東京市場がゴールデンウィーク明けとなりました。我が国が休み中の海外市場は重要日程が目白押しでしたが、総じて東京市場に追い風になる出来事が多かったように思われます。日経平均株価は今週中にも、3/2(木)の取引時間中に付けた高値19,668円01銭を上回り、20,000円大台の回復を試す場面がありそうです。
米国市場では、NYダウが5/1(月)の20,913ドルから5/5(金)には21,006ドルと上昇し、3/1(水)以来の高値水準を付けました。1〜3月期における主要企業の純利益は前年同期比15%前後増大した模様で、総じて好調な決算が米株価を支えました。5/4(木)に米トランプ政権がオバマケア代替法案を下院で可決させたことも、同政権の政策実現能力への不安を後退させる材料になったと考えられます。
5/5(金)に米労働省から発表された雇用統計(4月)では非農業部門雇用者数が前月比21万1千人増と事前の市場予想(19万人増)を上回ったことに加え、失業率が9年11ヵ月ぶりの低水準となる4.4%まで低下しました。前月分の雇用者数が下方修正されたことや、賃金の伸び率が低下したこと等一部に弱い数字もありましたが、全体的には強い内容であったと考えられます。「FRBは年内にあと2回利上げする」という市場のメインシナリオに変化はないようです。
なお、5/7(日)に実施されたフランス大統領選挙(第2回)では中道でEU(欧州連合)重視を掲げるマクロン氏の当選が確実になりました。地政学的リスクの後退に続き、リスク回避の円買い需要につながっていた欧州の政治リスクが後退すると期待されます。
5/8(月)に始まる週は外為市場で円安の動きが続きやすい中、決算発表が5/12(金)のピークに向けて佳境を迎えるはこびとなるため、決算発表で好業績見通しを発表した銘柄を中心に買いが優勢になると考えられます。冒頭に述べたように、日経平均株価は3/2(木)の取引時間中に付けた高値19,668円を上回り、20,000円大台の回復を試す場面がありそうです。
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