ブロガーのみなさんもお気づきのように、VTにはうれしい驚きがあります。「えっ？ 1本で全部持てるの」というような。世界のライトナウがポートフォリオに入るというのは、新しい発見です。もっと多くの人にも気づいていただきたいですね。

 当社の海外ETF検索ツール「Eサーチ」がお役に立てると思います。金融機関がつくる検索ツールはどうも面白くない、もっと感覚的に自分に合った投資対象を見つけられるように、との思いで、旅行会社など他業種のサイトを参考に開発しました。投資地域や投資対象などを選ぶだけで、サクサクとETFを検索できます。また、3つの質問に答えるだけで、ぴったりのETFを探せるコンテンツもビギナーに人気です。

 確かにEサーチは使いやすくて、私自身もお客様のご相談にのって最適なETFを探すときなどに活用しています。そうしたツールを使っていると、買いたくなりますよね。それから、ETFと投信には、「円建てで買えるか」「積立で買えるか」の2つの大きなカベがあります。これがクリアされると、VTはもっと伸びると思います。

 当社では、お客様の為替手数料負担をできるだけ抑えるため、外貨をプール出来る仕組みを作ったり、外国株を日本株を買うように売買できるよう、円貨決済という仕組みも取り入れています。外国株投資において、株価だけでなく為替も気にしなくてはいけないわけですが、そのストレスを少しでも減らせるように日々工夫をしています。

 海外ETFへのアクセスが便利で、いいシステムですね。私は、全世界の上場株式の98％以上をカバーするVTを運用資産のベースとして、さらに自分なりのお考えをお持ちの方は、それに応じて、地域や小型株や債券を対象にしたバンガードのETFをトッピングするという方法をお勧めしています。

 ネットユーザーの年齢層は飛躍的に拡大していますし、個人投資家ブログへの注目度も高まっています。預貯金に偏った資産運用は、実はリスクが高いこと、幅広い分散投資をベースにしたバランスのいいポートフォリオこそ、資産を守るために必要なことが、ネットを通じて、もっと一般的な知識として広がるんじゃないかと思います。

 当社の外国株式の売買高をみると、もちろん米国株が第1位ですが、次に来るのは香港株と米国籍ETFになっています。海外ETFがここ1〜2年で急速にプレゼンスを増しているわけで、VTはじめインデックス投資への風は確実に吹いていると感じますね。

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。