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2024-04-28 07:07:57

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2022年10月13日

マーケットトピックス 2022年10月13日

前営業日トピックス

前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ドル/円は、円買い介入のあった9/22に付けた145.90を上抜けて146円台乗せとなった。その後、鈴木財務相や松野官房長官による円安牽制発言が相次いだものの反応は限定的となり、一時146.39まで上昇して24年ぶりの高値を更新した。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで下落したものの、ドル/円の上昇に連れて対円では堅調な動きとなった。欧州時間でもドルは堅調な動きが続いた。

米国市場では、訪米中の黒田日銀総裁が金融緩和策の継続を改めて表明したことや、序盤に発表された9月の米生産者物価指数が前年比ベースで市場予想を上回ったことを受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ドル/円は、一時146.97まで上昇して1998年8月以来の高値を更新した。その後、FOMC議事要旨発表を受けて、米長期金利が低下したことに合わせてドルも下落する場面もあったが、下値は限定的だった。

米株式市場では、9月の米生産者物価指数が市場予想を上回ったことや、FRBによる急激な金融引き締めの継続への警戒感が材料視され売りが先行した。ただ、このところ下落が続いていたこともあり、マイナス圏では値頃感の買い戻しも見られ、さらに翌日の米消費者物価指数の発表を控えて様子見ムードが広がったことから、主要株価指数はレンジ内の動きが続いた。ダウ平均株価は、序盤に前日比103ドル安まで下落したものの、その後は堅調な動きとなり、215ドル高まで上昇した。ただ、終盤に再び軟調な動きとなり、28.34ドル安(-0.10%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、9.09ポイント安(-0.09%)で終了、6営業日続落となった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場の流れを受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ドル/円は、海外時間に9/22の高値145.90と面合わせとなったが、東京時間の序盤に上抜けてドル買い・円売りが優勢となり、ドル/円は一時146.39まで上昇し、1998年8月以来約24年ぶりの高値を更新した。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで下落したものの、対円ではドル/円の上昇に連れて堅調な動きとなった。

(2)上昇一服後は、円買い介入への警戒感も根強く、ドル/円は上値の重い動きが続いた。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで底固い動きが続いたことから、対円でも堅調な動きが続いた。また、前日の海外時間に英中銀総裁が緊急国債買い入れ措置を今週末に終了するとしたことでポンドは主要通貨に対して下落となったが、英中銀が債券買い入れ延長の用意があることを金融機関に示唆したとの報道を受けて、ポンドの買い戻しが強まった。欧州時間では、ドルが主要通貨に対して堅調な動きとなり、対円でも堅調な動きが続いた。また、ポンドはドルや円に対して堅調な動きが続いた。

(3)米国市場では、訪米中の黒田日銀総裁が「日銀は物価目標のために緩和を確実に継続する必要」とし、金融緩和策の継続を改めて表明したことや、序盤に発表された9月の米生産者物価指数が前年比ベースで市場予想を上回ったことを受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ドル/円は、一時146.97まで上昇して1998年8月以来の高値を更新した。

(4)FOMC議事要旨で「当局者はある時点で利上げのペースを減速すると認識」「リスク軽減へ引き締め微調整必要と幾人かが認識」との内容が示されたことを受けて、米長期金利が低下したことに合わせてドルも下落する場面もあったが、下値は限定的だった。一方、欧州通貨や資源国通貨はドル/円の上昇に連れて対円で堅調な動きとなった。

本日のトピックス

前日の海外市場では、9月の米生産者物価指数が前年比ベースで市場予想を上回ったことや、本日発表される9月の米消費者物価指数が11月のFOMCでの大幅利上げを後押しする結果となるとの予想もあり、ドルは一段の上昇となった。さらに、黒田日銀総裁が引き続き緩和策を継続すると表明したことで、日米の金融政策の違いが意識されたことも影響した。

円買い介入への警戒感の強まる中、前回介入時の水準を上回って147円台直前まで上昇したものの、介入には踏み切らなかった。介入に踏み切る場合には、前回同様にドル/円は大幅な下落となる可能性もあるが、米消費者物価指数の発表が予定されており、結果を受けて11月のFOMCでの大幅利上げを正当化する結果となる場合には絶好の買い場となり、再び上昇する可能性もあることから、FOMCまでは実弾介入は様子見か?

本日は、米国時間に9月の米消費者物価指数の発表が予定されており、ここまで2ヵ月連続の低下となっており、今回もさらに低下が予想されている。しかし、前日の生産者物価指数が市場予想を上回ったこともあり、結果が注目されている。予想通り低下した場合でも、依然として高水準が維持されていると受け取られるのか、インフレの鎮静化が進んでいると受け取られるのか、マーケットの反応に注目したい。 

10/13の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

9月消費者物価指数(前年比)

消費者物価指数(CPI = Consumer Price Index)は、消費者を対象とした小売やサービスの価格動向を示した指数である。特に、食品とエネルギーを除いたコア指数が重要視されている。そして、米国の金融政策を決定する上で重要な経済指標であり、為替市場への影響も非常に大きい。
8.1% 8.3%
前回は市場予想を上回ったものの、2ヵ月連続の低下となった。原油価格の下落が続き、ガソリンの伸びが大きく鈍化したことが影響したが、食品や居住費が上昇していることが影響している。今回は、前月から伸び幅の低下が予想されており、原油価格が13ドル下落していることが影響すると見られているが、高い伸びが続いている食品や居住費にも注目したい。
21:30 米国

新規失業保険申請件数(10/8までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
22.5万件 21.9万件
前回は市場予想を上回り、8/26までの週以来の高水準となった。景気先行き不透明感から一部企業がレイオフに動いていることが示されたが、依然として歴史的低水準が維持されている。今回は、増加が予想されており、ハリケーンが襲来した影響で当面影響が出る可能性も指摘されている。
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