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2024-03-29 23:03:36

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サキモノの『ココがPOINT!』

2018/7/9

“陰の極み”は過ぎたか?

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1米中貿易摩擦懸念で3週連続の下落

225先物は前週末比410円の下落。米国が中国製品に対する追加関税の発動を前に、貿易摩擦激化への警戒感から売りが先行し3週連続の下げとなった。225先物は週初の2日に22,000円台を割り込んだ。22,000円割れは5月31日以来(終値ベース)。米国の強硬な通商政策を背景に景気のスローダウンが懸念される中国など主要アジア各国の株価が下落したことが響き、225先物も下値模索の展開となった。ただ、日本時間の6日午後、米国が当初の予定通りに中国製品340億ドル相当に追加関税を発動。中国も対抗して報復する考えを示唆すると、当初は仕掛け的な売りが出たが、その後は想定の範囲内と受け止められ、目先の悪材料出尽くし感から大引けにかけては買い戻しに動きが強まり、5日ぶりに反発した。結局、週を通じては3週連続しての下落となった。

6月29日時点の裁定残高は、ネットベースで1兆6億円の買い越し(前週は1兆2,496億円の買い越し)と減少した。一方、株数ベースでは、6億460万株の買い越しと6月22日時点(6億9,781万株の買い越し)比で減少している。

日経225と裁定残(6月29日時点)

225先物はSBIの買い、三菱UFJの売りが際立つ

225先物の手口では、週末に大きく買い越したSBIが買い方筆頭になったほか、前週買い方筆頭だった大和も週を通じてコンスタントに買いをこなし買い方2位につけるなど、国内勢が上位になったほか、ソジェン、メリルなど海外勢の買いも目立っている。一方、週末に大きく売った三菱UFJが売り方筆頭に躍り出たほか、週を通じてコンスタントに売りをこなしたバークレイやAアムロCの欧州勢も売り方上位になった。また、TOPIX先物では、週を通じて買いをこなした大和が3週連続して買い方筆頭になったほか、メリル、ソジェンの海外勢も週を通じて買いをこなし買い方上位にランクインした。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2日経VIは3週ぶりに下落

日経ボラティリティ・インデックス(VI)は、18.17pt。前週末比1.23pt(下落率6.34%)安と3週ぶりに下落した。米国による追加関税発動の行方が懸念され、リスク回避姿勢が強まり、週初の2日に日経VIは一時23.16ptまで上昇した。危険水準とみられる20.00ptを上回り、先週の高値(21.24pt)をも上回る格好となった。一方で、米国が第一弾の制裁関税発動を予定通り6日に発動すると、目先のあく抜け感が広がり、週末にかけて日経VIは低下し、20.00ptを下回った。ただ、米国による第二弾の追加関税の発動が2週間以内に実施される予定なうえ、新たな2,000億ドルの制裁関税の発動の行方も気掛かりとなる。貿易戦争懸念が一段と強まる可能性もあり、日経VIも再び上昇基調に転じる余地はありそうだ。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は下落、水準訂正が意識され12.8倍まで下げる場面も

NT倍率(先物)は下落、週半ばにかけて12.8倍まで下げる場面もみられた。ただ、週末にかけて、米中貿易摩擦懸念の後退に加え、早期アルツハイマー病新薬候補の治験結果が好感されたエーザイ<4523>がストップ高を付けるなどしたことで日経平均が相対的に強含み、12.89倍まで上昇、週全体を通しては小幅な下落に留まった。

3“陰の極み”は過ぎたか?

今週は“陰の極み”は過ぎたのか確認する週になろう。前週末6日の225先物は、目先のあく抜け感から買い戻しの動きが強まり、前日比310円高と反発した。この流れを引き継ぎ、今週も戻りを試す展開が期待される。

日経平均は先週“陰の極み”の確認といえる週間で▼516円下落し、週足では3週連続で陰線を形成。週初から▼492円安と大幅下落し、木曜日には2万1,500円を割り、新安値銘柄が552と今年最多に達した。マザーズも木曜日に節目の1,000pts割り込んだ。ただ、今回と過去の安値局面での予想PER、PBR、騰落レシオから見ると、今回はPERベースで12.9倍、PBR1.18倍、騰落レシオ78.45%と、「陰の極み」到達を示唆しています。RSIも5日に20.48%に低下(通常25%〜75%)。これも“陰の極み”のシグナルに。

6月の雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想の19.5万人を上回る21.3万人(3カ月の伸び幅も月平均21万1千人)と強い結果に。一方、失業率は前回の3.8%から4.0%に悪化したものの、職探しの再開やより良い仕事を求める動きによる「良い上昇」との解釈に。(20歳以上の女性の労働参加率は58.6%と前月から0.5ptsも改善)
また、平均時給も前月比+0.2%と前回の+0.3%から伸びが低下し、前年同月比2.7%増と上昇率はリーマンショック前の3〜4%に届かないまま。急速なインフレ圧力も確認出来ず、FRBの利上げが緩やかになるだろうと、理想的な結果とも言える内容に。

今週は小売を中心に3-5月期決算が本格化する。前週末6日の米国の制裁関税発動日に東京市場は底堅い展開となったことから、今週は外部環境に左右される展開から決算などファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を重視した動きに移行することができるかにも注目したい。今週の想定レンジは21,500-22,500円とする。

経済スケジュール(7月9日〜7月13日)

日付 曜日 国内 海外 時間 内容
7月9日 国内 08:50 国際収支(経常収支)(5月)
08:50 銀行貸出動向(6月)
09:30 黒田日銀総裁が定例支店長会議であいさつ
13:30 倒産件数(6月)
14:00 日銀地域経済報告(7月)
14:00 景気ウォッチャー調査(6月)
海外 14:45 スイス・失業率(6月)
15:00 独・貿易収支(5月)
15:00 独・経常収支(5月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(7月7日まで1カ月間)
27:00 ブ・貿易収支(週次)(7月8日まで1カ月間)
28:00 米・消費者信用残高 (5月)
中・外貨準備高(6月)
ブ・株式市場は祝日のため休場
英・欧離脱に関する白書公表
米・トランプ大統領が最高裁判事の候補発表
7月10日 国内 08:50 マネーストック(6月)
15:00 工作機械受注(6月)
MTGが東証マザーズに新規上場(公開価格:5800円)
海外 10:30 中・消費者物価指数(6月)
10:30 中・生産者物価指数(6月)
17:30 英・商品貿易収支(5月)
17:30 英・鉱工業生産指数(5月)
18:00 欧・ZEW期待指数(7月)
18:00 独・ZEW期待指数(7月)
20:25 ブ・週次景気動向調査
23:00 米・JOLT求人件数(5月)
中・資金調達総額(中国元)(6月、15日までに)
中・マネーサプライ(6月、15日までに)
中・元建て新規貸出残高(6月、15日までに)
決算発表 ペプシコ
7月11日 国内 08:50 国内企業物価指数(6月)
08:50 機械受注(5月)
13:30 第3次産業活動指数 (5月)
安倍首相が欧州、中東訪問に出発(18日に帰国)
国債買い入れオペ(残存1-3年、残存3-5年と残存5-10年)(日本銀行)
決算発表 ローソン
海外 16:00 マレーシア・中央銀行が政策金利発表
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(7月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
21:30 米・生産者物価コア指数(6月)
23:00 米・卸売在庫(5月)
23:00 加・カナダ銀行(中央銀行)が政策金利発表
米・NY連銀総裁が講演
英・カーニーイングランド銀行(英中銀)総裁が講演
NATO首脳会議(ブリュッセル、12日まで)
7月12日 国内 08:50 対外・対内証券投資(先週)
都心オフィス空室率(6月)
決算発表・ユニファミ、安川電、Fリテイリ
海外 15:00 独・CPI改定値(6月)
18:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(5月)
21:00 ブ・小売売上高(5月)
21:00 印・CPI(6月)
21:00 印・鉱工業生産(5月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
21:30 米・消費者物価コア指数(6月)
27:00 米・財政収支(6月)
印・貿易収支(6月、15日までに)
米・ミネアポリス連銀総裁が講演
米・フィラデルフィア連銀総裁が講演
亜・韓国銀行(中央銀行)が政策金利発表
国際エネルギー機関(IEA)月報
7月13日 国内 13:30 設備稼働率(5月)
国債買い入れオペ(残存5-10年、残存10-25年、残存25年超)(日本銀行)
決算発表 東宝
海外 21:00 ブ・IBGEサービス部門売上高(5月)
21:30 米・輸入物価指数(6月)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)
中・貿易収支(6月)
米・FRBが半期に一度の金融政策報告
米・アトランタ連銀総裁が講演
トランプ大統領が訪英(15日まで)
決算発表 JPモルガン、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ
  • 提供:フィスコ社
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