米大統領選開票速報は9日午前10:00〜(日本時間)どちらに転んでも乱高下は必至!
トランプ・リスク炸裂で17,000円割れ |
前週の225先物は週間ベースで570円の下落となった。クリントン氏が私的メール問題でFBIによる再捜査を受けていると伝わったことで、トランプ氏とクリントン氏との支持率が拮抗。トランプ・リスクが嫌気されて世界的な株安となり、ドル売り、安全資産とされる金買いの流れが強まった。また、月末に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会で減産合意が不透明となったことから原油価格も下落。225先物は17,000円台を割り込む格好となった。
10月28日時点の裁定残高は、ネットベースで4,820.8億円の買い越し(前週は961.74億円の買い越し)となった。一方、株数ベースでは5149万株の買い越しと10月21日時点(同2,689万株の買い越し)との比較では増加している。
225先物はみずほ証券が売り筆頭となり、野村、JPモルガン、クレディ・スイスが売りに回った。一方、Aアムロ、三菱UFJ、大和が買い方上位に並んだ。TOPIX先物に関しては、週末に4,268枚売り越したJPモルガンが売り筆頭となったほか、ゴールドマン・サックスもまとまった売り越し。一方、大和、三菱UFJと国内勢が買いに回った。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
日経VIは警戒水域の26p台まで上昇 |
日経ボラティリティ・インデックス(VI)は週末の指数一段安を受けて、9月8日以来の26p台まで上昇した。トランプ・リスクの高まりを受けて、米VIX指数、欧州VSTOXX指数ともに上昇しており、VIX指数は9日続伸。オプション市場では、プットの買いが増加しており、16,000円、16,250円の売買が盛り上がっている。一方、コールサイドでは17,500円の売買が多いことから、今週は16,000円から17,500円のレンジを意識か。
NT倍率(先物)は12.55倍とやや拡大している。225先物、TOPIX先物ともに週末にかけて急落となった。現物市場では、大型株の下げがやや目立ったが、TOPIX先物は足元12連騰していたことから、相対的に弱含む格好に。今週は、9日に米大統領選挙の結果が伝わる可能性が高い。NT倍率(先物)も上下に振れる展開となろう。
米大統領選開票速報は9日午前10:00〜(日本時間) 9日は開票速報に一喜一憂の展開に |
4日に発表された10月の米雇用統計は、雇用者数、失業者数、平均賃金ともに堅調な内容となった。雇用統計の内容を受けて、フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長は「労働市場は完全雇用に近く、利上げの条件はさらに整ってきた」とコメント。トランプ・リスクの確認をする必要はあるが、12月の米利上げ実施はほぼ想定線となりつつある。
米大統領選は9日の午前10時(日本時間)から開票速報が報じられる予定になっている。週明けの早朝に「FBI長官がクリントン氏の訴追を求めず」と報じられたことから、買戻し優勢の地合いとなっているが、市場の不透明感は残ったまま。9日は、どちらに転んでも開票速報に一喜一憂の展開で荒い値動きとなろう。今週は16,500円から17,500円のレンジを想定する。
経済スケジュール(11月7日〜11月11日)
- 提供:フィスコ社
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