SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-29 15:01:09

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 > NATO緊急首脳会議に向けた停戦協議に注目、FRBのタカ派姿勢にも再注意

NATO緊急首脳会議に向けた停戦協議に注目、FRBのタカ派姿勢にも再注意

2022/3/22

【先物・オプションデビュープログラム】はじめての先物・オプション取引で最大100,000円キャッシュバック!

1FOMC通過で買い戻し進展

先週の225先物は週間で1,640円高(上昇率6.54%)の26,730円と5週ぶりに大幅反発。

週初14日からロシアとウクライナの関係者から停戦交渉で具体的な進展があったとの見方が示され、停戦期待から堅調スタート。

15日は、中国での新型コロナウイルス感染拡大による需要鈍化への思惑から原油先物相場が反落したことでインフレ懸念が緩和し、買い安心感に繋がった。16日は、連邦公開市場委員会(FOMC)の公表結果前に持ち高調整の買い戻しが入ったほか、中国当局が国外での株式上場を支持する方針などとの報道を受けてアジア市況が急騰したことで投資家心理が改善。

注目のFOMCでは年内7回の利上げ及び来年3-4回の利上げが示唆され、タカ派的と捉える向きが多かった。ただ、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が米経済は十分に利上げに耐え得るなどと景気後退入りの可能性を否定したため、目先のあく抜け感も台頭し、買い戻しが進展。結果、17日の225先物は急伸した。ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの停戦協議を巡り「交渉に現実味が出てきた」と発言したことも安心感をもたらした。

3月11日時点の裁定残高は、ネットベースで7,306億円の買い越し(前週は4,588億円の買い越し)と増加した。株数ベースでは、2億7,865万株の買い越しで、3月4日時点(1億8,269万株の買い越し)から増加している。

日経平均と裁定残(3月11日時点)

裁定買いの動き広がる、TOPIXではBofA証券が大量買い越し

先物主導で上昇したことから、両先物ともに裁定買いの動きが広がり、累計売り上位にはソジェンやAアムロCなど裁定業者が並んだ。

そのほか、225先物では週半ばから週末にかけてみずほ証券とバークレイズの買い越しが目立った。TOPIX先物では、BofA証券が週を通じて大量に買い越したことが目を引いた。

ほか、JPモルガンやバークレイズが目立ち、17日にはみずほ証券や野村など国内勢も大きく買い越した。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。なお、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。なお、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2停戦期待やイベント通過のあく抜け感で日経VI低下

先週の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は週間で3.31pt安(下落率11.57%)の25.29と低下した。

ロシアとウクライナとの間の停戦期待の高まりや、FOMCを通過したことに伴うあく抜け感から、株式市場では買い戻しが進展。オプション市場ではプット(売る権利)が売られる一方、コール(買う権利)が買われ、日経VIの低下につながった。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は上昇、FOMC前後からグロース株の買い戻し加速

NT倍率(先物)はもみ合いの末に上昇。この週は全般買い戻しが続き、株式市場は堅調推移。週前半はBofA証券やバークレイズなど海外勢の大幅な買い越しにより、TOPIX先物主導で上昇し、NT倍率は15日に13.90まで低下。

ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過し、あく抜け感が高まったことで、週後半は225先物でも買い越し基調が強まり、NT倍率は週末にかけて上昇に転じた。現物株市場でも、FOMC前後から値がさグロース株の買い戻しが強まり、NT倍率の上昇に寄与した。

3買い戻し一巡で一段高には材料必要

今週の225先物はもみ合いか。

FOMCを無難に通過し、目先イベントに乏しいなか、国内外での経済指標の発表も少なく、ウクライナ情勢を睨んだ展開となりそうだ。

ロシアとウクライナの停戦協議については、ウクライナ側から進展があったと示されたかと思えば、ロシア側がすぐに否定するなど未だ不透明感が強い。

24日にはEU首脳会議とNATO緊急首脳会議が開催予定で、これらに向けて交渉に進展があるかが注目される。具体的な進展があれば先物主導で更に買い戻しが進む可能性があろう。

ただ、ロシアの強硬姿勢は崩れておらず、距離が縮まらない可能性もあり、一段高の期待は持ちにくい。
また、FOMC通過後に世界的に株式市場は大幅反発したが、年始からの波乱相場のなかで大量に積み上がったヘッジ売りのポジションが解消されたに過ぎない。

持ち高調整が先週までに大方済んだとすれば、今週からの一段高には明確な材料が必要だろう。
むしろ、日米ともにメジャーSQを通過したことで、改めて売り持ち高を積み上げる余地が出てきた点に警戒したい。

また、米金融政策についてもFOMCを通過したとはいえ、その後、FRBのウォラー理事が今後複数会合での0.5ptの利上げを支持したほか、セントルイス連銀のブラード総裁は年内に政策金利を3%超の水準にまで引き上げることを主張した。

こうしたタカ派姿勢が改めてクローズアップされると、神経質な展開になる可能性もあろう。今後も高いボラティリティーが続くことを覚悟しておきたい。今週の225先物予想レンジは26,500-27,800円とする。

経済スケジュール(3月21日〜3月27日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

3月21日 国内 株式市場は祝日のため休場(春分の日)
海外 06:45 NZ・貿易収支(2月)
10:15 中・1年物ローンプライムレート(LPR)
10:15 中・5年物ローンプライムレート(LPR)
27:00 ブ・貿易収支(先週)
米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長とアトランタ連銀総裁が全米企業エコノミスト協会(NABE)の年次会合で講演
欧・欧外相理事会
決算発表 ナイキ
3月22日 海外 18:00 欧・ユーロ圏経常収支(1月)
独・5年債入札
国際決済銀行(BIS)イノベーションサミット(23日まで)にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁やニューヨーク連銀総裁などが参加
米・クリーブランド連銀総裁が講演
米・サンフランシスコ連銀総裁がオンライン討論会に参加
決算発表 シャオミ、アドビ
3月23日 国内 10:00 営業毎旬報告(3月20日現在、日本銀行)
10:10 国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年、残存5-10年)(日本銀行)
14:00 景気一致指数(1月)
14:00 景気先行CI指数(1月)
14:45 日本船主協会会長が会見
15:00 工作機械受注(2月)
16:00 オーシャン・ネットワーク・エクスプレスが事業説明会
TORICOが東証マザーズに新規上場(公開価格:1700円)
海外 16:00 英・消費者物価コア指数(2月)
16:00 英・生産者物価産出指数(2月)
17:00 南ア・消費者物価指数(2月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(3月22日まで1カ月)
23:00 米・新築住宅販売件数(2月)
24:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(3月)
BISイノベーションサミット(最終日)にFRB議長やベイリーイングランド銀行(英中央銀行)総裁などが参加
G7貿易相会合
米・サンフランシスコ連銀総裁がブルームバーグ主催のイベントに参加
英・財務相予算案
決算発表 テンセント・ホールディングス
3月24日 国内 08:50 日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(1月17・18日分)
09:30 製造業PMI(3月)
09:30 サービス業PMI(3月)
09:30 総合PMI(3月)
10:00 東芝が臨時株主総会開催
10:30 片岡日銀審議委員が青森県金融経済懇談会であいさつ、同記者会見
14:30 全国百貨店売上高(2月)
14:30 東京地区百貨店売上高(2月)
15:30 日本郵船が「NYKグループESGストーリー2022」説明会
海外 10:00 中・SWIFTグローバル支払(2月)
16:00 フィリピン・中央銀行が政策金利発表
17:30 スイス・中央銀行が政策金利発表
17:30 独・製造業PMI(3月)
17:30 独・サービス業PMI(3月)
17:30 独・総合PMI(3月)
18:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(3月)
18:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI(3月)
18:00 欧・ユーロ圏総合PMI(3月)
18:30 英・製造業PMI(3月)
18:30 英・サービス業PMI(3月)
18:30 英・総合PMI(3月)
21:30 米・耐久財受注(2月)
21:30 米・経常収支(10-12月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
22:45 米・製造業PMI(3月)
22:45 米・サービス業PMI(3月)
22:45 米・総合PMI(3月)
28:00 メキシコ・中央銀行が政策金利発表
南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議
米 ・アトランタ連銀総裁がオンライン討論会に参加
欧・ECB経済報告
欧・欧首脳会議(25日まで)
3月25日 国内 08:30 東京CPI(3月)
08:50 企業向けサービス価格指数(2月)
08:50 対外・対内証券投資(先週)
新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ(日本銀行)
海外 16:00 英・小売売上高指数(2月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(3月23日まで1カ月)
18:00 欧・ユーロ圏マネーサプライ(2月)
18:00 独・IFO企業景況感指数(3月)
20:00 ブ・FGV消費者信頼感(3月)
21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA-15)(3月)
23:00 米・ミシガン大学消費者マインド指数(3月)
23:00 米・中古住宅販売成約指数(2月)
中・経常収支確定値(10-12月)
米・サンフランシスコ連銀総裁が会議で歓迎のあいさつ
米・ニューヨーク連銀総裁が講演
3月27日 海外 10:30 中・工業利益(2月)
欧・夏時間開始
  • 提供:フィスコ社

少ない資金で大きな利益を狙いたくありませんか?そんな方はこちらを確認!

先物・オプションの関連コンテンツ

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社、および情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製、または販売等を行うことは固く禁じます。
  • 必要証拠金額は当社SPAN証拠金(発注済の注文等を加味したSPAN証拠金×100%)−ネット・オプション価値(Net Option Value)の総額となります。
  • 当社SPAN証拠金、およびネット・オプション価値(Net Option Value)の総額は発注・約定ごとに再計算されます。
  • SPAN証拠金に対する掛け目は、指数・有価証券価格の変動状況などを考慮のうえ、与信管理の観点から、当社の独自の判断により一律、またはお客さまごとに変更することがあります。
  • 「HYPER先物コース」選択時の取引における建玉保有期限は新規建てしたセッションに限定されます。必要証拠金額はSPAN証拠金×50%〜90%の範囲で任意に設定が可能であり、また、自動的に決済を行う「ロスカット」機能が働く取引となります。
  • 先物・オプションのSPAN証拠金についてはこちら(日本証券クリアリング機構のWEBサイト)
  • 指数先物の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。市場価格が予想とは反対の方向に変化したときには、比較的短期間のうちに証拠金の大部分、またはそのすべてを失うこともあります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。また、指数先物取引は、少額の証拠金で多額の取引を行うことができることから、時として多額の損失を被る危険性を有しています。
  • 日経平均VI先物取引は、一般的な先物取引のリスクに加え、以下のような日経平均VIの変動の特性上、日経平均VI先物取引の売方には特有のリスクが存在し、その損失は株価指数先物取引と比較して非常に大きくなる可能性があります。資産・経験が十分でないお客さまが日経平均VI先物取引を行う際には、売建てを避けてください。
  • 日経平均VIは、相場の下落時に急上昇するという特徴があります。
  • 日経平均VIは、急上昇した後に数値が一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴を持っています。
    日経平均VIは、短期間で急激に数値が変動するため、リアルタイムで価格情報を入手できない環境での取引は推奨されません。
  • 指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。買方が期日までに権利行使又は転売を行わない場合には、権利は消滅します。この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、指数オプション取引は、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失を被る危険性を有しています。
  • 未成年口座のお客さまは先物・オプション取引口座の開設は受付いたしておりません。
  • 「J-NETクロス取引」で取引所 立会市場の最良気配と同値でマッチングする場合、本サービスをご利用いただくお客さまには金銭的利益は生じないものの、SBI証券は委託手数料を機関投資家から受け取ります。
  • J-NETクロス取引の詳細は適宜修正される可能性がありますのでご留意ください。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【FXデビュープログラム】FX口座の新規開設&お取引で最大700,000円キャッシュバック!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 米株デビューコンテンツ(GWも取引できる!)

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.