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≪日経平均株価は3万円台回復で年初来高値更新か≫今後、出遅れ修正が本格化するとみる理由

2021/11/16

投資情報部 鈴木英之・長谷川綾乃

日経平均株価の11月第2週(11/8〜11/12)は小幅安となりました。

しかし、11/16(火)の取引時間中には、11/4(木)に付けた高値を上抜け、3万円接近の動きとなりました。

今後、日経平均株価は3万円台を回復し、その後年初来高値を更新する動きとなるのでしょうか。

そこで今回は、日本株の出遅れ修正が本格化するとみる理由についてご説明します。

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1日経平均株価は再び3万円台をめざす動き

日経平均株価の11月第2週(11/8〜11/12)終値は29,609円97銭となりました。前週末(11/5)比で1円60銭(0.01%)安、週足ベースでは反落となりました。なお、11/16(火)の取引時間中には、11/4(木)高値を上抜け、3万円接近の動きとなりました。

一方、NYダウは11月第2週(11/8〜11/12)終値が前週末比0.4%安、週足ベースで6週ぶりに反落となりました。

11/8(月)は11/5(金)に米議会下院で可決されたインフラ投資法案に関連する銘柄が中心に買われて、相場を下支え。前週に発表された米雇用統計(10月)で雇用者数が市場予想を上回って増加したことも好材料となりました。一方、ナスダックは11日続伸し、連日で最高値を更新となりました。

11/10(水)は10月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る上昇となってインフレ懸念から金利が上昇。金融引き締めのスケジュールが前倒しになるのではとの懸念から全面安となりました。

11/12(金)は金利の上昇が一服し、アップルなど主要ハイテク株が買われ、4日ぶりに反発。また、J&Jが会社分割を発表したことも好感され、指数を押し上げました。

図表1 日経平均株価の値動きとその背景

  日経平均株価 株式市場の動き
終値 前日比
11/9(火) 29,285.46 -221.59 3日続落。
米株価指数先物が軟調に推移し、東京株式市場にも売りが波及。
また、外国為替市場で円高・ドル安が進んだことも相場の重荷となった。
大規模な自社株買いを発表したソフトバンクGが大幅高となって、1銘柄で日経平均株価を136円ほど押し上げた。この他、政府が経済対策を巡り、18歳以下に10万円相当を支給と報じられ、個人消費拡大期待が相場を下支えした。
11/10(水) 29,106.78 -178.68 4日続落。
米株式相場で主要3指数が揃って下落し、東京株式市場でも主力銘柄を中心に売られた。
また、中国の10月卸売物価指数(PPI)が2ヵ月連続で過去最大となり、インフレ懸念が高まったことも影響した模様。
一方、10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見ムードも。
11/11(木) 29,277.86 171.08 5日ぶりに反発。
米株安を受けて売り先行も、前日までの4営業日で700円ほど下落したこともあり、好業績銘柄などを中心に買われた。
一方、米MSCIによる構成銘柄見直しの発表を控えて様子見ムードも。
10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回って上昇し、米早期利上げの懸念が再燃して相場の重荷となった。
11/12(金) 29,609.97 332.11 続伸。
政府の経済対策など、さまざまな政策に対して期待感が高まる。
また、米中首脳会談を控えて、両国の関係改善に向けた前向きな動きなどもプラス材料となった。
11/15(月) 29,776.80 166.83 3日続伸。
主要企業の決算発表がほぼ一巡し、好決算銘柄への物色が相場を下支え。
今期見通しを上方修正した東京エレクトロンが最高値を更新し、半導体関連株に買いが波及。
トヨタ自動車が生産回復を見越して株式分割考慮後、最高値を付けた。
  • ※日経平均株価データ、各種資料をもとにSBI証券が作成。

図表2 日経平均株価(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/11/16 10:30時点。

図表3 NYダウ(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/11/16 10:30時点。

図表4 ドル・円相場(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/11/16 10:30時点。

図表5 主な予定

月日 国・地域 予定 備考
11/17(水) 日本 10月貿易統計  
    9月機械受注 民間設備投資の先行指標
  米国 10月住宅着工件数  
    新規失業申請件数  
    ★決算発表 エヌビディア、シスコシステムズ、ターゲット、ロウズ
11/18(木) 日本 10月首都圏マンション発売  
  米国 11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 米国企業のマインドは?
    ★決算発表 アプライドマテリアルズ
11/19(金) 日本 10月消費者物価  
    ★決算発表 東京海上、MS&AD、SOMPO HD
11/22(月) 米国 10月シカゴ連銀全米活動指数  
    ★決算発表 ズームビデオコミュニケーションズ、キーサイトテクノロジーズ
11/23(火) 日本 休場(勤労感謝の日)  
  米国 10月中古住宅販売件数  
    ★決算発表 ベストバイ、ダラーツリー
11/24(水) 米国 7-9月期GDP改定値  
    10月新築住宅販売件数  
    11月2・3日開催のFOMC議事録  
11/25(木) 日本 10月企業向けサービス価格指数  
  米国 休場(感謝祭)  
11/26(金) 米国 ブラックフライデー  
  • ※各種報道、WEBサイト等をもとにSBI証券が作成。「E」は市場コンセンサス。データは当レポート作成日現在。予定は予告なく変更される場合があります。

図表6 日米欧中央銀行会議の結果発表予定

  2021年 2022年
日銀金融政策決定会合 12/17(金) 1/18(火)、3/18(金)、4/28(木)、6/17(金)、7/21(木)、9/22(木)、10/28(金)、12/20(火)
FOMC(米連邦公開市場委員会) 12/15(水) 1/26(水)、3/16(水)、5/4(水)、6/15(水)、7/27(水)、9/21(水)、11/2(水)、12/14(水)
ECB(欧州中銀)理事会・金融政策会合 12/16(木) 1/20(木)、3/10(木)、4/14(木)、6/9(木)、7/21(木)、9/8(木)、10/27(木)、12/15(木)
  • ※日米欧中銀WEBサイトを基にSBI証券が作成。データは当レポート作成日現在。予定は予告なく変更される場合があります。
  • なお、ECB理事会は金融政策の議論・決定を行う会合の日程のみ掲載しています。日付は現地時間を基準に記載しています。

図表7 日経平均株価採用銘柄の上昇率上位

コード 銘柄 業種 株価(11/15) 株価(11/8) 騰落率(11/8〜11/15)
3659 ネクソン 情報・通信業 2,408 2,117 13.7%
9984 ソフトバンクグループ 情報・通信業 7,000 6,161 13.6%
5541 大平洋金属 鉄鋼 2,377 2,130 11.6%
7201 日産自動車 輸送用機器 648.8 591.2 9.7%
7211 三菱自動車 輸送用機器 402 370 8.6%
6976 太陽誘電 電気機器 6,430 5,920 8.6%
7911 凸版印刷 その他製品 1,990 1,840 8.2%
1801 大成建設 建設業 3,705 3,465 6.9%
6326 クボタ 機械 2,432.5 2,285 6.5%
7261 マツダ 輸送用機器 1,093 1,027 6.4%
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表8  日経平均株価採用銘柄の下落率上位

コード 銘柄 業種 株価(11/15) 株価(11/8) 騰落率(11/8〜11/15)
5707 東邦亜鉛 非鉄金属 2,447 2,937 -16.7%
2432 ディー・エヌ・エー サービス業 1,825 2,166 -15.7%
3103 ユニチカ 繊維製品 314 357 -12.0%
8253 クレディセゾン その他金融業 1,260 1,420 -11.3%
7012 川崎重工業 輸送用機器 2,070 2,327 -11.0%
2531 宝ホールディングス 食料品 1,394 1,536 -9.2%
2502 アサヒグループホールディングス 食料品 4,785 5,180 -7.6%
3086 J.フロント リテイリング 小売業 1,034 1,111 -6.9%
7013 IHI 機械 2,655 2,851 -6.9%
6703 沖電気工業 電気機器 928 990 -6.3%
  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2日経平均株価の欧米の主要株価指数への出遅れ修正はさらに本格化か

日本株のパフォーマンスが、欧米の主要株価指数に対して出遅れているとの指摘をよく耳にします。

そこで、世界の主要株価指数のパフォーマンスを比較したのが図表9です。

日経平均株価は11/12(金)時点、年初来で7.9%の上昇率ですが、ナスダック指数(同期間の上昇率23.1%)、NYダウ工業株30種(同17.9%)、ドイツDAX指数(同17.3%)、英国FTSE100指数(同13.7%)等に対して、大きく見劣りしているのは確かです。

しかし、日本の新型コロナウイルス新規感染者数がピークとなった8/20(金)以降の上昇率で確認した場合、日経平均株価は欧米の主要株価指数に対して優位となっています。

主な理由が以下が挙げられます。

〇人流の増加という意味で心配されていた東京オリンピックが8/8(日)、パラリンピックが9/5(日)に閉幕。

〇菅前政権の内閣支持率で深まった政治不安が、自民党総裁選挙や衆議院選挙を経て後退。

〇日本の新型コロナウイルスの新規感染者数が8/20(金)の25,975人から11/12(金)は195人まで減少。

さらに、11/9(火)には以下のような大きな変化がありました。

(1)日経新聞で「新型コロナウイルスの感染防止に関し、政府が政策転換」と報道。無症状でもPCR検査を可能とし、病床確保を推進する方針です。これは、新型コロナウイルスの感染を最小限にとどめるには「迅速な検査」と「病床の確保」が必要とされてきたため、有意義な政策転換であるとみられます。

(2)日経新聞で「東芝(6502)が事業別に3分割の方針」と報道。企業分割の制度を生かした企業再編が本格化し、企業価値の増大が期待される時代が到来すると期待されます。

(3)ソフトバンクグループ(9984)が11/8(月)に自社株買いの実施計画(発行済み株式数の14.6%・買付金額1兆円)を発表。中国関連企業を中心とする投資事業の悪化が表面化していましたが、自社株買いによる株価上昇で市場への影響は限定的でした。これにより、企業の活発な自社株買いが株式市場を下支えしている構図が、再確認されました。

こうした中、米国株式市場では11/9(火)から11/10(水)にかけて続落したこともあり、日経平均株価も11/10(水)までは4営業日続落となりました。ただ、上記の変化をきっかけに、11/11(木)から11/15(月)にかけての3連騰につながったものと考えられます。

今後、日経平均株価の欧米の主要株価指数への出遅れ修正はさらに本格化し、3万円の大台回復から年初来高値更新へと続く可能性に期待が高まります。

図表9  主要株価指数の騰落率

  • ※BloombergデータをもとにSBI証券が作成。
  • 各指数の年初来騰落率は、11/12(金)終値が昨年末終値から何%上昇、または下落したかを示しています。
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