値警戒感から売りが波及し、反落となりました。
週後半については、スズキ(7269)の子会社であり、インド自動車大手のマルチ・スズキが28日に発表した2022年7〜9月期の純利益が前年同期比でおよそ4.3倍となったことを好感し、株価を押し上げました。
そこで今回は、2021年10月18日につけた6 万2,245.43の最高値に迫る勢いのインドに関連するファンドを5本ピックアップしました!
インド熱にも負けない運用会社各社から届いた最新のメッセージと合わせてチェックしてみてください。
インドSENSEXと日経平均株価の推移(週足)
※SBI証券作成。2022年11月1日(火)11:00時点
※期間:2019年11月〜2022年10月
※2019年11月4日を100として指数化
≪ピックアップ≫インド関連ファンド
大和アセットマネジメント
株式会社アドバイザリー運用部
シニアファンドマネージャー
布村 幸夫氏
インドへの投資のポイントは「インフラ投資」、「消費」に代表される「内需の成長」の恩恵を得られる銘柄に投資することだと考えます。
いずれ中国を抜いてインドが世界一の人口となることが見込まれますが、1人当たりGDPは2,000米ドル程度(中国は10,000米ドル超)、都市化率(都市部の人口比率)は3割程度とまだまだ低く、成長の余地は大きいと言えます。インド政府は経済成長のボトルネックとなっているインフラ不足の解消を喫緊の課題として捉えており、関連予算を大幅に増やすなど、経済成長の大きなカギとなるインフラ投資を強力に進めています。また、雇用が生まれ可処分所得に余裕ができると個人消費が拡大し、ライフスタイルが変化することで生まれる消費への需要は巨大なものになると考えられます。
当ファンドでは、インドトップクラスの調査体制を有し、インドの政治・経済、銘柄調査に定評のあるインドの大手運用会社SBI Funds Management Limitedの助言を受けて、「内需の成長」の恩恵を受けるインド企業に投資します。
今後ダイナミックな経済成長が期待できるインドは、投資家にとって有望な投資先のひとつと考えています。
※大和アセットマネジメント作成資料より引用。
イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッド
ポートフォリオ・マネジャー
アナンド・グプタ氏
イーストスプリング・インド消費関連ファンドは日本国内で販売されているインド株式ファンドの中で唯一「消費」に特化したファンドで、14年以上の運用実績があります。設定来のリターンは+410.5%(約5.1倍、税引き前分配金再投資、2022年10月27日時点)と非常に大きなリターンを実現してきました。
2022年初来のインド株式市場は相対的に堅調に推移しており、日用消費財や自動車、銀行といった内需関連業種が市場をけん引しています。
インドは名目GDPの約6割を占める消費を中心に内需で高成長を実現している国ですので、まさにインド経済をけん引する「消費」という、ど真ん中の投資テーマにフォーカスし、その恩恵を受ける消費関連銘柄に投資しているのが、当ファンドです。
※イーストスプリング・インベストメンツ提供のデジタルサービスイメージ。
インドは2019年に人口ボーナス期に突入し、中間所得者層も増加傾向、それに伴う消費拡大も引き続き期待できます。約14億人の人口を有するインドの消費市場の成長ポテンシャルは世界中から注目されており、近年ではネットユーザーが約8億人へ拡大し、様々なデジタルサービスが急速に広がりつつあります。当ファンドでは、こうした新たなデジタルサービスを提供する新興企業などのIPO銘柄にも投資を行っています。
東京海上アセットマネジメント株式会社
Tokio Marine Asset Management
International Pte. Ltd.
Chief Investment Officer
秋澤 宏典氏
◆ファンドのご紹介
当ファンドは、企業の実質的所有者が経営にも携わる企業を対象に投資します。オーナー経営者のリーダーシップが発揮されると見込まれ、成長性・収益性に比較して割安と判断される銘柄を選別しています。
インド株式市場は、良好な人口動態や内需中心で外部環境の影響を受けにくい点やモディ首相の経済政策の進展等から、有望な投資先として注目を集めていました。“オーナーズ投資”という戦略を通じ、より厳選された銘柄群で構成されたポートフォリオをお届け出来ると考えています。
※上記はオーナー企業取材レポートの一例です。
※記載内容は全て取材時点/掲載時点のものです。
◆オーナーズ投資の魅力と当社の視点
オーナー経営企業の特色として、長期経営による一貫した戦略、迅速な意思決定が挙げられます。また、外部環境の変化にも柔軟に対応出来る企業が多いとされ、経営者自身が株主でもあるため、株主利益を重視した経営になりやすいと言えます。
企業調査を行う際、重要なチェックポイントの1つに経営戦略やガバナンス状況の確認が挙げられます。当社では、経営陣への定期的な取材や対話を通じて、こうしたチェックポイントを確認していきます。
当社では、受益者/投資家の皆さまへの情報提供を兼ねて、有望な投資対象であるインドのオーナー企業を「オーナー企業取材レポート」として、定期的にご紹介しています。
当レポートは、当社ホームページの「東京海上・インド・オーナーズ株式オープン」のファンドレポートにて掲載していますのでぜひ、チェックしてみてください。
東京海上・インド・オーナーズ株式オープン ファンドレポートはこちら
※外部サイトに遷移します。
SBIアセットマネジメント株式会社
SBIアセットマネジメント株式会社
代表取締役社長
梅本 賢一氏
「SBIインド&ベトナム株ファンド」は、減速傾向にある世界経済の中でも成長が期待されるアジアにおいても特に注目度が高い「インド」と「ベトナム」に集中投資するファンドです。
■2023年成長率予測(単位:%)
※IMF世界経済見通し(2022年10月)
※Bloombergデータを元にSBIアセットマネジメントが作成。
注目したい点は大きく3つ。
1点目は、国の経済活動状況を示すGDPです。国連統計によれば、2020年の一人当たりのGDPはインドが1,931米ドル、ベトナムが2,786米ドルで、過去の日本にあてはめると1970〜1972年の水準で、今後消費拡大が見込まれ一段と高い成長が期待できます。
2点目は、2022年9月アップルがiPhone14の生産をインドで始めたと報じられたように、コロナによるロックダウンの影響や地政学リスクの高まりから製造業拠点が中国からシフトしてくる可能性が高いことです。
3点目は、産業構造の違いにより分散効果が期待できる点です。インドではITや資本財、ベトナムでは金融や消費財に強い企業が多く分散効果を生んでいます。
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
投信営業部 オンラインマーケティング室
マネージャー 樋口 嘉一氏
ポイント①相対的に堅調なインド中型株式
2020年から2021年のインド中型株式のパフォーマンスをみると、2020年2月下旬のコロナショックにおいては大幅に下落したものの、その後はワクチンの普及や経済活動の再開などを背景に堅調に推移しました。
2022年はインフレ高進による利上げなどにより投資家心理が悪化し、世界的に株式市場は値動きが大きい展開となりました。その後は堅調な企業業績や円安などを背景に上昇し、インド中型株式は、米国株式、中国株式を上回るパフォーマンスとなっています。
※期間:2019年12月末〜2022年9月末、日次
※インド中型株式はニフティ中型株100、インド大型株式はニフティ50、米国株式はS&P500指数、中国株式は上海総合指数(いずれも配当込み、円ベース)。騰落率は実際の投資家利回りとは異なります。
※出所:Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメントが作成。
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
ポイント②インド中型株式の高いEPS(一株当たり利益)成長率
上述のインド中型株式の堅調なパフォーマンスの要因の一つが、インド中型株式の高いEPS成長率です。
インド中型株式の予想EPS成長率※は2022年度から2024年度にかけて年率30%を超える見通しであり、大型株式の同期間の年率約13%を大きく上回ると予想されています。
※予想EPSは2022年9月末時点のBloomberg予想。
ポイント③モディノミクスの恩恵を受けるインド中型株式
中型株式の業種別構成比率が大型株式より大きい製造業、素材、消費関連のセクターは、「Make in India」やインフラ拡充・農業支援、国内の景気浮揚を掲げるモディ政権の経済改革(モディノミクス)の進展により恩恵を受けると
考えられます。
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
※トータルリターンは2022年9月末時点を記載しています。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客さまが実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。