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2024-03-28 19:46:42

国内株式 > アナリスト&シニアマーケットアドバイザーが厳選!12月のおすすめ株主優待

アナリスト&シニアマーケットアドバイザーが厳選!12月のおすすめ株主優待

今回は、12月に権利が確定する銘柄の株主優待についてご紹介させていただきたいと思います。ところで、改めて、株主優待の魅力とは何でしょうか、考えてみました。株式投資には、値上がり益を期待できることや、株主として配当金等をもらえる魅力があること等については、すでにご存知だと思います。そして、その魅力と反対にリスクがあることも。
株主優待は、値上がり益でもなく、配当金でもなく、第3の魅力と言えるかもしれません。そして、株主優待が他の魅力と大きく異なるのは、その会社を実感できる可能性がある点ではないでしょうか。
では、SBI証券のアナリストとシニアマーケットアドバイザーの3人が厳選する12月権利確定の株主優待をご紹介します。 それぞれテーマごとに株主優待を厳選しておりますので、ぜひ銘柄選びのご参考にしてください。

鈴木英之おすすめの5銘柄

今回ご紹介したいのは「顔の見える美味しい株主優待を安心して享受できる」株主優待です。
私たちは、ある会社への投資を検討する時、その会社の決算資料を読んだり、チャートを眺めたり、新聞や雑誌の記事を読んだりして、その会社のことを知ろうとします。しかし、それらは結局、頭の中に知識として残すことが中心です。ですが、株主優待はその会社の商品やサービスの提供を受けることにより、その会社を「実感する」ことができるかもしれないのです。
特に、株主優待として飲食物を贈呈されたり、食事券をもらったりして、その会社を「味わう」というのは、その会社のことを知る貴重な機会になると考えられます。
東証1部上場銘柄、株主優待で飲食物または飲食券等の贈呈、12月に配当金を受け取る権利も確定、四半期決算から好業績であると判断できる銘柄の中から、「継続企業の前提」等の条件を考慮し、株主優待の権利を獲得するための最低投資単位が100株超の銘柄を除いたものの中から、SBI証券の株主優待検索サイトで、12月に権利が確定する銘柄を閲覧回数の多い順に並べ替え5銘柄を選びました。

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄名 株価
(11/26)
最低投資単位での
株主優待内容の概要
現買 チャート 追加 2503 キリンホールディングス 2,460 自社グループ会社商品等
現買 チャート 追加 3197 すかいらーくホールディングス 2,154 飲食代割引カード
現買 チャート 追加 2501 サッポロホールディングス 2,650 自社グループ会社商品等
現買 チャート 追加 3196 ホットランド 1,313 株主優待券
現買 チャート 追加 3085 アークランドサービスホールディングス 1,904 食事券

キリンホールディングス(2503)

12/26(木)に100株保有する投資家に自社グループ会社商品等1,000円相当が贈呈されます。

2019年12月期の予想事業利益は前期比4.7%の減益見通しですが、第3四半期累計事業利益は前年同期比0.8%増の実績です。期末に1株当たり31円50銭、通期では63円00銭の配当が計画されています。

すかいらーくホールディングス(3197)

12/26(木)に100株保有する投資家に飲食代割引カード3,000円相当が贈呈されます。

2019年12月期の予想営業利益は前期比3.8%の減益見通しですが、第3四半期累計営業利益は前年同期比6.3%増の実績です。期末に1株当たり10円00銭、通期では19円00銭の配当が計画されています。

サッポロホールディングス(2501)

12/26(木)に100株保有する投資家にビール詰合せ(350ミリ缶4本)または、食料・飲料詰め合せ1,000円相当が贈呈されます。

2019年12月期の予想営業利益は前期比42.7%の減益見通しですが、第3四半期累計営業利益は前年同期比12.9%増の実績です。期末に1株当たり42円00銭、通期では42円00銭の配当が計画されています。なお、会社側は11/6付で業績見通しを下方修正しています。

ホットランド(3196)

12/26(木)に100株保有する投資家に「築地銀だこ」他、全国のグループ店舗で使うことができる1,500円相当の株主優待券が贈呈されます。

2019年12月期の予想営業利益は前期比88.2%の増益見通しですが、第3四半期累計営業利益は前年同期比77.1%増の実績です。期末に1株当たり5円00銭、通期では5円00銭の配当が計画されています。

アークランドサービスホールディングス(3085)

12/26(木)に100株保有する投資家に550円の食事券2枚の株主優待券が贈呈されます。

2019年12月期の予想営業利益は前期比8.8%の増益見通しですが、第3四半期累計営業利益は前年同期比10.1%増の実績です。期末に1株当たり12円00銭、通期では24円00銭の配当が計画されています。

雨宮京子おすすめの5銘柄

令和元年の年末が近づいてきました。年末から年始にかけては、比較的休みが長いので、郷里に帰ったり、旅行に出かけたりする方も多いことでしょう。また、日頃忙しくてできなかった映画鑑賞など、身近なレジャーを楽しむ方も多いと思われます。
そこで、今回、株主優待でご紹介したいのは、それら旅行・レジャーを楽しむのに、心強い味方になると考えられる株主優待です。
SBI証券の株主優待検索サイトでは、株主優待の内容の違いによって銘柄を選択することができます。今回は東証第1部銘柄で、株主優待内容が「交通・旅行」、「宿泊」、「趣味・娯楽」のいずれかに該当し、12月末に権利が確定する銘柄のなかからピックアップしてあります。また、抽出された銘柄から今期営業利益が増益予想(ただし、前期赤字銘柄は除く)の銘柄に絞っています。
なお、投資情報部の他の筆者とかぶった銘柄については割愛します。これらのすべての条件を満たした以下の銘柄について、株主優待の内容をご紹介させて頂きます。

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄名 株価
(11/26)
最低投資単位での
株主優待内容の概要
現買 チャート 追加 9631 東急レクリエーション 5,180 株主優待カードのポイント等
現買 チャート 追加 9672 東京都競馬 3,350 自社施設優待券
現買 チャート 追加 7816 スノーピーク 1,063 優待割引券等
現買 チャート 追加 3981 ビーグリー 1,235 まんが王国図書券
現買 チャート 追加 3028 アルペン 1,804 優待券

東急リクリエーション(9631)

12/26(木)に200株保有する投資家に株主優待カードのポイント(18ポイント)が贈呈されます。ポイントを利用して直営映画館・ボウリング場で利用可能です。

映画興行大手。シネコンプレックス「109シネマズ」を展開しているほか、不動産賃貸業も手掛けています。話題作の上映で19年1〜9月営業最高益と業績に不安はないようです。年間配当は1株30円を計画しています。株主には、株主優待カードが発行され、ポイントが付与されますので、映画好きのあなた、長く保有したい銘柄のひとつですね。

東京都競馬(9672)

12/26(木)に100株保有する投資家に、大井競馬場の株主優待証や東京サマーランド株主優待券、春秋ファミリー招待券などが贈呈されます。

大井競馬場の大家さん。競馬人気の高まり、ネット投票への移行加速から、SPAT4(インターネット投票システム)の勢いが続いています。競馬人気が高まってきているのは、藤田菜七子騎手に代表される女性騎手の活躍やアーモンドアイなど有力馬の海外遠征の増加などです。恋人同士や家族でも出掛けられて、楽しめます。年間配当は1株40円を計画しています。

スノーピーク(7816)

12/26(木)時点で1年以上継続して、100株保有する投資家に販売価格から15%割引の優待券が贈呈されます。

キャンプ用品が中心で高級品に強みを持ち、本社は新潟県三条市です。最近、おひとりさまキャンプがブームになっています。12月決算銘柄で1株12.5円の配当も計画しています。

ビーグリー(3981)

12/26(木)時点で100株保有する投資家にまんが王国図書券1,000ポイントが贈呈されます。

スマートフォン向けの電子コミック「まんが王国」を配信しています。コミック単行本換算で累計7億冊がダウンロードされています。まんがが大好きな投資家にとって、冬休みにこたつに入って、たくさん読むのも楽しいですね。

アルペン(3028)

12/26(木)時点で100株保有する投資家に2,000円相当の優待券が贈呈されます。

スポーツ専門店最大手で本社は名古屋です。国内自社店舗・フィットネスクラブ・スキー場・ゴルフ場等で利用可能になります。6月決算銘柄で、上期末(12月末)に1株20円、下期末(6月末に)同20円、年間で40円の配当も計画しています。

長谷川稔おすすめの5銘柄

今回ご紹介したいのは、「優待の内容がユニーク」なもの、「コストパフォーマンスが良い」に焦点を当てた銘柄です。
新興株市場のうちマザーズに関しては成長途上の会社が多く、配当や株主優待制度を実施していない会社が多くなります。また投資家の立場からも、マザーズに関しては成長企業の“テンバガーを探す”市場であり、銘柄のPERが高くなりがちで、コストパフォーマンスの面で優待制度にあまり魅力が無い銘柄が多くなります。このため、優待で注目される銘柄はJASDAQに多くなります。
12月末時点の株主に対する優待制度実施会社の中から、優待の内容がユニークなもの、コストパフォーマンスが良い銘柄をピックアップし、これらの条件で抽出された銘柄から、株価下落リスクを抑えるために、業績懸念がありそうな銘柄を控除して、SBI証券の株主優待検索サイトで、閲覧回数の多い順に並べ替え5銘柄を選びました。

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄名 株価
(8/30)
最低投資単位での
株主優待内容の概要
現買 チャート 追加 2702 日本マクドナルドホールディングス 5,480 優待食事券
現買 チャート 追加 7228 デイトナ 1,502 株主優待ポイント
現買 チャート 追加 9441 ベルパーク 4,150 クオカード等
現買 チャート 追加 3138 富士山マガジンサービス 800 自社取扱商品割引券等
現買 チャート 追加 1718 美樹工業 4,285 野菜詰め合わせ

日本マクドナルドホールディングス(2702)

12/26(木)に100株保有する投資家にバーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の商品がもらえる無料引換券がそれぞれ6枚ずつで1冊になった優待食事券が贈呈されます。

同社は、国内最大のハンバーガーチェーンです。株主優待の面で個人投資家の人気が高い銘柄の1つになっています。
業績は順調です。限定商品の投入や顧客参加型販促活動、「夜マック」など新サービスの開始により、客数、客単価とも増勢基調で、既存店売上高のプラス成長が続いています。来年に控えている五輪関連銘柄としても注目できます。

デイトナ(7228)

12/26(木)に100株保有する投資家に各地の名産品と交換可能な株主優待ポイント(500ポイント)が贈呈されます。

同社は、バイクの補修用部品や用品の企画開発、製造卸を行っている会社です。商品開発のために本社敷地内にはバイク用のテストコースも所有しています。国内はもとよりインドネシアやフィリピンなどで小売市場にも参入しています。
今期の業績は10連休効果によるツーリング需要の拡大、ドライブレコーダーの好調などで、3Q決算で上方修正および増配を発表しています。自社株式の所有比率が34.9%と高くなっている点も今後の注目ポイントです。

ベルパーク(9441)

12/26(木)に100株保有する投資家に1,000円相当のクオカードと、子会社で運営している結婚相談所「ベルブライド」の入会初期費用の割引券(10万円相当)が贈呈されます。

同社は、独立系の携帯販売代理店です。光通信(9435)が29.2%の株式を保有して筆頭株主となっています。主にソフトバンクの携帯電話販売代理店を運営しており、9月末のショップ数は330店舗、主要都市圏をすべてカバーしています。現在はソフトバンクショップにおいてワイモバイルブランドの取り扱いを行うデュアルショップ化を進めています。今期は法改正による販売台数減が想定されましたが、個人向け新規契約の増加や新店効果で吸収し、業績は好調で大幅増配を発表しています。

富士山マガジンサービス(3138)

12/26(木)に100株保有する投資家に雑誌の定期購読に割引券と、2,000円相当の割引クーポン券(使用1回のみ)」の株主優待券が贈呈されます。

同社は、個人・法人に雑誌の定期購読を提供するオンライン書店です。出版社からの販売手数料が収益の柱となっています。1万誌以上の品揃えを持っており、書店には並ばない本も含め、毎月欠かさずに買えるのがメリットです。将来、雑誌も紙ベースから電子化する可能性がありますが、同社は既に5,000誌以上のデジタル雑誌の「タダ読み」サービスを40万人の会員に対して行っています。また雑誌を基軸とするEコマースや広告のプラットフォームとなる素地を併せ持っています。

美樹工業(1718)

12/26(木)に100株保有する投資家に野菜詰め合わせセットが贈呈されます。

同社は、大阪ガスのガス管施工工事を主体としていた会社でしたが、一般建築・土木工事、セキスイハイムの販売代理店業務など幅広い事業を展開しています。今期は設備事業セグメントでの工事進捗好調や住宅販売の増加で、業績は順調です。3Q決算時点で既に年間の利益目標を達成しています。

※本ページでご紹介する内容は2019年11月26日現在のものであり、株主優待の内容等は変更になる可能性があります。

免責事項・注意事項

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