SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 22:24:36

マーケット > レポート >  特集レポート >  【マーケット・フラッシュ】日米株価急落〜本質的理由は?今後は?

【マーケット・フラッシュ】日米株価急落〜本質的理由は?今後は?

2021/6/21
投資情報部 鈴木 英之

東京株式市場では、日経平均株価が6/16(水)〜6/18(金)に3日続落した後、6/21(月)も午前から大きく値を下げ、午後は前週末比1,000円超安でスタートする波乱になっています。米国時間6/16(水)に結果発表のFOMC(米連邦公開市場委員会)を経て、FOMCメンバーの利上げ開始時期に関する見方が、2024年から2023年に前倒しされ、NYダウが続落となったことが契機と考えられます。6/18(金)には、セントルイス連銀のブラード総裁が、利上げ開始時期の予想を2022年終盤に前倒ししたことが報じられ、この日のNYダウが533ドル下げ、週明けの日本株の波乱につながったと考えられます。

日米株価を急落に導いた最大の要因は、「高圧経済が終焉に向かうとの市場の懸念」であると考えられます。これまで、株式市場は「米国経済は回復傾向を続け、インフレ率は上昇に向かうものの、FRB(米連邦準備制度理事会)の出口戦略は緩やかなものになり、株価は上昇傾向を続ける」と考えてきました。言い換えれば「FRBは多少のインフレ高進には目をつぶるであろう」という「高圧経済容認」への読みがあったと考えられます。このため、インフレ懸念からドルが他の通貨に対して総じて売られる展開(対円は例外的に上昇)になり、金の上昇や一時の暗号資産高の要因になりました。

しかし、市場でテーパリング(量的緩和の縮小)、FRBの出口戦略が意識されるようになり、現在の株価波乱につながりました。足元では、ドル実効為替は反発に転じ、NY金先物は6/2(水)の1トロイオンス1,909ドル台から6/18(金)には1,769ドル台まで反落しました。一見不可解なのは、米10年国債の動きです。FOMC直後は利上げの前倒し観測から一時利回りが上昇しましたが、その後は低下に転じました。高圧経済観測の後退を背景に、長期金利の水準に影響を与えるインフレ高進への期待が低下に転じたことが要因であると考えられます。

6/21(月)の大幅安で、強気に傾きかけていた日経平均株価のトレンドが崩れるため、足元は波乱継続の余地が残りそうです。ただ、以下の諸点から、現在の株価波乱は長期化しないと予想されます。

(1)6/18(金)の米国株式市場は、先物とオプション等の清算が集中するクアドルプル・ウィッチングに相当し、波乱が助長されやすかった面があること。
(2)2013/5のバーナンキ・ショック以降、半年程度長期金利上昇傾向があったことを考えると、長期金利の急低下が行き過ぎである可能性があること。
(3)当面はFRBによる債券の買いが続く予定であるものの、将来はテーパリングへの移行で、米債券の需給は緩やかに悪化(金利上昇)に向かうとみられること。
(4)国内では、職域でのワクチン接種が本格化し、遅ればせながら景気回復への期待が強まりやすいこと。

押し目買いの候補としては、足元の下げが厳しい鉄鋼株や、「骨太の方針」で国策化しつつある半導体関連株等に妙味がありそうです。

関連商品

日経平均がどちらに動くかを予想して、利益を狙える!

コード 銘柄名 今すぐチェック 今すぐ取引
1570 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 株価 現買 信買
信売
1357 NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 株価 現買 信買
信売
1360 日経平均ベア2倍上場投信 株価 現買 信買
信売
1579 日経平均ブル2倍上場投信 株価 現買 信買
信売
1321 日経225連動型上場投資信託 株価 現買 信買
信売

※2021/6/21時点で、当社取扱いの日経平均に関連するETF売買代金上位5銘柄。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
    重要な開示事項(利益相反関係等)について新しいウィンドウで開きます。

<手数料等及びリスク情報について>

  • 当社の取扱商品は、各商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等およびリスク情報につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ及び金融商品取引法に係る表示並びに契約締結前交付書面等の記載内容をご確認ください。
    金融商品取引法に係る表示はこちら新しいウィンドウで開きます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.