米国時間12/13(水)に米国の金融政策を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利の引き上げが発表されました。FF金利の誘導目標(上限)は従来の1.25%から1.5%に変更されました。FOMCメンバーによる利上げ見通しも発表され、2018年に3回、2019年に2〜3回の利上げが見込まれていることが発表されました。さらに2018年10〜12月期のGDP見通しについて、9月時点の+2.1%から、今回は+2.5%に上方修正されました。
今回の決定は市場の予想通りの内容でした。この日の米国市場では、FOMCというイベントが通過して、その分リスク許容度が回復したことに加え、上下院で税制改革が一本化に向け大きく前進したとの報道があり、NYダウは5営業日続伸となりました。ただ、FOMCにかけて進んできた円安・ドル高の流れが一服したこともあり、12/14(木)の東京市場はやや売りが先行する形になっています。
年内の重要イベントは一巡してきたとの印象です。2018年についてはさらなる株価上昇を予想する声が多い模様で、それに対する期待感から、残りの年内の営業日では「年末ラリー」が期待できそうです。過去20年間の統計では、12月最後の10営業日について日経平均株価の平均上昇率は1.6%、勝敗に直すと14勝6敗というアノマリーが存在しています。年末株高に期待したい所です。
なお、米国では順調に景気拡大が続く一方で、インフレ率が抑えられていることから、市場関係者も将来については、緩やかな金利上昇を見込んでいるようです。このため、長期金利は横ばいになりやすい状態が長期化し、それを反映してドル・円相場も動きにくくなっているように思われます。こうした米長期金利、為替相場のこう着状態が物色の方向感に影響を与える可能性については、注意を要しそうです。
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