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≪株価波乱も"上昇継続"を予想≫今後の見通しとそのワケとは

2021/6/22

投資情報部 鈴木英之

東京株式市場では、日経平均株価が6/16(水)〜6/21(月)に4日続落、計1,430円37銭(4.9%)下落しました。
6/22(火)は買い先行となりましたが、市場が落ち着きを取り戻したとは言い難いでしょう。
そこで今回は、株価が大きく下げた理由と今後の見通しについて、過去の長期金利の推移と絡めながら、ご説明します。

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1日経平均株価は週足ベースで続伸も波乱の展開に

6月第3週(6/14〜6/18)のNYダウは前週末比3.4%安、週足ベースで続落、週間では今年最大の下げとなりました。
6/16(水)のFOMCの結果発表では、FRBから早期での金融緩和の縮小が示唆され、米長期金利が急上昇。6/17(木)は4日続落となった一方、ナスダックは3日ぶりに反発。米長期金利が低下してハイテク株に買いが戻り、一時、最高値を上回る場面もありました。
6/18(金)は5日続落でおよそ2ヵ月半ぶりの安値を付けました。セントルイス連銀のブラード総裁による「インフレ抑制に向け、利上げを2022年終盤予測」とのタカ派発言が嫌気されて、主要3指数とも大きく下落しました。また、同日は米国市場で株価指数先物など、3つの取引期限が重なる「トリプル・ウィッチング」だったことも影響した可能性があります。
6/21(月)は6日ぶりに反発。NY連銀のウィリアムズ総裁が「金融政策スタンスの移行には経済の回復が不十分」との見方を示したことを受け、上げ幅を拡大。前週に大きく下げていたボーイングなど景気敏感株を中心に上昇しました。

日経平均株価は、6月第3週(6/14〜6/18)終値が28,964円08銭となり、前週末(6/11)比で15円35銭(0.1%)高、週足ベースで続伸となりました。
6/15(火)は5/10(月)以来、およそ1ヵ月ぶりの高水準、TOPIXは4/5(月)以来およそ2ヵ月ぶりの高値に。テクニカル分析上でも買いの兆候が示されたことから上昇期待が高まり、上げ幅は一時300円超となりました。
6/17(木)はFOMCの結果発表を受けて市場の警戒感が高まり、下げ幅は一時400円超となりました。続落となった中、ジャスダックは4日続伸し、およそ3年ぶりの高値を更新。沖縄を除き、緊急事態宣言が解除される見通しとなったことからアフターコロナ関連銘柄を中心に買いが広がりました。
6/21(月)は4日続落となり、5/17以来およそ1ヵ月ぶりの安値に。下げ幅は一時1,100円超となり、2万8,000円を下回る場面もありました。その背景には、6/18(金)のセントルイス連銀のブラード総裁による利上げの早期開始を示唆する発言をきっかけとした米株安の影響が主な要因とされます。

図表1 日経平均株価の値動きとその背景

  日経平均株価 日米株式市場等の動き
終値 前日比
6/15(火) 29,441.30 279.50 続伸。米株高を追い風に上昇し、およそ約1ヵ月ぶりの高水準。トヨタが初めて1万円台の大台に乗せ、終値は1万75円。
6/16(水) 29,291.01 -150.29 3日ぶりに反落。米株安を受け、主力ハイテク株を中心に売りが優勢。トヨタが上場来高値を更新し、自動車関連株が総じて高い。
6/17(木) 29,018.33 -272.68 一時、節目の29,000円を割る場面も。FOMCの結果を受けて早期での金融緩和縮小が示唆され、市場の警戒感が高まる。
6/18(金) 28,964.08 -54.25 3日続落。FOMCの結果を受けてドル安が進み、トヨタなど景気敏感株を中心に売られた他、商船三井など海運株も安い。
6/21(月) 28,010.93 -953.15 4日続落。一時1,100円超の下落となり、2万8,000円を下回る場面も。FRBによる利上げの早期開始が示唆され、幅広い銘柄が売られる。
  • ※日経平均株価データ、各種資料をもとにSBI証券が作成。

図表2 日経平均株価(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/6/22 取引時間中。

図表3 NYダウ(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/6/22時点。

図表4 ドル・円相場(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/6/22時点。

図表5 当面の重要スケジュール

月日(曜日) 国・地域 予定内容 備考
6/23(水) 日本 4/26・27の日銀金融政策決定会合議事要旨  
  アメリカ 1-3月期経常収支  
    5月新築住宅販売件数  
6/24(木) 日本 5月企業向けサービス価格指数  
  イギリス 金融政策発表  
  EU 首脳会議(〜25日)  
  アメリカ FRBが大手金融機関を対象とする年次ストレステストの結果公表  
    5月耐久財受注  
    実質GDP(1〜3月、確報値)  
    ★決算発表 アクセンチュア、フェデックス、ナイキ
6/25(金) 日本 東京都議会選挙告示(7/4投開票)  
    ★決算発表 出前館、壱番屋、高島屋
  アメリカ 5月個人所得・個人支出  
    6月ミシガン大学消費マインド  
6/28(月) 日本 6/17・18開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」  
    ★決算発表 象印・しまむら
  EU 夏の経済見通しを発表  
6/29(火) 日本 5月失業率・有効求人倍率  
  アメリカ 6月コンファレンスボード消費者信頼感指数  
6/30(水) 日本 5月鉱工業生産  
    6月消費動向調査  
    東証、新市場区分への移行基準日(一斉移行は2022/4/4)  
  中国 6月製造業・非製造業PMI  
  アメリカ 6月ADP雇用統計  
    ★決算発表 マイクロン・テクノロジー、ゼネラルミルズ
7/1(木) 日本 6月日銀短観 大企業・製造業の業況判断指数は前回5
    6月自動車販売台数  
  中国 6月Caixin製造業PMI  
    中国共産党100周年記念大会  
  香港 休場  
  アメリカ 6月ISM製造業景気指数  
    ★決算発表 ウォルグリーンブーツアライアンス
7/2(金) 日本 6月マネタリーベース  
    ★決算発表 アスクル、良品計画
  アメリカ 6月雇用統計 非農業部門雇用者数は69万人増の予想
    5月製造業受注  
7/4(日) 日本 東京都議会選挙投開票  
  アメリカ 独立記念日  
  • ※各種報道、WEBサイト等をもとにSBI証券が作成。「予想」は市場コンセンサス。データは当レポート作成日現在。予定は予告なく変更される場合があります。

図表6 日米欧中央銀行会議の結果発表予定日(月日は現地時間)

  2021年 2022年
日銀金融政策決定会合 7/16(金)、9/22(水)、10/28(木)、12/17(金) 未定
FOMC(米連邦公開市場委員会) 7/28(水)、9/22(水)、11/3(水)、12/15(水) 1/26(水)、3/16(水)、5/4(水)、6/15(水)、7/27(水)、9/21(水)、11/2(水)、12/14(水)
ECB(欧州中銀)理事会・金融政策会合 7/22(木)、9/9(木)、10/28(木)、12/16(木) 1/20(木)、3/10(木)、4/14(木)、6/9(木)、7/21(木)、9/8(木)、10/27(木)、12/15(木)
  • ※日米欧中銀WEBサイトを基にSBI証券が作成。データは当レポート作成日現在。予定は予告なく変更される場合があります。 なお、ECB理事会は金融政策の議論・決定を行う会合の日程のみ掲載しています。日付は現地時間を基準に記載しています。

2株価波乱も、上昇継続を予想する理由

これまでの株式市場では、「米国経済は回復し、インフレ率は上昇に向かうものの、FRB(米連邦準備制度理事会)による量的緩和の縮小は緩やかなものにとどまるであろう」と見込まれてきました。これはインフレ懸念から米ドルの実質実効為替レートが下落し、金や暗号資産が上昇する1つの要因でもありました。

しかし、FRBによるテーパリング(量的緩和の縮小)が意識されるようになると、株価は波乱の展開に。米ドルの実質実効為替レートは反発に転じ、NY金先物は6/2(水)の1トロイオンス1,909ドル台から6/18(金)には1,769ドル台まで反落しました。これに対し、米10年国債利回りはFOMC直後に上昇したものの、その後低下。高圧経済観測の後退を背景に、長期金利に影響を与えるインフレ高進への期待が低下に転じたことが要因であると考えられます。

図表7では、バーナンキFRB議長(当時)が、テーパリングを示唆(バーナンキショック)し始めた2013年から2016年までのS&P500指数、米政策金利上限、米10年国債利回り、米2年国債利回りの推移をまとめました。

6/18(金)のタカ派(物価重視)のセントルイス連銀のブラード総裁によるFOMCの金利予想分布図(ドットチャート)に言及した「2022年終盤の利上げ開始を予測している」という発言は、早期での利上げ観測を市場に織り込ませようとした意図的な発言の可能性もあると思われます。
なお、ブラード総裁はFOMCでの議決権を有していません。現FOMCメンバーはハト派(景気重視)が大半とされる中、ブラード総裁の発言をきっかけとして利上げに関する発言が相次いでいますが、見解はFOMCメンバー間でも大きく分かれています。

最後に、利上げが前倒しされるのは時期尚早であると思われます。
今回の“ブラードショック”は、市場とFRBが出口戦略に向けた“交渉”が開始されたことを意味するのではないでしょうか。
バーナンキFRB議長(当時)がテーパリングを示唆した際においては、およそ2年半もの間、同氏は市場との会話を継続し、ようやく最初の利上げを実施しました。同様に時間をかけて、長期金利の上昇を徐々に織り込ますことができれば、株価の上昇が期待できるものと思われます。ただし、依然として今後も株価の変動には注意が必要でしょう。

図表7 米政策金利・長期金利と株価

  • ※当社チャートツールをもとに作成。 期間:2013/1/3〜2016/12/29
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