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2024-03-28 21:46:53

マーケット > レポート > サキモノ・オプションの『ココがPOINT!』

サキモノ・オプションの『ココがPOINT!』

2013/12/3

2013年12月SQはいくらか?その水準を占う。

同じ株価水準でも5月下旬と11月下旬では「質」が異なる

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東京株式市場では11月28日、日経平均株価終値が、15,727円12銭となりました。終値ベースとしては、5月22日に付けた15,627円26銭を超え、年初来高値更新となりました。株価が上昇した背景は、以前、ご説明した通りです。(1)米雇用統計の極端な上振れ、(2)それによる円高・ドル安圧力の後退、(3)イエレンFRB次期議長が金融緩和継続に予想以上に前向きだったこと、(4)日経平均予想一株利益(EPS)が急上昇、等が指摘されるかと思います。

結局、2013年11月末の日経平均は15,661円となり、10月末比9.3%の上昇となりました。アベノミクス相場が始まった昨年11月以降、上昇率が大きかった月は、2013年4月11.8%、2012年12月10.0%であり、この月は優れたパフォーマンスであったことがわかります。市場の心理は大きく強気に転換したと考えるのが自然です。

ただ、そうとは言い切れない部分もあります。即ち、10月末から11月末にかけ、日経平均は確かに9.3%上昇しましたが、これを分解すると、予想EPSの上昇率7.4%と、予想PERの上昇率1.8%に分解されます。予想EPSに予想PERを掛ければ株価になるため、こうした計算が出来ることになります。ここで予想EPSの上昇は無論、企業の業績予想の上方修正を示しますが、予想PERの上昇は市場心理の好転を表しているとみられます。言い換えれば、株価の上昇は、企業業績の上方修正を織り込んだ部分がほとんどで、市場心理は大きく好転していないとみられます。

図1は日経平均とその予想PERの推移を示しています。確かに、株価は三角保ち合いを上放れましたが、予想PERはむしろ、16倍近辺に収れんしつつあるようにみられます。市場は意外に冷静なのかもしれません。

ただ、このことは日経平均が年初来高値を最初に付けた5月と、それを更新した11月の大きな違いであると認識することができます。図にもみられる通り、予想PERで示された市場心理が急速に強気方向へ傾いていったことが原動力でした。しかし、11月は、市場心理に大きな変化はないのです。言い換えれば、株価は2013年春頃に比べて、移ろいやすい市場心理への依存が低い分、安定感が強いと言えるのではないでしょうか。

図1 日経平均株価(日足)と予想PER(日足)

日経平均株価データをもとにSBI証券投資調査部が作成。

2013年12月SQはいくらか?

前項に述べたことを参考に、2013年12月13日(金)のSQ水準について、できる限り近づいてみたいと思います。さらに、2013年末の日経平均株価水準も視野に入れ始めたいと思います。

ご承知の通り、SQは先物・オプションの特別清算値ですが、そこで大量の需給が交錯したという意味では、投資家の強弱感が対立しやすい水準とみることができます。SQ以降、株価がそれを上回って推移すれば、SQ値が重要な下値支持ラインとなり、逆に株価が下回れば、SQ値が上値抵抗ラインになるのは、このためです。

図1にもある通り、「市場心理」は予想PER16倍近辺で収れんしつつあるように思われます。従って、今後SQまでに投資環境の大きな変化がなければ、SQ近辺でも予想PERは16倍前後で推移しているかもしれません。また、2013年4〜9月期決算の発表が終わった今、今後の業績予想修正は、12月期決算企業の決算発表が予定される2014年1月下旬までは大きくない可能性があります。11月末の日経平均株価は15,661円ですが、この水準は、今後も強弱感の対立しやすい水準になる可能性があります。

ただ、12月相場のパフォーマンスが、年間12ヶ月の中で最も良いというアノマリーも参考にする必要があります。過去30年間、12月が前月比で上昇する可能性は70%と、12ヶ月の中で最高になっています。同様に、下表は、11月末から12月SQまでの株価推移を過去10年について調べたものですが、日経平均の平均上昇率は1.3%になっています。特に11月相場が上昇した年は、その勢いが持続し、同期間の上昇率が平均1.8%と高めになっています。2013年は11月に9.3%上昇しており、このパターンに当てはまるかもしれません。

2013年11月末の日経平均から1.3%上昇すると15,864円、1.8%上昇すると15,942円と計算されます。これらをトータルして考えれば、15,661円〜15,942円当たりは、2013年12月SQ値の「有力候補」と言えるかもしれません。

ここで注意は、前述しました通り、これまでの考察が外部環境が大きく変わらないことを前提にしていることです。12月6日(金)には、米国で雇用統計(2013年11月分)の発表がありますが、ここで市場コンセンサスから大きく外れれば、市場心理が動き、予想PERも変動するかもしれません。また、外為相場の変動が大きくなる可能性もあります。最終的に2013年SQ値がどの水準になるか、それを左右する要因は数多く存在しているのです。

11月終値と12月SQ/過去10年間の推移

西暦

11月末終値

前月末比

12月SQ値

11月末比

2003

10100.57

-4.3

10145.91

0.4

2004

10899.25

1.2

10728.46

-1.6

2005

14872.15

9.3

15046.09

1.2

2006

16274.33

-0.8

16291.56

0.1

2007

15680.67

-6.3

15513.61

-1.1

2008

8512.27

-0.8

8427.29

-1.0

2009

9345.55

-6.9

9982.59

6.8

2010

9937.04

8

10420.74

4.9

2011

8434.61

-6.2

8478.46

0.5

2012

9446.01

5.8

9720.36

2.9

2013

15661.87

9.3

?

?

過去10年の平均

-0.1

-

1.3

11月が上昇した年の平均

6.1

-

1.8

BloombergデータをもとにSBI証券が作成。

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