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2024-04-29 08:39:26

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日経平均は上昇!実需筋のTOPIX先物買い確認できず、脆さ孕む

2023/4/17

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1円安や米インフレ沈静化期待で買い戻し優勢

先週の日経225先物は週間で880円高(上昇率3.19%)の28,420円と反発。

前週末からの上昇が続き、6日続伸と負けなしでこの週を終えた。米3月雇用統計で、平均賃金の前年比伸び鈍化を確認しつつ20万人超の雇用者数増加となったことで、景気後退懸念が緩和。

日本銀行の植田和男総裁が記者会見でイールドカーブ・コントロール(YCC)の継続が適切との方針を示したことも安心感を誘い、為替の円安が短期筋の買い戻しを促した。

また、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資の意向を表明したことも相場全体の支援要因になった。さらに週後半は、米3月消費者物価指数(CPI)が概ね予想通りの結果となった一方、先行性の高い米3月卸売物価指数(PPI)が総合及び食品・エネルギーを除いたコアでも市場予想を大きく下振れたことで、インフレ沈静化期待が高まった。

加えて週末は指数インパクトの大きいファストリ<9983>が決算を受けて急伸したことが先物買いにも好影響を与えた。一方、225先物は心理的な節目の28,500円水準ではやや上値の重さも見られた。

4月7日時点の裁定残高は、ネットベースで6,687億円の買い越し(前週は1兆261億円の買い越し)と減少した。一方、株数ベースでは、3億369万株の買い越しで、3月31日時点(4億5,138万株の買い越し)から減少している。

日経平均と裁定残(4月7日時点)

両先物ともに裁定買いの動き強まる

日経225先物の売り方では裁定買い(先物売り・現物買い)の動きが強まる中、AアムロC、ソジェンが累計上位に並んだ。逆張り目線の個人は日経レバETFを活用して売り向かったとみられ、野村、SBIも売り方上位に入る。

買い方ではバークレイズ、BofA、ドイツ、JPモルガンなど海外勢が上位を占めた。一方、TOPIX先物では、売り方では225先物と同様、裁定買いの動きからソジェン、AアムロCのほか、BNPパリバなど裁定取引中心の業者が累計上位に並んだ。JPモルガンも売り越し基調だった。買い方では、225先物で買い方上位だったドイツがTOPIX先物でも大きく買い越し基調となった。

日経225先物手口(期近)週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

日経225先物手口(期近)週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2日経VIは低下、プットの手仕舞い売り進む

先週の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は週間で0.7pt安の16.60と低下。日経225先物が6日続伸と負けなしの上昇基調を見せる中、プットの手仕舞い売りが強まり、日経VIは低下基調となった。

5月限オプション取引の建玉状況
<コール>
30,000円:約5,600枚
29,500円:約7,300枚
29,000円:約6,700枚
28,500円:約3,400枚
28,000円:約4,700枚
<プット>
26,000円:約9,300枚
26,500円:約3,800枚
27,000円:約6,800枚
27,500円:約4,100枚

ボラティリティ

NT倍率(先物)は上昇、インフレ沈静化期待や値がさ株急伸が寄与

NT倍率(先物)は上昇。週を通して堅調で特に週末にかけて大きく上昇した。週前半には日本銀行の植田和男総裁が初めての記者会見で金融緩和の修正を急がない姿勢を示したことで、為替の円安が進む中、海外短期筋の225先物買いが先行。

また、韓国サムスン電子が半導体生産の減産を表明したことで市況回復期待から指数インパクトの大きい半導体関連株が現物市場で買われたこともNT倍率の上昇に寄与。

週後半には米3月の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)でインフレ鈍化の傾向が確認されたことが一段の支援材料になった。週末には好決算と業績上方修正を材料に値がさ株のファーストリテイリング<9983>が急伸したことがNT倍率の上昇に拍車をかけた。

3裁定買い残の解消余地は依然として大きい

今週の225先物は一進一退か。

先週だけで880円高となり、6日続伸と連騰が続いている。すでに心理的な節目の28,500円水準まで上昇しているため一段高には新規の材料が必要だ。

ただ、今週は国内では手掛かり材料に乏しい。海外では銀行の決算やテスラなどの注目ハイテク企業の決算があるため、これらの結果に左右される展開となろう。

先週末は4月限オプション取引の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ需給要因が指数の押し上げに寄与した可能性も指摘されているため、今週は反動安にも留意しておきたい。

海外では半導体受託製造大手TSMCなどの決算も予定されている。指数寄与度の大きい国内半導体関連株への動きを通じて先物にも影響がありそうなため留意しておくべきだろう。

他方、米国での経済指標が軒並み軟化しはじめ、景気後退懸念が強まる一方、足元で米長期金利は米連邦準備制度理事会(FRB)高官のタカ派発言もあり反発基調にある。

今週もFRB高官の発言機会があるため、金利動向にも注意を払いたい。需給面では、裁定買い残が依然として高水準にあるため、海外短期筋の先物売りが裁定売りを誘発する可能性に注意だ。

また、先週は株価指数の上昇が続いたが、トレンドフォロー型ファンドなど短期筋との連動性の高いドイツ証券による買い越しは確認されたものの、TOPIX先物での実需筋による買い越しはほとんど確認できなかった。

足元の株価指数の上昇は脆さを孕んでいるといえ、注意したい。今週の225先物予想レンジは27,500−29,000円。

経済スケジュール(4月17日〜4月23日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

4月17日 国内 G7外相会合
海外 10:20 中・1年物中期貸出ファシリティ金利
15:30 印・卸売物価指数(3月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(4月)
20:25 ブ・週次景気動向調査
21:00 ブ・経済活動(1月)
21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(4月)
23:00 米・NAHB住宅市場指数(4月)
27:00 ブ・貿易収支(先週)
29:00 米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(2月)
独・ハノーバーメッセ(21日まで)
決算発表 チャールズ・シュワブ
4月18日 国内 14:00 首都圏新築分譲マンション(3月)
G7外相会合、林外相が議長国として記者会見
海外 11:00 中・GDP(1-3月)
11:00 中・鉱工業生産指数(3月)
11:00 中・小売売上高(3月)
11:00 中・不動産投資(3月)
11:00 中・固定資産投資(都市部)(3月)
11:00 中・調査失業率(3月)
15:00 英・失業率(3月)
15:00 英・ILO失業率(3カ月)(2月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(先週)
18:00 欧・ユーロ圏貿易収支(2月)
18:00 独・ZEW期待指数(4月)
21:30 加・消費者物価指数(3月)
21:30 米・住宅着工件数(3月)
21:30 米・住宅建設許可件数(3月)
欧・非公式欧州連合(欧)環境相会合(19日まで)
ノルウェー・議会が政府系ファンド(SWF)巡る公聴会開催
中・上海モーターショー(27日まで)
決算発表 BofA、J&J、ロッキード、ゴールドマン、ネットフリックス
4月19日 国内 13:30 設備稼働率(2月)
13:30 鉱工業生産(2月)
海外 15:00 欧・ユーロ圏新車販売台数(3月)
15:00 英・消費者物価コア指数(3月)
15:00 英・生産者物価産出指数(3月)
17:00 南ア・消費者物価指数(3月)
18:00 欧・ユーロ圏CPI(3月)
21:00 ブ・鉱工業生産(2月)
米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表
独・10年債入札
決算発表 ASMLホールディング、モルガンS、IBM、アルコア、シチズンズ・ファイナンシャル、テスラ
4月20日 国内 08:50 対外・対内証券投資(先週)
08:50 貿易収支(3月)
08:50 輸入(3月)
08:50 輸出(3月)
13:30 第3次産業活動指数(2月)
15:00 工作機械受注(3月)
日銀支店長会議
地域経済報告(さくらリポート)(4月、日本銀行)
日銀各地域からみた景気の現状(2023年4月支店長会議における報告)
決算発表 ディスコ
海外 07:45 NZ・消費者物価指数(1-3月)
10:00 中・SWIFTグローバル支払い元建て(3月)
10:15 中・1年物ローンプライムレート(LPR)
10:15 中・5年物ローンプライムレート(LPR)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(4月)
23:00 米・中古住宅販売件数(3月)
23:00 米・景気先行指数(3月)
23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(4月)
米・ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が講演
米・クリーブランド連銀総裁が講演
米・アトランタ連銀総裁が講演
欧・欧州中央銀行(ECB)議事要旨(3月会合)
米・5年物物価連動債入札
決算発表 ボルボ、フィリップ・モリス、シーゲイト・テクノロジー、ブラックストーン
決算発表 AT&T、SVBファイナンシャル・グループ、アメックス、TSMC、ノキア
4月21日 国内 09:30 製造業PMI(4月)
09:30 サービス業PMI(4月)
09:30 総合PMI(4月)
08:30 消費者物価コア指数(3月)
10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年、残存10-25年)(日本銀行)
金融システムリポート(4月号、日本銀行)
海外 15:00 英・小売売上高指数(3月)
16:30 独・製造業PMI(4月)
16:30 独・サービス業PMI(4月)
16:30 独・総合PMI(4月)
17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(4月)
17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI(4月)
17:00 欧・ユーロ圏総合PMI(4月)
17:30 英・製造業PMI(4月)
17:30 英・サービス業PMI(4月)
17:30 英・総合PMI(4月)
21:30 加・小売売上高(2月)
22:45 米・製造業PMI(4月)
22:45 米・サービス業PMI(4月)
22:45 米・総合PMI(4月)
ノルウェー・SWFの1-3月運用成績報告
伊・2年債入札
決算発表 P&G、SAP、フリーポート
4月23日 国内 統一地方選挙
衆参5補選
  • 提供:フィスコ社

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