10/30に開催された日銀金融政策決定会合で、金融政策の現状維持が発表されました。市場の一部で期待されていた「追加緩和」はありませんでした。
これを受け、短期的には、日経平均株価に波乱の余地も残りそうです。金融政策決定会合実施前、一部では追加緩和を期待し、それに先回りしたポジション(株買い等)も少なくなかったとみられるため、それらを解消するための売りが出てきそうです。もともと、10/30は500超の企業が発表を予定する決算発表集中日ですので、多くの銘柄が「様子見」になる可能性があります。名実ともに10月最終日になるため、ポジションを取りにくいという事情も影響しそうです。
しかし、株式相場の波乱は短期間に収まる可能性が大きいと考えています。今回、にわかに追加緩和期待が高まった背景には、中国・新興国株安やそれに伴う世界経済減速への懸念があったと考えられますが、そうした中国・新興国株の動きは落ち着きを取り戻しつつあります。中国が「一人っ子政策」を廃止したことも長期的には評価されてくるでしょう。
米国がFOMC(10/27〜10/28)後の声明で、年内の利上げに含みを持たせた表現をしましたが、それでも米国株が上昇したあたりに、世界の株式市場の前向きな基調変化を感じます。東京株式市場も「リスクオン」の局面に入っていると考えられます。日経平均株価は当面、20,000円回復に向けた上昇過程にある可能性もあり、押し目は「買い場」になるのではないでしょうか。
図:日経平均・一目均衡表
※日経平均株価データをもとにSBI証券が作成。
関連商品
日経225関連国内ETF
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
1320 | ダイワ上場投信−日経225 | ||
1321 | 日経225連動型上場投資信託 | ||
1330 | 上場インデックスファンド225 | ||
1346 | MAXIS 日経225上場投信 | ||
1329 | iシェアーズ 日経225 ETF |
日経平均レバレッジ・インデックス関連国内ETF
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
当社売買代金No.1
|
||
1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | ||
1365 | ダイワ上場投信−日経平均レバレッジ・インデックス | ||
1458 | 楽天ETF−日経レバレッジ指数連動型 | ||
1358 | 上場インデックスファンド日経レバレッジ指数 |
日経平均インバース・インデックス関連国内ETF
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
1571 | NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 | ||
1580 | 日経平均ベア上場投信 | ||
1456 | ダイワ上場投信−日経平均インバース・インデックス |
日経平均ダブルインバース・インデックス関連国内ETF
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
1357 | NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | ||
1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | ||
1366 | ダイワ上場投信−日経平均ダブルインバース・インデックス | ||
1459 | 楽天ETF−日経ダブルインバース指数連動型 |
※2015/10/30時点で、当社取扱いの各指数に関連するETF出来高上位5銘柄。(該当銘柄が5銘柄未満の場合は全銘柄)
※信用取引において必要となるその他諸費用の詳細は信用取引のサービス概要をご確認ください。
- ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。