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2024-04-25 18:59:28

投資信託 > まだ止まらない?分配金引き下げ!その背景と対処法

まだ止まらない?分配金引き下げ!その背景と対処法

まだ止まらない?分配金引き下げ!その背景と対処法

1依然つづく人気ファンドの分配金減額の動き!

毎月分配型投信で分配金が減額されるケースが続いています。
下の表は、11月末時点の運用資産が500億円以上の、9月以降に分配金が減額されたファンドのリストですが、運用資産1000億円を超えるような人気ファンドも依然として減配が相次いでいます。

※対象投信は、当社取り扱いファンド以外も含んでいます

決算日
(減配実施月)

ファンド名

減配後
分配金(円)

前月比
(円)

11月末純資産
(億円)

2012/12/17

フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)

80

-20

6,511

2012/12/10

アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(ブラジルレアル)

120

-20

740

2012/11/26

HSBCブラジル債券オープン(毎月決算型)

50

-30

1,204

2012/11/26

野村米国ハイ・イールド債券投信(ブラジルレアル)毎月分配型

150

-50

3,413

2012/11/26

野村米国ハイ・イールド債券投信(豪ドル)毎月分配型

200

-50

3,889

2012/11/19

楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型

140

-20

599

2012/11/12

イーストスプリング米国高利回り社債オープン

20

-5

631

2012/11/12

ダイワ外国債券ファンド(毎月分配型)

50

-20

992

2012/11/12

世界のサイフ

40

-10

1,105

2012/11/12

米国ハイイールド債券ファンド ブラジルレアル

100

-40

1,186

2012/11/12

世界銀行債券ファンド(毎月分配型)

40

-20

1,252

2012/11/6

ノムラ日米REITファンド(毎月分配型)

20

-10

657

2012/11/5

ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月分配型)

25

-10

3,282

2012/10/24

DWS欧州ハイ・イールド債券ファンド(ブラジルレアル)(毎月分配型)

160

-40

958

2012/10/23

エマージング・カレンシー・債券ファンド(毎月分配型)

60

-20

690

2012/10/22

パインブリッジ新成長国債券プラス

25

-10

684

2012/10/22

野村日本ブランド株投資(豪ドルコース)毎月分配型

80

-20

745

2012/10/22

野村日本ブランド株投資(ブラジルレアルコース)毎月分配型

100

-20

998

2012/10/15

野村グローバル・ハイ・イールド債券投信(資源国通貨)毎月分配型

100

-40

5,336

2012/10/15

ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型)

50

-20

8,145

2012/10/5

三井住友・豪ドル債ファンド

75

-25

2,088

2012/9/25

UBS世界公共インフラ債券投信 ブラジルレアル(毎月分配型)

90

-35

893

2012/9/20

野村グローバルCB投信(資源国通貨)毎月分配型

100

-20

700

2012/9/18

野村世界不動産投信(毎月分配型)

20

-15

500

2012/9/18

フランクリン・米国政府証券ファンド

11

-1

551

2012/9/18

ダイワ成長国セレクト債券ファンド(毎月決算型)

70

-20

708

2012/9/18

野村新米国ハイ・イールド債券投信(ブラジルレアル)毎月分配型

130

-20

1,424

2012/9/18

三井住友・グローバル・リート・オープン

50

-30

1,511

2012/9/12

SMBC・日興ニューワールド債券ファンド(ブラジルレアル)

120

-30

2,916

2012/9/7

短期豪ドル債オープン(毎月分配型)

70

-30

10,043

2012/9/5

DIAM新興国ソブリンオープン<ブラジルレアル>

130

-30

1,373

(出所)SBIファンドバンク作成

2なぜ減配が増えているのか?

分配金の減額が増えている背景として、リーマンショック以降、収益環境が芳しくない中でも、多くのファンドが実力以上の分配金を支払い続けてきたという面があります。
その上、世界的な金利低下・低金利の継続により、得られる利子配当収入の回復も見込みにくいため、分配金水準を実力に近づけようとする動きが起きているものと思われます。

ここでいう実力以上の分配金支払いとは、毎期の運用収益を上回って分配金を支払っていることを言います。

投資信託の運用収益には、大きく分けて「売買益」と「利子配当等収入」とがあります。売買益は売買損の場合もあるので、常に分配金の原資になるとは限りません。安定的な分配金の原資として見込めるのは、利子配当等収入(債券の利子や株式の配当など)の方です。

分配金のうち投資収益でまかなえない部分は、過去の収益等の蓄積(分配準備金、収益調整金)から支払うことがルール上可能ですが、ここから分配金を払うと、その分基準価額の下落要因となります。また、「過去の蓄積」が十分大きくても、基準価額が大きく下落しているファンドでは、基準価額回復を図るため分配金の引き下げに踏み切るケースも出てきているようです。

分配金に占める利子配当収入の割合(平均値)

分配金に占める利子配当収入の割合(平均値)

(注)分配金は2012年11月現在。
利子配当等収入は直近の有価証券報告書、運用報告書のデータから計算。平均値は単純平均。

(出所)SBIファンドバンク作成

3分配金・利子配当等収入・基準価額の関係を知ることが重要!

分配金に占める利子配当収入の割合に注目することが大切な理由は、利子配当収入以上の分配金が支払われる場合、保有有価証券等の値上がり益がなければ、その分基準価格が低下することになるからです。
値上がり益がない場合、利子配当収入以外にどこから分配金を出すのかといえば、運用資産からの払戻しを行うことになります。図を使って説明しましょう。

投資信託から分配金が支払われるパターンには、大きく分けて以下の2つの図の場合があります。
どちらも、ある1ヶ月間の期初から期末までと考えてください(毎月分配型投信の場合)。
市況の変動はないものとします。

(図1)は、その期間に計上された利子配当等収入がほぼそのまま分配金として支払われているケースです。
期中に利子収入が入るとその分だけ基準価格が上昇しますが、分配金を払い出せば基準価格は元に戻ります。

(出所)SBIファンドバンク

(図2)は、期中に入ってくる利子配当収入以上の分配金が支払われているケースです。
入ってきた利子配当等収入以上に元本からも分配金を支払っているため、その差額分(分配金-利子配当収入)だけ基準価格が期初よりも下落することになります。

(出所)SBIファンドバンク

4「分配する実力の高いファンド」を見分けるための「健全率」と「余裕月数」

現実に支払われている分配金が実力相応なものかどうかの目安は、

(1) 分配金に占める安定収益部分(利子配当等収入)の割合

(2) 分配金のうち利子配当等収入を超える部分を「過去の蓄積」の取り崩しで何か月支払い続けられるか

の2つの指標で測ることが可能と考えられます。
これらの指標は、運用報告書や有価証券報告書を丹念に分析すれば、多くのファンドで算出が可能です。

投信情報サイトを運営するSBIファンドバンクでは、(1)の分配金に占める利子配当収入の割合を「分配金の健全率」(2)の分配金のうち利子配当等収入を超える部分を、準備金等の「過去の蓄積」の取り崩しによって何ヶ月間支払い続けられるかを「分配金の余裕月数」と名付けて公開しています。
毎月分配型投信に関するこのようなデータに基いた情報提供はSBI証券ならではの強みです。

5どのような分配型投信を選ぶべきか?

なるべく減配リスクの小さい「実力派」の分配型投信をえらぶには、

  • 健全率が高い
  • 余裕月数が長い

投資信託の中から探すことがまず重要と考えられます。

もちろん、分配金の水準も重要ですが、上記の計算式からも想像できるように、分配金が多いほど、健全率や余裕月数は低く(短く)なる傾向があります。投資対象や通貨のリスクも考慮しながら、健全率・余裕月数・分配金水準の3つについてできるだけ満足できるファンドを探しましょう。

ご参考までに、当社取扱い債券型投信のジャンル別の平均分配金利回りと健全率を以下のグラフに示しました。

債券に投資する分配型投信のジャンル別健全率と分配金利回り

債券に投資する分配型投信のジャンル別健全率と分配金利回り

(注)ジャンル別の平均値は単純平均。
分配金利回りは、11月末から遡る過去1年の分配金合計を1年間の月末時点の基準価格の平均値で割った利回り。1年間の分配実績のないものは除いている。
分配金利回りや分配金に占める利子配当収入の比率は過去のものであり、将来を保証するものではありません。

(出所)SBIファンドバンク作成

健全率と余裕月数を考慮した「実力派」毎月分配型投信参考リスト

上記のグラフをご覧いただくと、通貨選択型の投資信託が、リスクは高いですが、健全率と分配金の水準が比較的高い傾向にあることがわかります。そこで通貨選択型を中心に、健全率余裕月数分配金水準の3点からみて、分配の実力が比較的高いと思われる債券型の投資信託をリストにしてみました。

健全率が高く余裕月数が長くても減配のリスクがないとはいえませんが、こうした「実力派」ファンドのほうが、減配があったとしても幅が小さい可能性が高い、あるいは減配が繰り返されるリスクが小さいと考えられます。

分類

通貨
コース

ファンド名

運用
会社

直近分配金
(11月)
(円)

過去1累計分配金(円)

基準価額
(11月末)
(円)

健全率(%)

余裕月数(ヶ月)

債券型

通貨選択型

ブラジルレアル

三井住友トラスト

150

1,800

6,787

115

健全率
100%以上

三井住友

150

1,800

6,929

118

健全率
100%以上

豪ドル

三井住友トラスト

130

1,560

9,716

92

199

トルコリラ

ドイチェ

100

1,200

7,442

133

健全率
100%以上

南ア・ランド

ドイチェ

100

1,200

7,691

123

健全率
100%以上

新光

55

660

9,155

167

健全率
100%以上

インドネシアルピア

国際

80

1,120

8,765

96

110

インドルピー

新光

70

840

8,012

158

健全率
100%以上

ルーブル

新光

60

720

8,252

135

健全率
100%以上

米ドル

三井住友トラスト

60

720

9,723

115

健全率
100%以上

大和住銀

60

720

10,094

95

255

新興国債券型

-

日興

50

620

8,995

101.0

健全率
100%以上

(注)健全率は直近分配金で計算。
健全率が100%以上の場合、理論上「過去の蓄積」の取崩しがないため、余裕月数の計算は不要となります。

(出所)SBIファンドバンク作成

当社取扱いファンドの中で健全率50%以上、余裕月数40ヶ月以上の分配型投信の一覧を掲載しています。

ご注意事項

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