決算本格化!日経平均はどう動く?
「夏枯れ」相場到来で薄商い続く |
前週(7/21-24)の225先物は週間ベースで120円の下落。ギリシャ情勢が沈静化に向かったものの、一気にリスク先行の動きは強まることなく参加者減少の静かな相場展開となった。最も商いが膨らんだ22日でも225先物の出来高は3万7,801枚。23日の上下の値幅は僅か50円と昨年9月以来の狭いレンジとなるなど、「夏枯れ」を思わせるような静かな地合いとなった。なお、17日時点の裁定買い残は16.4億株。10日時点との比較では1.1億株増加している。
225先物の手口では、モルガンが売り筆頭となったが2,413枚の売り越しに留まった。一方、買い筆頭もAアムロの2,690枚買い越しと、こちらも2,000枚台と目立った傾きは観測されなかった。TOPIX先物に関しては、買いポジションを8万枚ほど積み上げていると見られるゴールドマン・サックスが売り筆頭となったほか、225先物売り筆頭のモルガンも2,666枚売り越している。一方、買い方にはバークレイズ、BNPパリバ、Nエッジ、クレディ・スイスと欧州系ブローカーが上位に並んだ。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
オプション市場でも商い閑散 |
日経VI(ボラティリティ・インデックス)は18.49p。225先物が週末にかけてやや下落したことで小幅ながら上昇している。ただ、オプション市場では連日でプット、コールの合計売買枚数が10万枚に届かない閑散相場が継続。先物市場同様、オプション市場も参加者が少なく動意薄の展開となっている。なお、ギリシャ情勢の落ち着きを受けて欧州VSTOXX指数は20以下で推移。ギリシャ債務交渉に対する先行き不透明感はほぼ払拭したと言えよう。
NT倍率(先物)は12.4倍台での推移と目立った動きは観測されなかった。225先物、TOPIX先物ともに商いが減少し動意薄となっている。現物市場では225インパクトが最も大きいファーストリテが23日に初の60,000円台を付けるなど上昇したが、NT倍率(先物)を大きく拡大させる要因とはならなかった。
決算本格化!日経平均はどう動く?海外勢は小休止か |
今週は企業決算が約500社と本格化を迎えることから個別対応の相場展開となり、先物、オプション市場ともに参加者限定の閑散相場となろう。円建てCME先物は20,375円をつけていることから週初は続落スタートとなる公算が大きいが、積極的に売り仕掛けを行う海外投資家が不在のため下押し圧力は限定的。25日移動平均線を大きく割り込むような展開は回避されよう。
とはいえ、手掛かり材料難から資金が一気に流入するような地合いでも無いことから、6月24日の年初来高値20,950円をクリアするような強い動きは難しいと見る。今週は狭いレンジでの推移が続くと想定。上値メドは20,800円、下値メドは20,300円とする。
経済スケジュール(7月27日〜8月2日)
- 提供:フィスコ社
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