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2024-03-29 20:49:58

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 >  日経平均は下落警戒も、売られすぎの反転となるか

日経平均は下落警戒も、売られすぎの反転となるか

2019/3/11

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1世界景気の後退懸念から4週間ぶりに下落

先週の225先物は前週末比850円安(下落率3.93%)の20,770円と4週間ぶりに下落に転じた。米国株高の上昇や円安進行を映して、225先物は週初、上昇して始まり、心理的な節目の21,500円を上回った。その後は、経済協力開発機構(OECD)が今年と来年の経済成長率見通しを引き下げたほか、欧州中央銀行(ECB)も今年のユーロ圏の実質GDP(域内総生産)成長率見通しを大幅に下方修正し、世界経済の減速懸念の急速な高まりから週末にかけて大きく値を崩した。また、騰勢を強めていた中国・上海総合株価指数が急落するなど世界的な株安連鎖の様相を強めた。

3月1日時点の裁定残高は、ネットベースで3,352億円の買い越し(前週は2,788億円の買い越し)と増加した。一方、株数ベースでは、2億298万株の買い越しと2月22日時点(1億6,343万株の買い越し)比で増加している。

日経225と裁定残(3月1日時点)

海外勢による225先物、TOPIX先物売りが目立つ

先物の手口では、225先物・TOPIX先物ともに週前半は8日のメジャーSQに伴うロールオーバーの動きが中心となった。225先物の手口では、ロール後も週末にかけて売り越し基調を継続させたドイツが売り筆頭になった一方で、週末にかけて買い越したみずほ証券やAアムロCが買い方上位に。TOPIX先物の手口では、日銀のETF(上場投資信託)買いも伴って国内勢(野村、大和、SMBC日興)の買い手口が目立ったほか、売り手口では海外勢(GS、モルガンS)の売りが上位を占めた。なお、8日のメジャーSQにおける確定値は日経平均が21,348.40円(7日終値比-107.62円)、TOPIXが1,587.02pt(同比-14.64pt)となった。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2VIは4週ぶりに上昇

日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)は、前週末比3.01pt高(上昇率17.91%)の19.81ptと4週間ぶりに上昇に転じた。経済協力開発機構(OECD)や欧州中央銀行(ECB)による経済成長率見通しの引き下げ、国内でも政府による景気の基調判断の下方修正を受けて、VIは週末にかけてじり高歩調を辿った。週末8日には一時20.25ptまで上昇し、1月30日以来約5週間ぶりに危険水域とみられる20pt台をタッチした。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は上昇、13.4倍を回復

NT倍率(先物)は上昇。週明け4日の日経平均は米国株高や為替の円安推移からマドをあけて上昇した。TOPIXも上昇したものの、朝高後は売り優勢の展開が続き、NT倍率は13.44倍まで上昇した。世界経済の減速懸念などから米国株安が続くなか、日経平均・TOPIXともに下落し、週半ばにかけてNT倍率は一時13.35倍まで下落する場面もみられた。その後、週末にかけてTOPIXが相対的に下げ幅を広げると、NT倍率は13.41倍で引けた。

3日経平均は下落警戒も、売られすぎの反転となるか

今週の225先物は米中などの経済指標を見極めながらの展開となりそうだ。先週は世界景気の後退懸念を背景に世界的に株価の下落が続いた。それだけに、通常以上に各種経済指標への注目度が高まるだろう。

米国では、11日に1月の小売売上高、12日に1月の消費者物価指数、13日に耐久財受注(速報)などが発表予定。中国では14日に1-2月の鉱工業生産、小売売上高などの発表が予定され、指標内容を警戒した神経質な展開が想定されよう。また、国内では、14-15日に日銀の金融政策決定会合が予定されている。

株式市場が不安定な動きとなっているだけに、追加緩和などを示唆するなどの思惑が働く可能性もあり、重要イベント前後に値動きが荒くなる展開も視野に入る。国内外の景気の先行き不安感が増幅するなか、市場では年初から225先物を買い戻していたCTA(商品投資顧問業者)などを主体とした海外投資家などの短期筋による売りの動きに警戒か。

テクニカル的には1カ月ぶりに25日線(2万1,223円)割れとなったが、2月も25日線を割り込んだ直後に反発に転じており、突っ込み警戒感も台頭しやすいか。先週の各国主要指標の中で下落率首位は日本となっていることからも売られすぎの反転はあるか。

また、需給面では今月末26日の権利付最終日にかけて配当取りや、その直後の信託銀行による先物再投資など、過去の経験則からはこの時期は決して需給も悪くない。実際に1990年以降4月の日経平均は1年間の中で最も月間平均騰落率が高い月であるため、ここが仕込み時となることに期待したい。それでも足元は米中貿易問題の状況次第となることが想定されるため、関連ニュースの内容に大きく左右されるか。マーケット状況を確認しながらポジションを大きく取ることなく状況に合わせて取引したい。

なお、日本経済新聞社は8日に日経平均株価を構成する225銘柄にオムロンを採用すると発表。一方、パイオニアは外資ファンドの完全子会社になるため、上場廃止に伴い除外される。入れ替えは18日と短期間に実施されるため、11日のオムロン株はストップ高となっている。マーケット関係者の試算では、日経平均に連動するパッシブ型ファンドなどの構成銘柄入れ替えのため、パイオニアに約16億円の売り需要、オムロンに約1,188億円の買い需要が発生する。差額分を埋めるキャッシュ作りのために他の日経平均構成銘柄などに広く売りが出ることが予想されたが、11日の日経平均は堅調に推移している。予想レンジは20,500-21,500円とする。

経済スケジュール(3月11日〜3月15日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

3月11日

国内

08:50

マネーストック(2月)

15:00

工作機械受注(2月)

海外

16:00

トルコ・GDP(10-12月)

16:00

独・鉱工業生産指数(1月)

16:00

独・貿易収支(1月)

16:00

独・経常収支(1月)

20:25

ブ・週次景気動向調査

21:30

米・小売売上高(1月)

23:00

米・企業在庫(12月)

23:20

ブ・自動車販売台数(2月)

27:00

ブ・貿易収支(週次)(3月10日まで1カ月間)

 

中・海外直接投資(2月、18日までに)

 

中・元建て新規貸出額(2月、15日までに)

 

中・マネーサプライ(2月、15日までに)

 

中・資金調達総額(2月、15日までに)

 

米・トランプ大統領が2020年度予算教書を発表

 

米・エネルギー国際会議「CERAウイーク」(15日まで)

 

欧・ユーロ圏財務相会合

3月12日

国内

08:50

法人企業景気予測調査(1-3月)

10:00

営業毎旬報告(3月10日現在)

 

ダイコー通産が東証2部に新規上場(公開価格:1540円)

海外

17:00

ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(3月7日まで1カ月間)

18:30

英・商品貿易収支(1月)

18:30

英・鉱工業生産指数(1月)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(3月)

21:00

ブ・拡大消費者物価指数(IPCA)(2月)

21:00

印・CPI(2月)

21:00

印・鉱工業生産(1月)

21:30

米・消費者物価コア指数(2月)

 

英・議会が12日までに政府の離脱修正案を採決

 

米・アメリカ合衆国通商代表部(USTR)代表が上院財政委員会の世界貿易機関(WTO)に関する公聴会で証言

 

欧・欧財務相理事会

3月13日

国内

08:50

国内企業物価指数(2月)

08:50

機械受注(1月)

13:30

第3次産業活動指数(1月)

 

国債買い入れオペ(残存10-25年、残存25年超、残存5-10年)(日本銀行)

 

サーバーワークスがマザーズに新規上場(公開価格:4780円)

海外

19:00

欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(1月)

20:00

米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

21:00

ブ・鉱工業生産(1月)

21:30

米・生産者物価コア指数(2月)

21:30

米・耐久財受注(1月)

23:00

米・建設支出(1月)

 

英・議会が修正案否決の場合は「合意なき離脱」の是非を採決

 

決算発表 アディダス、プルーデンシャル

3月14日

国内

08:50

対外・対内証券投資(先週)

 

エヌ・シー・エヌがジャスダックに新規上場(公開価格:800円)

 

伊藤忠のデサントに対するTOB期限

 

日銀政策委員会・金融政策決定会合1日目

海外

11:00

中・固定資産投資(都市部)(2月)

11:00

中・鉱工業生産指数(2月)

11:00

中・小売売上高(2月)

11:00

中・失業率(2月)

11:00

中・不動産投資(2月)

15:30

印・卸売物価(2月)

16:00

独・CPI改定値(2月)

21:00

ブ・小売売上高(1月)

21:00

ブ・IBGEサービス部門売上高(1月)

21:30

米・輸入物価指数(2月)

21:30

米・新規失業保険申請件数(先週)

23:00

米・新築住宅販売件数(1月)

 

米・テスラがSUV(モデルY)発表イベント

 

英・議会が修正案否決で「合意なき離脱」拒否の場合は、離脱延期を巡る審議・採決

 

決算発表 アドビ、オラクル、ブロードコム

3月15日

国内

15:30

黒田総裁が会見

17:55

黒田日銀総裁がB20東京サミットであいさつ

 

日銀政策委員会・金融政策決定会合2日目 政策金利発表

 

カオナビがマザーズに新規上場(公開価格:1980円)

海外

10:30

中・新築住宅価格(2月)

16:00

トルコ・失業率(12月)

16:00

欧・欧州新車販売台数(2月)

19:00

欧・ユーロ圏CPI改定値(2月)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(3月)

21:30

米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(3月)

22:15

米・鉱工業生産指数(2月)

22:15

米・設備稼働率(2月)

23:00

米・JOLT求人件数(1月)

23:00

米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)

29:00

米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(1月)

 

中・全国人民代表大会(全人代)が閉幕、李克強首相が記者会見

 

中・「3.15晩会」-世界消費者権利デーに合わせ違法な商法や問題のある商品を取り上げる特番

 

印・貿易収支(2月)

 

米・トヨタの豊田章男社長がエコノミッククラブで講演

 

国際エネルギー機関(IEA)月報

  • 提供:フィスコ社
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