前営業日トピックス
東京市場では、序盤からドル円・クロス円は上値の重い動きとなり、その後は円買いが優勢となり、軟調な動きが続いた。下げ一服後は底固い動きとなり、欧州時間にかけて底固い動きとなった。
米国市場では、序盤に発表された9月の米雇用統計が良好な結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、米長期金利が上昇したこともドルの押し上げ要因となった。ドル/円は、8/16以来の高値を付けた。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで下落したものの、ドル/円の上昇に連れて対円では堅調な動きとなった。
米株式市場では、米雇用統計が良好な結果となったことでソフトランディングへの期待が膨らみ、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなった。ただ、雇用統計の結果を受けて米長期金利が上昇したことから、一時上げ幅が縮小する場面もあったが、米国の港湾ストライキが終了したことなども材料視され、終盤にかけて再び堅調な動きとなった。 ダウ平均は、序盤から堅調な動きとなり、前日比349ドル高まで上昇した。その後は、下落に転じて一時39ドル安まで下落したものの、終盤にかけて再び堅調な動きが続き、341.16ドル高(+0.81%)で終了し、終値ベースで4日ぶりに最高値を更新。一方、ハイテク株中心のナスダックは、219.38ポイント高(+1.22%)で終了した。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京市場では、ドル円・クロス円は序場から上値の重い動きとなった。その後、上昇して始まった日経平均株価が下落に転じてマイナス圏まで下落したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。その後、株価は再びプラス圏まで回復してさらに上げ幅を拡大したものの、円買いの動きが続いたこともあり、ドル円・クロス円は軟調な動きが続いた。また、米雇用統計の発表を控えてポジション調整の動きも加わった。欧州市場では、底固い動きが続いたが米雇用統計の発表を控えて限定的な動きが続いた。
(2)米国市場では、序盤に発表された9月の米雇用統計で、失業率が4.1%(前回4.2%)、非農業部門雇用者数が+25.4万人(前回+14.2万人)、平均時給4.0%(前回3.8%)などいずれも良好な結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、雇用統計の結果を受けてFRBの大幅利下げ観測が後退したことから米金利が上昇となり、長期金利の指標となる10年債利回りが8/8以来の高水準となる3.96%まで上昇したこともドルの押し上げ要因となった。ドル/円は、統計発表前の146.43から149.00まで上昇し、8/16以来の高値を付けた。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで下落したものの、ドル/円の上昇に連れて対円では堅調な動きとなった。
本日のトピックス
先週末の米雇用統計が良好な結果となったことで、米国の労働市場が急速に冷え込んでいるとの懸念を和らげる可能性が高く、今後のFRBの金融政策に影響する可能性も指摘されている。特に、雇用統の直前までFRBの大幅な追加利下げ期待があり、金利先物市場では9月のFOMC後に年内0.25%の利下げ3回を織り込んでいたが、現在は2回程度に折り込み度合いと低下している。次回のFOMCは11/7、それまでに米雇用統計が1回、消費者物価指数の発表が1回あることから、その他の重要指標とともに今後の結果が注目されることになるだろう。
本日の海外市場では、主要な経済指標の発表がないことや、週明けであることからやや限定的な動きが予想されている。先週末にドル/円は一時149.00まで上昇したものの、その後は上値の重い動きとなった。週明けの東京市場では、一時149.13まで上昇したものの、上値の重い動きとなっている。このことから、本日149円台を維持できるのか、一旦調整となるのか注目したい。


