日経平均が年初来高値更新!円安、衆議院解散・総選挙で日本株買い
円安ドル高進行で買い優勢の展開に |
225先物は週間ベースで650円の上昇となった。北朝鮮リスクが後退したことで、週初から買い戻し優勢の展開に。週後半にかけては、堅調な経済指標が確認できたことから早期の米利上げ観測が高まり、米10年債利回りが反発。北朝鮮がミサイルを発射したものの、市場ではある程度織り込まれていたことから、円安ドル高が進行し、225先物は上げ幅をじりじりと広げる格好となった。一方、マザーズ先物は反発となるも、225先物やTOPIX先物と比較すると伸び悩んだ。
なお、9月8日時点の裁定残高は、ネットベースで8,320.53億円の買い越し(前週は9,422.54億円買い越し)と減少した。一方、株数ベースでも6,065.58万株の買い越しと9月1日時点(同6,246.83万株の買い越し)との比較で減少している。引き続き裁定に絡んだ売買は観測されず。
225先物の手口では、週初からまとまった売りを入れたAアムロがほぼ一手売りの格好に。一方、週初に2,692枚の買いをいれたモルガンが買い筆頭となった。TOPIX先物に関しては、週を通して売り続けたソジェンが売り筆頭となった一方、225先物同様、モルガンが買い筆頭。モルガンの推定建玉は4万枚台と買いポジションを積み上げたもよう。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
日経VIは低下、やや楽観ムード強まる |
日経ボラティリティ・インデックス(VI)は14.09pと低下。日経平均が上昇傾向を強めたことから、オプション市場ではコール優勢の展開となった。20,000円から上の権利行使価格の建玉が増加する格好に。19,000円割れを警戒しプットを購入する動きは後退。北朝鮮リスクは引き続き残っているが、市場はやや楽観ムードが強まっている。
NT倍率(先物)は12.15倍と縮小傾向は一服している。現物市場では、足元安かったファーストリテイリングが反発。為替市場では、ドル・円が110円台まで円安ドル高が進行しており、大型株中心の地合いに。先物市場では、225先物に新規の資金流入が観測されるなど相場付きに変化も見られる。
円安、衆議院解散・総選挙で日本株買い |
現物市場では、日経平均インパクトが大きいファーストリテイリングが反発しており、指数をけん引。為替市場でも円高ドル安が一服していることから、買戻し以外にも新規の買い資金が多少流入しているとの観測。連休明けの225先物は、外部環境を材料に節目の20,000円を回復している。利益確定売りに押される場面もみられそうだが、日本時間9月21日(木)03:00に米FOMCが開催されることから、内容次第では、早期の米金利引き上げ観測が高まり円安ドル高がさらに進む可能性もある。
一方、週末に「衆議院解散・総選挙」の話が急浮上しており、来週28日に召集される予定の臨時国会の冒頭にも衆議院を解散するとの見通し。これまで総選挙は日本株買い要因だった。今回も総選挙のニュースを受けた東京株式市場は買いで反応しており、どこまで買いが続くか。
今週は為替動向と国内政治動向を注視した相場展開となろう。19,800円から20,500円のレンジとする。
経済スケジュール(9月18日〜9月24日)
- 提供:フィスコ社
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