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2024-04-28 09:15:32

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2022年9月15日

マーケットトピックス 2022年9月15日

前営業日トピックス

東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ただ、その後は日本当局者からの円安牽制発言やレートチェックが報じられたことで為替介入への警戒感が強まり、円を買い戻す動きが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された8月の米生産者物価指数が、前年比ベースで1年ぶりの低水準となり、インフレ高進への警戒感が緩和する結果となったものの、9月のFOMCで大幅利上げ観測が想定されていることもあり、ドルは底固い動きとなった。ただ、日本政府・日銀による介入警戒感も根強く、その後は円買いの動きが強まった。ただ、終盤に米長期金利が再び上昇したこともあり、ドル/円は安値の142.54から143.22まで上昇した。また、クロス円もドル/円の上昇に連れて底固い動きとなった。

米株式市場では、前日の大幅下落を受けて割安感が出た銘柄に買いが入り、主要株価指数は序盤から底固い動きとなった。ただ、FRBが急激な利上げを続けるとの観測から景気後退に陥るとの懸念も根強く、上値は限定的だった。ダウ平均株価は、序盤に前日比171ドル高まで上昇したものの、その後は下落に転じて一時前日比219ドル安まで下落した。引けにかけてプラス圏まで回復し、30.12ドル高(+0.10%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、86.11ポイント高(+0.74%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドルは序盤から堅調な動きとなった。ドル/円は、前日の海外市場の高値の144.68を上抜けて144.96まで上昇し、24年ぶりの高値となった9/7の144.99に迫る動きとなった。その後は、日経平均株価が下落して始まり、一時前日比818円安まで下落したことからドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、神田財務官の円安牽制発言もあり、ドル/円は144.07まで下落した。

(2)下げ一服後は、値頃感の買い戻しの動きも見られ、ドル/円は再び144.80台まで上昇した。しかし、「日銀がレートチェック、為替介入の準備か」との報道に反応し、ドル円・クロス円は一段の下落となった。さらに、時間外取引で上昇していた米長期金利が低下したことから、ドル/円は142.90まで下落した。

(3)米国市場では、序盤に発表された8月の米生産者物価指数が、前年比ベースで1年ぶりの低水準となり、インフレ高進への警戒感が緩和する結果となった。しかし、前日に発表された8月の米消費者物価指数のインパクトが大きく、9月のFOMCで0.75%以上の利上げが想定されていることもあり、ドルが上昇する場面もあった。ただ、東京時間に日銀のレートチェックなどの報道もあり、政府・日銀による介入警戒感も根強く、その後は円買いの動きが強まった。

(4)低下していた米長期金利が再び上昇したことから、ドル/円は安値の142.54から143.22まで上昇した。また、クロス円もドル/円の上昇に連れて底固い動きとなった。なお、米債券市場では、2年債と30年債の逆イールドが8月の水準を上回り、2000年以来の大幅な逆イールドとなった。

本日のトピックス

前日の海外市場では、8月の米生産者物価指数が1年ぶりの低水準となり、インフレ高進への警戒感が緩和する結果となった。しかし、9月のFOMCでの0.75%以上の利上げ観測を後退させるには至らないとの見方もあった。ただ、一方で日銀の介入警戒感が高まっていることもあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。終盤には、金利上昇に合わせてドルは上昇したものの、東京時間に入っても上値の重い動きとなっている。

9月のFOMCで0.75%の利上げが確実視されている上、一部では1.00%の利上げ予想も出ているが、日本政府・日銀の当局者の牽制発言や、関連する報道により上値が抑えられており、ドル/円の上昇局面では介入警戒感や当局者の発言なども警戒されることから、神経質な展開が続く可能性も考えられる。

本日の米国市場では、小売売上高や地区連銀の製造業指数、新規失業保険申請件数の発表が予定されており、良好な結果となり、9月のFOMCでの大幅利上げの正当性が示されるのか注目されている。

9/15の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

8月小売売上高(前月比)

小売売上高は、米国商務省が百貨店やスーパーの売上調査を基にして発表している指標である。個人消費はGDPの約70%を占めており、小売売上高は個人消費の動向を見る上で重要な経済指標の一つであり、米国経済に与える影響も大きいため注目されている
0.0% 0.0%
前回は市場予想を下回り、前月から変わらずとなった。家具、電化製品、建設資材が前月から伸びたものの、自動車販売、ガソリンスタンド、衣料品などがマイナスとなったことが影響した。今回は、前月に続き変わらず予想となっている。
21:30 米国

9月ニューヨーク連銀製造業景気指数

NY連銀製造業景気指数は、NY州の製造業の景況感などを指数化した経済指標である。製造業に関連した新規受注・雇用・在庫など、指数化された数値が発表される。数値はゼロが景況の判断の基準となる。
-13.9 -31.3
前回は市場予想に反して大幅マイナスとなり、2020年5月以来の低水準となった。新規受注と出荷が大幅なマイナスとなったことや、雇用者数が大きく低下したことなどが影響し、需要の急激な落ち込みが示された。今回は、マイナス幅の縮小が予想されているが、2ヵ月連続のマイナスが予想されている。2ヵ月連続のマイナスとなれば6月以来となる。
21:30 米国

新規失業保険申請件数(9/10までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
22.6万件 22.2万件
前回は市場予想を下回り、4ヵ月連続の減少で5月以来の低水準となった。経済の先行き懸念があるものの、労働力需要が根強いことが示された。今回は、小幅増加が予想されているものの、労働需要の底固さが見られるのか注目されている。
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