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2024-04-29 08:45:04

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 円安進行の一服で上値の重い展開か、植田氏の所信聴取に注目

円安進行の一服で上値の重い展開か、植田氏の所信聴取に注目

2023/2/20

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1米インフレ懸念が重しも円安が下支え

先週の日経225先物は週間で190円安(下落率0.69%)の27,460円と6週ぶり反落。

日本銀行の新総裁に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏が就任する見通しとの報道を受け、週明けは金融緩和の修正への思惑が強まる中、為替の円高が進み、短期筋の225先物売りが先行。

一方、植田氏の「金融緩和の継続は適切」との言及もあり、今後の動向を見極めたいとの思惑から、下げ渋る動きも見られた。

翌14日は米1月NY連銀消費者調査の結果で、家計収入の伸び率予想が前月から大幅に低下し、利上げ長期化懸念が後退したことで買い戻しが優勢。

しかし、週半ば15日、米1月消費者物価指数(CPI)の強い結果を受けて米長期金利が上昇すると再び売り優勢に。他方、為替の円安が下値を支える格好となった。

週後半16日、米1月小売売上高が予想を大幅に上回ると金利先高観が一段と強まったが、さらに進展した円安を追い風に225先物には買い戻しが入って反発。

しかし、週末17日は再び反落。米週次失業保険申請件数が減少したほか、米1月卸売物価指数(PPI)が予想を大きく上回り、米連銀総裁からのタカ派発言も相まって、売りが膨らんだ。

2月10日時点の裁定残高は、ネットベースで3,030億円の買い越し(前週は1,641億円の買い越し)と増加した。一方、株数ベースでは、1億2,798万株の買い越しで、2月3日時点(7,294万株の買い越し)から増加している。

日経平均と裁定残(2月10日時点)

日経225先物で国内勢が売り方上位を占める

日経225先物では、逆張り志向の個人の売りや、年金基金など国内機関投資家の売りが続く中、野村、大和、三菱UFJの国内勢が上位に並んだ。

買い方は裁定取引主体と思われるAアムロCがトップとなった。TOPIX先物では、前の週までのGSの売り越し基調が一服した一方、JPモルガン、モルガンSなどの新たな海外勢の売り越しが散見された。

買い方は裁定取引主体と思われるソジェンがトップだった。

日経225先物手口(期近)週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

日経225先物手口(期近)週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2日経VIは低下、27000円割れを意識する動き

先週の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は週間で0.82pt安の15.40と低下。
米PPIの大幅な上振れを受けて警戒感が高まる中、週末は日経VIも上昇したが、為替の円安が進行し、株式市場が底堅さを見せたことで、週半ばを中心に日経VIの低下が目立った。


3月限オプション取引の建玉状況
<コール>
30,000円:約6,700枚(前週末比+100枚)
29,500円:約5,600枚(−100枚)
29,000円:約11,200枚(+500枚)
28,500円:約9,500枚(+800枚)
28,000円:約9,900枚(−600枚)
<プット>
25,000円:約13,200枚(−300枚)
26,000円:約14,000枚(−300枚)
26,500円:約9,900枚(+2,500枚)
27,000円:約8,800枚(−300枚)

26,500円のプットの建玉の増加幅が大きく、27,000円割れを意識する向きが増えているようだ。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は低下、日銀政策動向への思惑や米インフレ懸念が重し

NT倍率(先物)は低下。日本銀行の次期総裁として経済学者の植田和男氏が就任する見通しとの報道を受け、週明けは金融緩和修正への思惑が強まる中、為替の円高が進み、短期筋の225先物売りが先行。

その後、米国1月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高、卸売物価指数(PPI)が総じて強い結果となり、米連銀総裁からもタカ派発言が相次ぐ中、現物市場では米長期金利の上昇を嫌気したハイテク・グロース株売りが強まり、先物市場でのNT倍率の低下につながった。結局、NT倍率は週を通じて全般低下基調となった。

3海外短期筋の買いは一服か

今週の225先物は弱含みか。

決算発表も一巡し、手掛かり材料難の中、需給面が相場を左右する展開となりそうだ。

昨年12月の金融政策決定会合で黒田東彦総裁がイールドカーブコントロールの修正を発表してから売り越していた海外投資家は、1月の金融政策決定会合で据え置きが決まってからの買い越しで、それまでの売り越し幅を解消した。

すでに買い戻し余地は大きくないと推察される。また、最近の日中取引の225先物の動向を見ていると、為替の動きに連動した海外短期筋の散発的な売買に左右されている印象で、今後の展開は為替が与える影響が大きそうだ。

その為替は米物価指標の上振れなどを受けてやや円安方向に振れているが、今週末24日に植田氏の国会での所信聴取が予定されている中、一方的な円安は考えづらい。

ドル円が1ドル=135円を超えての上昇は想定しにくいだろう。

米商品先物取引委員会(CFTC)の投機筋の円ポジションをみても、足元でほぼネットで中立水準近くまで円の買い戻しが進んでおり、海外勢による金融緩和の修正および円高への思惑は根強いと思われる。

円安一服により、今週の225先物は上値の重い展開が予想される。今週の225先物予想レンジは27,250−27,750円。

経済スケジュール(2月20日〜2月26日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

2月20日 国内 10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年、残存25年超)(日本銀行)
海外 10:15 中・1年物ローンプライムレート(LPR)
10:15 中・5年物ローンプライムレート(LPR)
24:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数 (2月)
  ポーランド・バイデン米大統領が訪問(22日まで)
  欧・欧州連合(欧)外相理事会
  米・株式市場は祝日のため休場(プレジデンツデー)
2月21日 国内 09:30 製造業PMI(2月)
09:30 サービス業PMI(2月)
09:30 総合PMI(2月)
15:00 工作機械受注(1月)
  月例経済報告(2月)
海外 16:00 欧・ユーロ圏新車販売台数(1月)
17:30 独・製造業PMI(2月)
17:30 独・サービス業PMI(2月)
17:30 独・総合PMI(2月)
18:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(2月)
18:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI(2月)
18:00 欧・ユーロ圏総合PMI(2月)
18:30 英・製造業PMI(2月)
18:30 英・サービス業PMI(2月)
18:30 英・総合PMI(2月)
19:00 独・ZEW期待指数(2月)
22:30 加・小売売上高(12月)
22:30 加・消費者物価指数(1月)
23:45 米・製造業PMI(2月)
23:45 米・サービス業PMI(2月)
23:45 米・総合PMI(2月)
24:00 米・中古住宅販売件数(1月)
  米・2年債入札
  独・5年債入札
  露・プーチン大統領が年次教書演説
  決算発表 BHPグループ、HSBCホールディングス、ホーム・デポ、ウォルマート、コインベース
2月22日 国内 08:50 企業向けサービス価格指数(1月)
10:00 営業毎旬報告(2月20日現在、日本銀行)
10:30 田村日銀審議委員が群馬県金融経済懇談会で講演、同記者会見
  プライム・ストラテジーが東証スタンダード市場に新規上場(公開価格:1390円)
海外 06:45 NZ・貿易収支(1月)
10:00 NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
16:00 独・CPI(1月)
17:30 台湾・GDP(10-12月)
18:00 独・IFO企業景況感指数(2月)
26:00 ブ・週次景気動向調査
28:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月31日-2月1日会合分)
  米・5年債、2年変動利付債入札
  独・10年債入札
  伊・2年債入札
  決算発表 リオ・ティント、ロイズ・バンキング・グループ、ステランティス、百度、エヌビディア、イーベイ
2月23日 国内   株式市場は祝日のため休場(天皇誕生日)
海外 19:00 欧・ユーロ圏CPI(1月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(2月22日まで1カ月間)
20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表
22:30 米・GDP改定値(10-12月)
22:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
27:00 ブ・貿易収支(先週)
  韓・中央銀行が政策金利発表
  米・アトランタ連銀総裁が講演
  印・G20財務相・中央銀行総裁会議(25日まで)
  米・7年債入札
  決算発表 アクサ、モデルナ、ビヨンド・ミート、アリババグループ・ホールディング
2月24日 国内 08:30 消費者物価コア指数(1月)
08:50 対外・対内証券投資(先週)
09:30 日銀総裁候補の植田氏への所信聴取と質疑(衆院議院運営委員会)
13:00 日銀副総裁候補の内田、氷見野両氏への所信聴取と質疑(衆院議院運営委員会)
14:30 全国百貨店売上高(1月)
14:30 東京地区百貨店売上高(1月)
海外 16:00 独・GDP改定値(10-12月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(先週)
20:00 ブ・FGV建設コスト(2月)
20:00 ブ・FGV消費者信頼感(2月)
21:00 ブ・IBGEインフレ率(IPCA-15)(2月)
21:30 ブ・経常収支(1月)
21:30 ブ・海外直接投資(1月)
22:30 米・個人所得(1月)
22:30 米・個人消費支出(1月)
22:30 米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(1月)
24:00 米・新築住宅販売件数(1月)
24:00 米・ミシガン大学消費者マインド指数(2月)
26:30 ブ・連邦政府債務残高(1月)
  ロシアによるウクライナ侵攻から1年
  伊・5年債、10年債入札
  決算発表 BASF
  • 提供:フィスコ社

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