前営業日トピックス
東京市場では、FRBの利上げペースの鈍化観測などが引き続き材料視され、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。ドル/円は、序盤から軟調な動きとなり、一時138.61まで下落して11/15以来の安値を付けた。一方、欧州通貨や資源国通貨が対ドルで上昇したことから、対円でも堅調な動きとなった。ただ、序盤に380円超上昇した日経平均株価がやや上げ幅を縮小したことから、上値の重い動きとなった。
米国ではThanksgiving Day(感謝祭)の祝日で主要市場が休場となり、市場参加者が少ないことから全般的に限定的な動きが続いた。ただ、アジア時間から軟調な動きが続いたこともあり、買い戻しの動きから小幅ながらドル円・クロス円は底固い動きが続いた。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)休場明けの東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドルは主要通貨に対して序盤から軟調な動きとなった。ドル/円は、序盤の高値139.62から138.60まで下落し、11/15以来の安値となった。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで上昇したものの、序盤に386円高まで上昇した日経平均株価が上値の重い動きとなったこともあり、対円ではやや上値の重い動きとなった。
(2)午後に入ってもドルが欧州通貨や資源国通貨に対して下落したことから、対円でも上値の重い動きとなった。ただ、米国市場が感謝祭のため休場となることもあり、全般的に値動きは限定的だった。欧州時間に入ると、下げが一服して上昇に転じる場面もあったが、再びドル円・クロス円は軟調な動きとなった。米国市場が休場で薄商いとなることから仕掛け的な売りが出たとの見方もあった。
(3)米国市場では、アジア時間からの軟調な動きが続いた反動で買い戻しが入り、ドル円・クロス円は序盤から底固い動きとなった。ただ、米国は感謝祭(Thanksgiving Day)の祝日で主要市場が休場となり、市場参加者も少ないことから全般的に限定的な動きが続いた。
本日のトピックス
東京時間では、前日の米国市場が休場だったこともあり、序盤から小動きの展開となった。ただ、週末であることもあり、引き続き限定的な動きが予想されている。また、本日の海外市場では、欧州時間にドイツの第3四半期GDPの発表が予定されており結果が注目されているが、休場明けの米国市場では大半が短縮取引となる。さらに、連休となる企業も多く引き続き市場参加者が少ないことから、前日に続き限定的な動きが予想されている。