2020年の注目キーワードは?関連ファンドとともにピックアップ!
2020/2/14
世の中のトレンドとお金の動きが密接に関係している以上、投資をするうえで、世の中で注目を集めている物事について知ることは重要なことです。
そこで、博報堂生活総合研究所が2019年10月に発表した「生活者が選ぶ “2020年 ヒット予想”」をもとにした注目キーワードとともに、関連するファンドをピックアップしました。2020年話題となりそうなテーマをヒントに、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
キーワード① 世界的スポーツイベント
- 東京2020オリンピック・パラリンピック(1位)
- 外国人向けサービス(14位)
2020年は1964年以来、56年ぶりに日本が4年に1度の世界的スポーツイベントの開催地となり、関連企業に注目が集まるタイミングと言えるのではないでしょうか。
直接的な関連企業の他にも各種インフラや宿泊施設の整備が進んでいるほか、近年国際的イベントがサイバー攻撃の標的となるケースが増加していることを受け、そうした事態に対する対策も重点的に行われています。
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ニッセイ−ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンドメダリストBコース為替ヘッジなし
ここがポイント!
スポーツと投資のイメージが結びつかない、という方も多いかもしれませんが、スポーツは先進国から新興国まで世界中で楽しまれています。競技としてだけではなく、趣味や健康目的など、私たちの生活にも身近であり、巨大な市場を持った「稼げるビジネス」とも考えられるのではないでしょうか。
スポーツビジネス関連企業 代表銘柄群のEPS(1株当り純利益)の推移
- ※出所)ブルームバーグ等のデータをもとにニッセイアセットマネジメント作成
- ※世界株式:MSCI ACワールド・インデックス、代表銘柄群:2019年11月末時点における投資候補銘柄群の時価総額上位10銘柄のEPS伸び率を単純平均(対象銘柄:テンセント・ホールディングス、ウォルト・ディズニー、ザ・コカ・コーラカンパニー、コムキャスト、ペプシコ、ナイキ、エシロールルックスオティカ、ファーストリテイリング、アディダス、アクティビジョン・ブリザード)、2012年を100として指数化、2019年以降はブルームバーグが集計したアナリスト予想平均値(2020年1月現在)上記は特定の銘柄を推奨するものではなく、また、当該銘柄を組入れることを保証するものではありません。
三菱UFJ国際−サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)
ここがポイント!
世界中から大きな注目を集める国際的な競技大会は、サイバー攻撃の対象となり易く、過去にも数多くの事例が報告されています。
IoTの進展によるネットワーク機器の増加などにより、こうした攻撃の脅威は年々増していくと考えられ、官民問わず対策の必要性が高まることから、関連企業の業績向上にも期待されています。
五輪に関連するサイバー攻撃例
- ※(出所)JCICの資料を基に三菱UFJ国際投信作成
- ※上記は国際的な競技大会へのサイバー攻撃例であり、すべてを網羅するものではありません。
キーワード② 5G
- 5G(7位)
- IoT(Internet of Things)(23位)
現代社会において、スマートフォンをはじめ移動通信技術を活用したデバイスは身近な存在を超えて、欠かすことのできない存在になりつつあります。
そして、現在実用化が進んでいる次世代の移動通信技術である“5G”は、通信速度など複数の面からこれまでの技術とは一線を画し、自動運転やIoT(Internet of Things)などこれからの社会を大きく変える可能性を秘めた数々の技術の基礎となるものです。
日本でも2020年に商用利用の開始が予定されていますが、スマートフォン等での利用に限らず、周辺技術の実用化と共にその存在感は一層高まっていくのではないでしょうか。
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三井住友TAM−次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)
ここがポイント!
大きな注目を集めている5Gですが、実はその普及の道のりは始まったばかりです。通信は私たちの生活に根差した重要な技術であり、そのニーズは着実に増していくと考えられ、関連分野の成長に期待できるのではないでしょうか。
米国における5Gの普及率予測
- ※(出所)GSMA Intelligence(携帯通信事業者の業界団体の調査・コンサルティング部門)のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
大和−ダイワ・グローバルIoT関連株ファンド−AI新時代−(為替ヘッジなし)
ここがポイント!
3つあるとされる5Gの大きな特徴のひとつが「多数同時接続」です。5Gでは1つの通信スポットに対する接続機器数が現行の4Gに対して数十倍に増加すると言われています。
あらゆるものがインターネットにつながるIoTにおいては、膨大な数の端末やセンサーがインターネットに接続されることとなり、その実現のために5Gは必要不可欠と言えます。
世界のIoTデバイス数の推移及び予測値
- ※(出所)総務省「情報通信白書(平成30年版)」をもとにSBI証券作成
- ※2018年以降は予測値
三井住友DS−グローバル自動運転関連株式ファンド(為替ヘッジなし)
ここがポイント!
より完全な自動運転の実現にも5Gは必要不可欠です。より詳細なマップデータを逐次取得するための超高速の通信速度や、小さなタイムラグで周囲の情報を取得するための超低遅延性、他の車両や周囲のセンサーと繋がり情報を共有するための多数同時接続能力と、5Gが持つ特性が自動運転の発達と普及のカギを握ると言われています。
自動走行システムに必要な技術
- ※(出所)内閣府「交通安全白書(平成29年版)」
キーワード③ IPO
- フリマアプリ(17位)
- クラウドファンディング(28位)
2020年ヒット予想ランキングに選ばれたキーワードのなかには、関連企業がここ数年でIPO(新規株式公開)したものも複数ありました。
世の中の変化と共に、求められる商品やサービスは変化し、それに伴って新しい企業も登場します。そうした企業のなかには、最初は小さくても将来的に大きく成長する可能性を秘めた企業も存在しているのではないでしょうか。
ここがポイント!
一時期、国内ではIPO人気の過熱とともに公募価格を大きく上回る初値をつける新規上場企業が数多く存在していた一方で、上場直後がピークとなり冴えない業績とともに株価が低迷するケースも散見されることが問題視されました。
このように、新規上場企業の成長性は投資対象として大きな魅力を秘めている反面、本当に成長に期待ができる企業を厳選することは、新しいビジネスモデルをもった企業も多いことや個人投資家が得ることのできる情報が少ない傾向にあることから、難しいと言えるのではないでしょうか。
だからこそ、上場間もないステージの企業に対して地道な調査を行い、プロの目線で厳選するファンドには投資信託の仕組みならではの価値があると考えられるのではないでしょうか。
上場後間もない企業に投資!注目ファンドはこちら!
こんなキーワードもランクイン!
- 資産形成、資産運用(26位)
- ポイ活(28位)
26位には「資産形成、資産運用」がランクインしました。高齢化によって人生が長期化するなか、将来のお金のことについて考える方が増えているのではないでしょうか。
また28位には「ポイ活」がランクインし、ポイントを貯める、お得に活用することへの関心が高まっているようです。
ご注意事項
- 「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。