ETF運用会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズについて
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(以下、SSGA)(※1)は、過去40年にわたり、各国政府や機関投資家、金融プロフェッショナルの皆様に資産運用サービスをご提供しています。厳密なリサーチや分析、厳しいマーケット環境における経験を礎としたリスク考慮型アプローチをもとに、アクティブからインデックス戦略まで幅広く、コスト効率に優れたソリューションを提案いたします。そしてスチュワード(受託者)として、社会、環境への配慮が長期的な成果をもたらすということを、お客様に理解を深めていただくよう努めています。インデックス運用とETF、ESG投資の先駆者として、投資における新しい世界を常に切り拓き、約3.05兆ドル(※2)を運用する世界第3位の資産運用会社へと成長しました。
※1 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、ステート・ストリート・コーポレーションの資産運用部門です。
※2 2020年6月30日現在。運用資産額には、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・ディストリビューターズ・エルエルシー(以下「SSGA FD」)がマーケティング・エージェントを務める運用資産残高の695.2億ドルが含まれています。SSGA FDはステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの関連会社です。
SPDR(スパイダー)とその特徴
SPDR®はSSGAが提供するETFのブランドです。米国における第一号のETFである「SPDR® S&P500R ETF(SPY)」を設定したETFのパイオニアとして知られています。SPYは2018年1月29日に米国上場25周年を迎え、純資産総額、流動性ともに世界最大(※3)のETFに成長しています。
※3 Bloomberg Finance L.P., 2020年6月末現在。
SPDR ETFは、純資産総額では世界シェア3位ですが、流動性においては1位であることはご存じでしたでしょうか?ETFの保有コストに関しては「総経費率」のみに着目する方が多いかと思いますが、実は「流動性」も重要なポイントです。右のグラフは2020年1月から5月末までの米国上場ETFの出来高を運用会社別に集計したものですが、SPDRは全出来高の約4割を占めており、流動性に関して言えば、残高シェア上位2社の合計よりも高い点がSPDRの特徴と言えます。
米国ETFの出来高シェア(2020年1月〜5月)
出所:SSGA、ブルームバーグ。2020年5月末時点
また、流動性は出来高の多寡だけでなく、「ビッド・アスク・スプレッド」でも測ることができます。「ビッド・アスク・スプレッド」とは、ある時点における買い気配値と売り気配値の差のことをいい、この差が小さいほど流動性が高いと考えることができます。
次の表は、SPDR ETFの平均的なビッド・アスク・スプレッドを業界全体のデータと比較したものになります。2020年3月にも見られたように、ビッド・アスク・スプレッドは市場の急落局面などにおいては拡大する(=流動性が低下する)傾向がありますが、SPDR ETFは相対的にタイトなスプレッドで投資家に売買機会を提供できていたことを示しています。
残高が多く、人気が高いETFはスプレッドが小さい傾向にあるものの、経費率のみでコストの大きさを判断するのは正しくないことがお分かりいただけるかと思います。特に、短期間で売買を繰り返す投資スタイルの場合、経費率以上にスプレッドによるコストを負担することになりますので、銘柄選びの際には、是非流動性にも注目してください。
ステート・ストリートの低コストETF
特定のETFを数年単位の長期で保有し続ける場合は、「流動性」よりも「経費率」の方がコストとしての比重が高くなると考えられます。そのような長期投資家に対し、ポートフォリオの中核として利用していただくことを目的として、経費率を低く抑えたETFが「SPDRポートフォリオ・シリーズ」です。
「SPDRポートフォリオ・シリーズ」では、2020年6月時点で16本のETFを国内で届出しています。特に「SPDRポートフォリオ S&P500 ETF(SPLG)」は2020年1月にベンチマーク変更を実施したことで、経費率(年率0.03%)においても競争力のあるS&P500指数連動型の商品となっています。
ティッカー |
ファンド名 |
ベンチマーク |
総経費率 |
---|---|---|---|
SPLG | SPDRポートフォリオ S&P500 ETF | S&P 500指数 | 0.02% |
SPMD | SPDRポートフォリオ S&P400中型株式 ETF | S&P中型株400指数 | 0.03% |
SPSM | SPDRポートフォリオ S&P600 小型株式ETF | S&P小型株600指数 | 0.03% |
SPTM | SPDRポートフォリオ S&P1500コンポジット・ストック・マーケットETF | S&Pコンポジット1500 指数 | 0.03% |
SPYG | SPDRポートフォリオS&P500グロース株式ETF | S&P 500グロース指数 | 0.04% |
SPYV | SPDRポートフォリオS&P500バリュー株式ETF | S&P 500バリュー指数 | 0.04% |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF | S&P 500高配当指数 | 0.07% |
SPDW | SPDRポートフォリオ先進国株式(除く米国)ETF | S&P先進国(除く米国)BMI指数 | 0.03% |
SPEM | SPDRポートフォリオ新興国株式ETF | S&PエマージングBMI指数 | 0.07% |
SPAB | SPDRポートフォリオ米国総合債券ETF | BB※ 米国アグリゲート指数 | 0.04% |
SPSB | SPDRポートフォリオ米国短期社債ETF | BB 米国社債1-3年指数 | 0.07% |
SPIB | SPDRポートフォリオ米国中期社債ETF | BB 米国社債中期指数 | 0.07% |
SPLB | SPDRポートフォリオ米国長期社債ETF | BB 米国社債長期指数 | 0.07% |
SPTS | SPDRポートフォリオ米国短期国債ETF | BB 米国国債1-3年指数 | 0.03% |
SPTI | SPDRポートフォリオ米国中期国債ETF | BB 米国国債3-10年指数 | 0.03% |
SPTL | SPDRポートフォリオ米国長期国債ETF | BB 米国国債長期指数 | 0.03% |
金ETFにも低コスト版をラインナップに追加
金現物を裏付けとする世界最大※のETF(GLD)を運用するステート・ストリート。2019年10月より、小口でのアクセスと低コストを両立した「SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)」を国内投資家向けの商品ラインナップに追加しています。流動性に優れるGLDは頻繁に売買を行うための手段として、経費率の低いGLDMは長期で保有するコア・ポートフォリオの一部として、投資目的に応じた使い分けが可能になりました。
- ※2020/9/30時点
ティッカー |
ファンド名 |
基準通貨 |
指数 |
経費率 |
---|---|---|---|---|
GLD | SPDRゴールド・シェア | 米ドル | LBMA午後金価格 | 0.40% |
GLDM | SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト | 米ドル | LBMA午後金価格 | 0.18% |
SPDR ETFについてもっと知りたい場合は、こちらにアクセス(運用会社サイトに遷移いたします。)
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