前営業日トピックス
東京市場では、オセアニアや香港市場が休場となり、市場参加者が少ないことから、ドル円・クロス円は序盤から限定的な動きとなった。また、日経平均株価も小動きの展開が続いたこともあり、ドル円・クロス円は小動きの展開が続いた。
米国市場では、序盤からドル円・クロス円は底固い動きとなったものの、欧州市場がボクシングデーなどで休場となり、市場参加者が少なく方向感の乏しい動きとなった。その中で、終盤に米長期金利がやや低下したことに合わせてドルは上値の重い動きとなった。
米株式市場では、FRBが早期に利下げに踏み切るとの見方が根強く、主要株価指数は序盤から堅調な動きが続いた。ダウ平均株価は、序盤から堅調な動きとなり、終盤に一時前日比232ドル高まで上昇した。ただ、引けにかけてはやや上げ幅を縮小し、159.36ドル高(+0.43%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、81.60ポイント高(+0.54%)で終了し、終値ベースで昨年1月以来、約1年11ヵ月ぶりの高値となった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)クリスマス明けで米国市場などが休場明けとなるものの、アジアの一部や欧州市場は引き続き休場となることから市場参加者も少なく、ドル円・クロス円は序盤から限定的な動きとなった。また、日経平均株価も上昇して始まったものの、前日の終値を挟んだもみ合いの展開が続いたことも加わり、ドル円・クロス円は方向感の乏しい動きとなった。欧州時間帯では、欧州市場が休場だったことで新規材料に乏しい中、ドルは底固い動きとなった。
(2)米国市場では、クリスマス明けとなったものの、欧州市場はボクシングデーなどで休場だったことから、市場参加者も少なく方向感の乏しい動きとなった。ドル/円は、序盤の142.24から142.63まで上昇したものの、先週末の高値の142.66を上抜ける程の材料もなく、その後は米長期金利がやや低下したことに合わせて142.40まで下落した。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで上昇したことから、対円でも堅調な動きとなった。
本日のトピックス
前日まで休場だった欧州市場がクリスマス休暇明けとなり、市場参加者も戻ってくるものの、年末を控えて積極的な売買は手控えられ、ポジション調整程度の動きになるとの見方もある。また、本日の海外市場では、主要な経済指標の発表がないことから、新規材料に乏しく限定的な動きも予想されている。ただ、薄商いの中でまとまったフローが出る場合には、値動きが大きくなる可能性もあり、注意も必要だろう。