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2024-04-24 20:32:40

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2021年10月25日

マーケットトピックス 2021年10月25日

前営業日トピックス

東京市場では、資金繰り難に陥っていた中国恒大集団が社債利払いの資金を管財人に送金したと報じられたことを受けて、中国恒大集団のデフォルトの懸念が和らいだことを好感、下落して始まった日経平均株価が上昇に転じ、一時前日比280円超上昇したことから、ドル円・クロス円も堅調な動きとなった。しかし、その後は株価が上げ幅を縮小する動きとなったこともあり、ドル円/クロス円は上値の重い動きが続いた。

米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。米国の主要な経済指標の発表がない中、パウエルFRB議長が会合で「テーパリングを開始する時期が来た」との見方を示したたことを受けて、米長期金利の上昇とともに、ドルは主要通貨に対して上昇となり、ドル/円は113.87まで上昇した。しかし、「利上げは時期尚早」との見方を示したことが嫌気され、ドルは一転して軟調な動きとなり、ドル/円は113.41まで下落し、10/17以来の安値となった。一方、クロス円もドル/円の下落に連れて軟調な動きとなった。

米株式市場では、米国の主要企業の好調な決算を受けて、景気回復への期待感が高まり、ダウ平均株価は堅調な動きとなった。さらに、中国不動産大手の中国恒大集団が利払いを実施したことで、デフォルト懸念が後退したことも、投資家心理の改善につながった。ダウ平均株価は、序盤一時前日比161ドル高まで上昇して取引時間中の最高値を更新した。その後は69ドル安まで下落する場面もあったが、終盤には再び上昇して73.94ドル高(+0.21%)で終了、終値ベースでも最高値を更新した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、デジタル関連企業の決算が冴えない結果となったことが影響し、序盤から軟調な動きとなり、125.50ポイント安(-0.82%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場終盤の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤からやや上値の重い動きとなった。その後、資金繰り難に陥っている中国恒大集団が、9/23日期限の利払い分(30日間の猶予期間中)のドル建ての社債利払い8350万ドル(約95億3000万円)を送金したとの報道を好感して、投資家のリスク選好の動きが強まり、前日比162円安まで下落した日経平均株価が上昇に転じ、280円高まで上昇したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ドル/円は、一時114.21まで上昇した。

(2)上昇一服後、午後に入り日経平均株価が上値の重い動きとなったことや、米長期金利が低下したことも加わり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなり、ドル/円は114円台割り込む動きとなった。欧州時間に入ってもドル円・クロス円は軟調な動きが続き、ドル円/は113.74まで下落した。

(3)米国市場では、米国の主要な経済指標の発表がなく新規材料に乏しい中、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。その後、パウエルFRB議長がオンラインの会合で、インフレ圧力の長期化に対する警戒感を示し、さらに「テーパリングを開始する時期が来た」との見方を示したたことを受けて、米長期金利の上昇とともにドルは主要通貨に対して上昇となり、ドル/円は直前の安値113.57から113.87まで上昇した。

(4)しかし、その後「利上げは時期尚早」との見方を示したことが嫌気され、ドルは一転して軟調な動きとなり、ドル/円は113.41まで下落し、10/17以来の安値を付けた。一方、クロス円もドル/円の下落に連れて軟調な動きとなった。また、北アイルランドを巡る国境問題がこれ以上深刻となる場合には、EUは通商協定の破棄を検討する可能性があるとの関係者の発言が報道されたことを受けて、ポンドは主要通貨に対して下落した。

本日のトピックス

マーケットでは、11月のFOMCでテーパリング開始が表明されるとの期待感が高まる中、先週末のパウエルFRB議長の発言に敏感に反応したが、今週はFOMCを控えてブラックアウト期間に入っていることから、米当局者の発言が規制されていることもあり、様子見ムードが強まり、限定的な動きも予想されている。ただ、明日から米国の主要な経済指標の発表が週末まで連日予定されていることから、回復が示される結果なら、テーパリングや早期の利上げに対する期待が高まる可能性も考えられる。

本日は、主要な米経済指標の発表がないことから、限定的な動きも予想されているが、史上最高値を更新したダウ平均株価や、1.6%台で推移している米10年債利回りの動きが注目されるだろう。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ドル/円は、高値から軟調な動きが続いており、109.122からのトレンドライン近辺まで下落している。ここからトレンドラインを完全に下抜けて一段の下げとなるのか、調整終了で再び堅調な動きとなるのか注目されている。

目先の方向性を見る上で注目されるオシレーターのMACDでは、両線がクロスしており目先の軟調な動きを示唆する形状となっている。ここから乖離幅が拡大する場合には、軟調な動きが続く可能性も考えられる。

一方、方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、27日まで111.910で横ばいが続くが、28日から上昇が続き、29日には112.465,来週2日には112.761まで上昇することから、この動きに合わせてドル/円が上昇するのか、調整が続いて基準線を下抜けてしまうのか注目したい。

気まぐれ投資コラム

ドルの主要6通貨に対する買い越し額が前週から減少

CFTC(米商品先物取引委員会)のIMM通貨先物の投機部門の取組(10/19までの週)では、ドルの主要6通貨に対する買い越し額が218億ドル(前週225.2億ドル)と前週から減少した。

円の対ドルでの売り越しは102734枚(前週76634枚)、ユーロは12107枚(18398枚)の売り越し、豪ドルは76058枚(87608枚)の売り越し、一方、ポンドは先週の11979枚の売り越しから1615枚の買い越しとなった。また、NZDは6440枚(8748枚)の買い越しとなり、英国では年内の利上げ期待、ニュージーランドでは今月利上げが決定されていることが要因となっている。

※出所:データを基にSBILMが作成

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