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世界トップ10入り目指して飛躍が期待されるトルコ

2014/8/22

8.00%
【発行体】 エイチエスビーシー・バンク・ピーエルシー
【格付】Aa3(Moody’s)/AA-(S&P)/AA-(Fitch)
【利払日】年2回(4/16、10/16)
【期間】約4年半 【償還日】2019/4/16
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1 金融政策が奏功しトルコ・リラは2月以降持ち直し

トルコ・リラをはじめとした新興国通貨は資金流出懸念から年初に大きく下落しましたが、2月以降は持ち直しています。

昨年の5月にバーナンキFRB議長(当時)が量的緩和第3弾(QE3)縮小(テーパリング)を示唆して以降、新興国通貨は資金流出懸念から対ドルで弱含む状況が続いていました。そこにアルゼンチン・ショック(※)が起きると、新興国通貨全体に下落が波及しました。トルコ・リラも対円で24日にかけて5.4%下落しました。

市場の急変を受けて新興国各国の中央銀行が相次いで通貨防衛を目的とした緊急利上げを実施しました。それが市場参加者に安心感を与えたため、下落は短期で収束し2月以降持ち直してきています。

(※)アルゼンチン当局が1月23日に自国通貨を支える目的で実施してきた米ドル売り、アルゼンチン・ペソ買いの為替介入を見送ったことをきっかけに起きたアルゼンチン・ペソの急落

図1:トルコ・リラの対円、対米ドルレートの推移(2013年1月〜2014年8月18日)
図1 トルコ・リラの対円、対米ドルレートの推移(2013年1月〜2014年8月18日)
  • (出所)bloombergよりSBI証券作成

トルコ中央銀行は新興国の中でもいち早く1月29日に緊急利上げを実施しています。
政策金利(1週間物レポ金利)を4.5%から10.0%に、銀行間翌日物金利の事実上の上限となる翌日物貸出金利を従来の7.75%から12.0%に、同下限の翌日物借入金利を3.5%から8.0%に引き上げました。

その後為替市場が安定したことを受けて、政策金利を段階的に引き下げていますが、足元でも8.25%と年初と比較すると2.75%も高く、金利面での魅力は高いと言えます。

図2:主要金利の推移(2013年1月〜2014年8月18日)
図2 主要金利の推移(2013年1月〜2014年8月18日)
  • (出所)bloombergよりSBI証券作成

2 大統領選挙後の政策が今後の鍵

また、トルコでは8月10日に初の直接投票による大統領選挙が実施され、エルドアン首相が勝利を収めました。しかし、それを受けてリラは売られました。市場がネガティブに反応した背景には既にエルドアン首相の勝利は織り込み済みで、焦点が今後の政策に移ったためと考えられます。

エルドアン首相はこれまで高い経済成長を実現し、経済運営の手腕が国内外から高く評価されています。そのため、大統領選の前哨戦と見られた3月の統一地方選挙においてエルドアン首相率いる与党AKP(公正発展党)が勝利を収めたことで、エルドアン首相の大統領選出馬が濃厚となるとリラは上昇しました。

一方、エルドアン首相に権力が集中することへの懸念もあります。昨年12月には、現職閣僚の親族など数十人が贈収賄の疑いで検挙され、AKP政権の政治腐敗への疑いが強まりました。そのため、市場の注目は既に、次期首相を含む閣僚人事に移っています。

8月 28日に予定されている大統領就任に先立ち、エルドアン氏は、首相の職を退くほか、自らが牽引してきた与党AKPを離れます。そのためAKPは8月27日に党大会を開催し、エルドアン氏の後任党首を決定することとなっています。ここで誰が党首となるかにまず市場は注目しています。その後、新内閣の顔ぶれが揃い、エルドアン氏の経済政策が継承されることが明らかになるにつれ、市場が持つ不透明感は払しょくされるものと考えられます。

エルドアン氏は建国100周年となる2023年までに経済規模で世界トップ10入りを目標として掲げており、トルコはその目標に向けて正に動き始めたと言えます。

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