SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-29 04:56:47

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > 日経平均は急落!米雇用統計後の懸念強まる中で迎える米CPIやFOMC議事録を注視

日経平均は急落!米雇用統計後の懸念強まる中で迎える米CPIやFOMC議事録を注視

2022/10/11

【先物・オプションデビュープログラム】はじめての先物・オプション取引で最大100,000円キャッシュバック!

1利上げ動向への思惑が交錯する

先週の225先物は週間で1,090円高(上昇率4.19%)の27,100円と4週ぶり大幅反発。

ロシアのプーチン大統領がウクライナ4州の併合を宣言するなど地政学リスクや米経済指標の下振れを受けた景気後退懸念もくすぶる中ではあったが、前の週までの急落は短期的に行き過ぎとの見方から買い戻しが先行、週明け3日から上昇となった。

その後、英国政府が最高所得税率の引き下げを撤回し欧州での財政不安が後退したほか、米9月ISM製造業景況指数の新規受注が拡大・縮小の境である50を大幅に下回ると、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ継続への懸念が後退し、買い戻しが加速。

さらに、債務健全性への疑念から売られていた金融のクレディスイス株が持ち直したことで市場混乱の警戒感が後退、8月求人件数(JOLTS)が予想以上に大幅な減少となると金融引き締め懸念も一段と後退。豪中央銀行の予想外の利上げ幅縮小も手伝い、買い戻しがさらに強まった。

一方、週後半は予想を上回る米9月ISM非製造業景況指数などに加えて、複数のFRB高官から相次いで利下げ転換期待を打ち消すタカ派発言が出たことで騰勢一服。米9月雇用統計前の様子見ムードも広がり、週末は5日ぶり反落となった。

9月30日時点の裁定残高は、ネットベースで6,684億円の買い越し(前週は1兆1675億円の買い越し)と減少した。株数ベースでは、2億7,046万株の買い越しで、9月22日時点(4億2,443万株の買い越し)から減少している。

日経平均と裁定残(9月30日時点)

両先物ともに売り方1、2位はAアムロCとモルガンS

両先物ともに裁定買い(現物買い・先物売り)が膨らんだとみられ、売り方の累計1、2位はAアムロC、モルガンSとなった。

225先物の売り方上位には松井、SBIなども入り、相場上昇局面での個人の日経レバETF売りが出たと推察される。

一方、225先物の買い方上位にはバークレイズとソジェンが入った。商品投資顧問(CTA)の買い戻しと推察される。また、両先物ともに買い方上位にはGS、ドイツがランクインした。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2日経VIは低下、プット手仕舞い売りも建玉なお多い

先週の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は週間で3.00pt安(下落率11.39%)の23.33と低下。

週末には複数のFRB高官に牽制されたものの、週半ばまでは俄かに再び台頭した利下げ転換期待からリスク資産の買い戻しが活発化した。

株式市場が戻りを試すなか、オプション市場ではプット(売る権利)の手仕舞い売りが広がり、日経VIは低下傾向が続いた。

プットは権利行使価格26,000円、25,500円での売買が特に活発だった。プットの建玉は全体的にコール(買う権利)より多く積み上がっており、25,000円−27,000円にかけての建玉レンジは概ね8,500枚−10,500枚と高水準だ。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は上昇、金融引き締め懸念後退でCTAの買い戻し加速

NT倍率(先物)は上昇。英国政府が最高所得税率の引き下げを撤回し欧州での財政不安が後退したことで米長期金利が低下。

また、米9月ISM製造業景況指数や米8月求人件数(JOLTS)が予想比で下振れたほか、豪中央銀行の予想外の利上げ幅縮小などもあり、米連邦準備制度理事会(FRB)による来年の利下げ転換への期待が再び台頭。

こうした中、月替わり、四半期替わりで資金フローが変化するなど需給改善効果もあり、商品投資顧問(CTA)など短期筋を中心に買い戻しが活発化、NT倍率の上昇に繋がった。NT倍率は週初から週末まで前週末終値を上回った水準で推移した。

3日経平均は急落!米雇用統計後の懸念強まる中で迎える米CPIやFOMC議事録を注視

今週の225先物は引き続き神経質な展開か。

先週末に発表された米9月雇用統計は概ね予想並みも、失業率が予想に反して低下したことが労働市場の逼迫継続を示唆し、米国株は大幅安。225先物も週明けから再び27,000円割れを強いられよう。

米国ではサンフランシスコ連銀のデーリー総裁やクリーブランド連銀のメスター総裁など多くのFRB高官が、市場が抱く利下げ転換への思惑に対して「全くあり得ない」などと手厳しい姿勢を見せており、一時3.5%台まで低下していた米10年債利回りは再び3.9%前後まで上昇してきている。

市場では、FRBの遅行指標に基づく後追いでの積極的な金融引き締めが深刻な景気後退など何らかのショックを招くのではないかという懸念を強めている。

こうした中、今週は12日の米9月卸売物価指数(PPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(9月20−21日開催分)、13日の米9月消費者物価指数(CPI)など注目イベントが多い。

先週までの上昇で売り方の買い戻しは一巡し、足元の海外勢の持ち高は中立と推察される。改めて売りにも買いにも転じる余地があり、イベントの結果次第で振れ幅の激しい展開が予想される。

ただ、根強い景気後退懸念を踏まえると下振れリスクの方が大きいと考えられ、週末のオプションSQに向けた動きには注意したい。今週の225先物予想レンジは25,800-27,200円とする。

経済スケジュール(10月10日〜10月16日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

10月10日 国内 株式市場は祝日のため休場(スポーツの日)
海外 16:00 トルコ・失業率(8月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(10月7日まで1カ月間)
20:25 ブ・週次景気動向調査
27:00 ブ・貿易収支(先週)
中・資金調達総額(9月、15日までに)
中・マネーサプライ(9月、15日までに)
中・元建て新規貸出残高(9月、15日までに)
米・国際金融協会(IIF)年次会合(14日まで)
米・国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会(16日まで)
米・シカゴ連銀総裁が全米企業エコノミスト協会(NABE)の年次会合で講演
米・ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)副議長がNABEの年次会合で講演
10月11日 国内 08:50 国際収支(経常収支)(8月)
10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年、残存10-25年)(日本銀行)
14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(9月)
14:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(9月)
入国者数の上限撤廃など新型コロナの水際対策緩和
海外 15:00 英・失業率(9月)
15:00 英・ILO失業率(3カ月)(8月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(先週)
21:00 ブ・IBGEインフレ率IPCA(9月)
IMFが世界経済見通し(WEO)公表
米・クリーブランド連銀総裁が講演
英・ベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演
米・3年債入札
米・メタ・プラットフォームズ、「メタコネクト」
10月12日 国内 08:50 コア機械受注(8月)
10:00 営業毎旬報告(10月10日現在、日本銀行)
15:00 工作機械受注(9月)
ソシオネクストが東証プライムに新規上場(公開価格:3650円)
決算発表 東宝
海外 15:00 英・鉱工業生産指数(8月)
15:00 英・商品貿易収支(8月)
18:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(8月)
21:00 印・鉱工業生産(8月)
21:00 印・消費者物価指数(9月)
21:30 米・生産者物価コア指数(9月)
21:30 米・PPI最終需要(9月)
韓・中央銀行が政策金利発表
米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月20-21日会合分)
米・ミネアポリス連銀総裁がタウンホール討論会に参加
米・ボウマンFRB理事が講演
米・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁がIIF年次会合で講演
米・G20財務相・中央銀行総裁会議(13日まで)
石油輸出国機構(OPEC)月報
カザフスタン・アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)首脳会議(13日まで)
香港・香港英商会会合(13日まで)、香港行政長官が基調演説
米・10年債入札
英・5年債入札
独・10年債入札
決算発表 ペプシコ
10月13日 国内 08:50 国内企業物価指数(9月)
08:50 貸出動向 銀行計(9月)
08:50 銀行貸出動向(含信金前年比) (9月)
11:00 ソニー・ホンダモビリティ設立発表会
13:30 生活意識に関するアンケート調査(第91回)の結果公表(日本銀行)
決算発表 ファーストリテイリング
海外 15:00 独・CPI(9月)
21:30 米・消費者物価コア指数(9月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
中・1年物中期貸出ファシリティ金利(16日までに)
伊・選挙後初議会招集
国際エネルギー機関(IEA)石油市場リポート(10月)
スロベニア・国際捕鯨委員会(IWC)総会(21日まで)
決算発表 ブラックロック、TSMC
10月14日 国内 08:50 対外・対内証券投資(先週)
08:50 マネーストック(9月)
海外 10:30 中・消費者物価指数(9月)
10:30 中・生産者物価指数(9月)
15:30 印・卸売物価(9月)
18:00 欧・ユーロ圏貿易収支(8月)
21:00 ブ・IBGEサービス部門売上高(8月)
21:30 米・小売売上高(9月)
21:30 米・輸入物価指数(9月)
23:00 米・企業在庫(8月)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)
中・貿易収支(9月)
印・貿易収支(9月、17日までに)
英・中央銀行の緊急の長期国債買い入れ終了
決算発表 ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン、モルガンS、シティグループ
10月15日 海外 米・財務省の半期に一度の為替報告書の議会提出期限
米・セントルイス連銀総裁が講演
英・中央銀行総裁が講演
10月16日 海外 中・共産党大会開幕
  • 提供:フィスコ社

少ない資金で大きな利益を狙いたくありませんか?そんな方はこちらを確認!

先物・オプションの関連コンテンツ

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社、および情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製、または販売等を行うことは固く禁じます。
  • 必要証拠金額は当社SPAN証拠金(発注済の注文等を加味したSPAN証拠金×100%)−ネット・オプション価値(Net Option Value)の総額となります。
  • 当社SPAN証拠金、およびネット・オプション価値(Net Option Value)の総額は発注・約定ごとに再計算されます。
  • SPAN証拠金に対する掛け目は、指数・有価証券価格の変動状況などを考慮のうえ、与信管理の観点から、当社の独自の判断により一律、またはお客さまごとに変更することがあります。
  • 「HYPER先物コース」選択時の取引における建玉保有期限は新規建てしたセッションに限定されます。必要証拠金額はSPAN証拠金×50%〜90%の範囲で任意に設定が可能であり、また、自動的に決済を行う「ロスカット」機能が働く取引となります。
  • 先物・オプションのSPAN証拠金についてはこちら(日本証券クリアリング機構のWEBサイト)
  • 指数先物の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。市場価格が予想とは反対の方向に変化したときには、比較的短期間のうちに証拠金の大部分、またはそのすべてを失うこともあります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。また、指数先物取引は、少額の証拠金で多額の取引を行うことができることから、時として多額の損失を被る危険性を有しています。
  • 日経平均VI先物取引は、一般的な先物取引のリスクに加え、以下のような日経平均VIの変動の特性上、日経平均VI先物取引の売方には特有のリスクが存在し、その損失は株価指数先物取引と比較して非常に大きくなる可能性があります。資産・経験が十分でないお客さまが日経平均VI先物取引を行う際には、売建てを避けてください。
  • 日経平均VIは、相場の下落時に急上昇するという特徴があります。
  • 日経平均VIは、急上昇した後に数値が一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴を持っています。
    日経平均VIは、短期間で急激に数値が変動するため、リアルタイムで価格情報を入手できない環境での取引は推奨されません。
  • 指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。買方が期日までに権利行使又は転売を行わない場合には、権利は消滅します。この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、指数オプション取引は、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失を被る危険性を有しています。
  • 未成年口座のお客さまは先物・オプション取引口座の開設は受付いたしておりません。
  • 「J-NETクロス取引」で取引所 立会市場の最良気配と同値でマッチングする場合、本サービスをご利用いただくお客さまには金銭的利益は生じないものの、SBI証券は委託手数料を機関投資家から受け取ります。
  • J-NETクロス取引の詳細は適宜修正される可能性がありますのでご留意ください。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【FXデビュープログラム】FX口座の新規開設&お取引で最大700,000円キャッシュバック!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 米株デビューコンテンツ(GWも取引できる!)

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.