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2024-03-28 22:01:37

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年11月19日

マーケットトピックス 2020年11月19日

前営業日トピックス

東京市場では、世界で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、投資家のリスク回避姿勢が強まったことで、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。さらに、日経平均株価が下落して始まり、下げ幅を拡大する動きとなったことから、ドル円・クロス円は一段の下落となった。その後、株価が下げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなったが、東京で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多となったとの報道を受けて、日経平均株価が急速に下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円も軟調な動きとなり、ドル/円は一時104円台割れとなった。欧州時間には、米製薬大手のワクチン開発の進展が好感されて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった

米国市場では、欧州市場の流れが一服し、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。序盤に発表された住宅関連の経済指標が良好な結果となったことから、ドルは底固い動きが見られたものの、世界的に新型コロナの感染拡大が続いており、景気回復の遅れに対する懸念が高まっていることから、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。ドル/円は、一時103.65まで下落し、1週間ぶりに104円台割れとなった。

米株式市場では、米製薬大手ファイザーのワクチン開発の進展が好感され、ダウ平均株価は一時前日比147ドル高まで上昇した。しかし、コロナ感染者の急増を背景に、経済活動を再び制限する動きが広がっていることが嫌気され、終盤にはダウ平均株価が350ドル安まで下落するなど、主要株価指数は下落に転じた。ダウ平均株価は344.93ドル安(-1.16%)で終了、一方ハイテク株中心のナスダックも97.74ポイント安(-0.82%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の株安を背景に、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなり、290円超下落したことから、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。さらに、世界で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかかっていないことも圧迫要因となった。その中で、米国債利回りが低下したことも加わり、ドル/円は104.04まで下落したが、104円台に踏みとどまり底固い動きとなった。

(2)日経平均株価が下げ幅を縮小する動きとなったことから、ドル円・クロス円は底固い動きとなったものの、東京都で新型コロナウイルスの感染者数が493人となり、過去最多を更新したと報道されたことが嫌気され、日経平均株価が一時357円安まで下落した。ドル円・クロス円も上値の重い動きとなり、ドル/円は104円台割れとなり、103.85まで下落した。

(3)欧州主要株価指数が下落して始まったこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。その後、米製薬大手のファイザーが新型コロナワクチンの最終地検において、有効性が95%に達したと発表したことで、ワクチン開発の進展が好感されて欧米の主要株価指数が上昇し、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ドル/円は一時104円台を回復した。

(4)米国市場では、欧州市場の流れが一服し、序盤から上値の重い動きとなった。序盤に発表された10月の米住宅着工件数が2ヵ月連続のプラスとなったことが好感され、ドルは底固い動きとなったが上値は限定的だった。その後、世界的に新型コロナの感染拡大が続いており、ロックダウンや経済活動を再び制限する動きが広がっていることから、景気回復の遅れに対する懸念が高まっていることを背景に、ダウ平均株価が一時前日比350ドル安まで下落するなど、米主要株価指数が下落に転じたこともあり、ドル円・クロス円は、軟調な動きとなった。ドル/円は、一時103.65まで下落し、1週間ぶりに104円台割れとなった。終盤にかけてドル円は値を戻したものの、104円台への回復には至らなかった。

本日のトピックス

本日は、南アフリカ中銀やトルコ中銀の政策金利発表が予定されている。南アの政策金利は据え置きが予想されているものの、トルコの政策金利は大幅利上げが予想されている。ただ、大幅な利上げが予想されていることから、ある程度織り込み済みとの見方もあるが、結果を受けて値動きの荒い展開となる可能性もあることから、トルコ・リラの動きには注意が必要だろう。

米国市場では、新規失業保険申請件数や、中古住宅販売件数、フィラデルフィア連銀景況指数など主要な経済指標の発表が予定されている。失業保険関連の指標では、前週からの減少が予想されているものの、最近米国でのコロナ感染者数の拡大の影響で、申請件数が増加しているとの見方もあることから、予想外の増加となる場合のマーケットの反応には注意したい。

11/19の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
20:00 米国

トルコ中銀 政策金利

14.25% 10.25%
前回10月の金融政策発表では、政策金利である1週間レポレートの据え置きが決定された。今回は、利下げを要求してきたエルドアン大統領が「中銀総裁と財務相が講じる措置を支持する」と述べたことから、利上げが決定されるとの予想が広がっている。
22:30 米国

新規失業保険申請件数(11/14までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
70.0万件 70.9万件
前回は、4週連続の減少となり、約1ヵ月ぶりの大幅な減少となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、労働市場の緩やかな回復が続いていることが示された。今回は小幅減少が予想されているが、感染拡大ペースが加速していることもあり、一部では増加を懸念する向きもある。
22:30 米国

11月フィラデルフィア連銀景況指数

フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、フィラデルフィア連銀の管轄であるニュージャージー、ペンシルバニア、デラウエアの製造業の景況感などを指数化した経済指標で、最も早く公表される製造業の景況指数の一つである。ISM製造業景気指数の先行指標としても注目されている。製造業に関連した新規受注・雇用・在庫など、指数化された数値が発表される。数値はゼロが景況の判断の基準となる。
22.0 32.3
前回は市場予想を大幅に上回り、2月以来の高水準となった。製造業の改善の勢いが第4四半期に入っても続いていることが示された。今回は、前回の反動から低下が予想されているが、製造業の安定的な改善が続いていることが示されると予想されている。
0:00 米国

10月中古住宅販売件数

中古住宅販売件数は、所有権が移転した中古住宅の販売件数であり、米国の景気動向を見る上で重要視されている経済指標の一つである。所得やローン金利の動向に影響を受けることから、ローン金利動向やローン申請件数と関係も深い。
645万件 654万件
前回は市場予想を上回り、2006年5月以来の高水準となった。最低水準の住宅ローン金利を背景に、住宅市場の好調が続いていることが示された。今回は、前回から減少が予想されているが、小幅減少であることから、懸念要因にはならないだろう。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

豪ド/ル円は、一目均衡表の雲の中で推移しており、雲下限ライン近辺で底固い動きとなっています。ここから雲を下抜けて一段の下げとなるのか、底固い動きが続いて再び雲の上側に抜ける動きとなるのか注目です。

下値は、一目均衡表の雲下限ライン(本日が75.620、20日は75.583、23日は75.564と、12月まで低下が継続)がポイントと考えられ、下限ラインに沿って低下が続く可能性も考えられます。ここを下抜けた場合には、基準線の75.116(12月まで横ばい継続)が次のポイントとなります。

一方、上値は雲上限ラインの76.212(12/1まで横ばい)がポイントと考えられ、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えらます。その場合、直近高値の77.097を目指す展開も予想されます。

なお、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向であり、この後両線がクロスする場合には、目先の軟調を示唆する形状となることから、こちらの形状にも注目です。

気まぐれ投資コラム

トルコ中銀、大幅利上げを決定するのか?

トルコ・リラは、対円で今年1月の高値18.836から5月序盤に付けた14.633まで下落しました。
その後、6月にかけて一旦16.256まで上昇したものの再び下落に転じ、11/6には12.033まで下落して過去最安値を更新しています。一方、対ドルでも年初から下落が続き、こちらも11/6に最安値を更新しています。しかし、先週には大幅反発となり、対円では7週間ぶりの高値となる13.812まで上昇しました。背景には、トルコ中銀の金融政策発表で大幅な利上げが予想されていることが影響しています。

トルコ中銀は、2018年に政策金利である1週間レポレートを4ヵ月間で8.00%から24.00%まで引き上げ、2019年の中盤から2020年中盤にかけては一転して8.25%まで1週間レポレートを引き下げています。その後、金利据え置きが続きましたが、自国通貨のトルコ・リラの下落が止まらないことから、通貨安定の措置も考慮して9月には10.25%への利上げを決定しました。

利下げを要求してきたエルドアン大統領は、今月7日にウイサル・トルコ中銀総裁を解任したことから、再び金利引き下げの思惑も広がりました。その後、娘婿のアルバイラク財務相が健康を理由に突然辞任し、後任にエルバン元副首相を指名、一方、トルコ中銀総裁にはアーバル新総裁が就任しました。その中で、エルドアン大統領が「中銀総裁と財務相が講じる措置を支持する」と述べたことから、大幅な利上げが実現するとの期待が広がり、トルコ・リラの反発につながっています。

エコノミスト予想では、現行の10.25%からの利上げが予想されており、11.75%から16.00%の範囲が予想されています。4.75%利上げの15.00%予想が全体の38%と最多、次いで4.00%利上げの14.25%予想が17%となっています。

なお、結果を受けてトルコ・リラ相場が乱高下する可能性も考えられることから、十分な注意が必要です。

※出所:データを基にSBILMが作成

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