SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-19 19:55:59

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年10月8日

マーケットトピックス 2020年10月8日

前営業日トピックス

東京市場では、前日の米国市場の流れを引き継ぎ、序盤からドル/円は底固い動きとなり、クロス円は上値の重い動きとなった。トランプ米大統領が追加経済対策の与野党協議を停止すると表明したことでリスク回避の動きが強まった流れを引き継ぐ形となった。さらに、米主要株価の下落を受けて、日経平均株価も下落して始まったことがクロス円の圧迫要因となった。その後は、トランプ大統領の支援策への言及が好感され、米国債利回りの上昇や米株価先物、欧州主要株価指数の上昇を受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなり、ドル/円は一時106.11まで上昇し、9/14以来の高値を更新した。

米国市場では、欧州市場の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。米国の主要な経済指標の発表がない中で、米主要株価指数が上昇して始まり、上げ幅を拡大したことを受けて、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。ドル/円は、米国債利回りの上昇も加わり底固い動きとなった。なお、FOMCの議事要旨では、目立った反応は見られなかった。一方、ポンドは英国が15日までにEUとの通商交渉が合意見込みとならない場合は交渉撤退を計画との報道を受けて下落していたが、EUの主席交渉官が15-16日以降も交渉が継続する見込みと発言したことを好感して、主要通貨に対して反発した。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前日比596ドル高まで上昇し、9/4以来約1ヵ月ぶりの高値を付けた。引けにかけては上げ幅を縮小し、530.70ドル高(+1.91%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは210.00ポイント高(+1.88%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外時間終盤にトランプ米大統領が米国の追加経済対策の与野党協議を停止すると表明したことで、米景気回復への期待感が後退し、安全資産とされるドルと円が買われた流れを引き継いだ。さらに、日経平均株価が前日比160円超下落となったことも圧迫要因となった。

(2)トランプ大統領が航空業界や中小企業支援策、さらに小切手配布などの政策に言及したことで日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮小したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。さらに、時間外取引で米10年債利回りが海外時間の低下から持ち直したこともドルの下支え要因となり、欧州時間にドル/円は一時106.11まで上昇し、9/14以来の高値を更新した。一方、欧州主要株価指数が上昇して始まったことから、クロス円も堅調な動きとなった。ただ、英国は15日までにEUとの通商交渉が合意見込みとならない場合、交渉撤退を計画との報道を受けて、ポンドは下落に転じ、主要通貨に対して軟調な動きとなった。

(3)米国市場では、主要な米経済指標の発表もなく、欧州市場の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。欧州時間に106.11まで上昇して9/14以来の高値を更新したドル/円は、米国債利回りの低下も加わり一時105.85まで下落した。

(4)米主要株価指数が上昇して始まり、上げ幅を拡大したことを受けて、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。ドル/円は、米長期債の指標となる米10年債利回りが0.793%まで上昇し、9/9以来の高水準となったことも影響し、106.08まで上昇した。なお、FOMCの議事要旨では、FRBが示した新戦略の実施方法を巡り、当局者の見解に相違があったことが明らかとなったが、反応は限定的だった。一方、EUの主席交渉官が15-16日以降も英国とEU の交渉は継続する見込みと発言したことが好感され、主要通貨に対して下落していたポンドは反発した。また、トルコの地政学的リスクの高まりに加え、対米関係の悪化などを背景に、トルコ・リラは主要通貨に対して軟調な動きとなり、ドルや円に対して最安値を更新した。

本日のトピックス

トランプ米大統領の動向に対する批判がメディアで取り上げられており、ホワイトハウス内での感染報道が出るようならさらに批判が高まる可能性もあり、大統領選の動向にも影響する可能性も指摘されている(日本時間午前に実施される副大統領候補の討論会も影響)。

トランプ大統領は、追加支援策の議論中止を表明したものの、昨晩個別の支援策に前向きな見方を示したことから、主要株価指数は一転して反発している。日経平均株価も序盤から堅調な動きとなっており、引き続き株価の動きなども注目される。

経済指標では、米国時間に米新規失業保険申請件数(10/3までの週)、失業保険継続受給者数(9/26までの週)の発表が予定されている。今回は、両指数ともに前回結果からさらに改善が予想されているものの、小幅改善に留まると見られている。先週末の米雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門雇用者数が予想以上に伸び幅が縮小となったことから、労働市場の改善ペースの緩慢さが懸念されており、本日の指標結果も小幅改善に留まる場合や予想外の増加となる場合には、ドルの圧迫要因となる可能性も考えられる。

10/8の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

新規失業保険申請件数(10/3までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
82.0万件 83.7万件
前回は市場予想を下回る結果となったものの、労働市場は緩慢なペースでの回復が続いており、改めて回復に時間を要することが示された。一方、継続受給者数も予想以上に減少したものの、依然として1000万人を上回る結果が続いている。今回は、両指標とも前週からの減少が予想されているが、いずれも小幅に留まると予想されている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ドル/円は、上値のポイントだった105.80を上抜けて一段の上昇となり、一目均衡表の雲の中の動きとなっています。ここから雲を上抜けて中長期的に堅調な動きとなるのか、失速して上値の重い動きとなるのか注目されています。

上値のポイントとなる一目均衡表の雲上限ラインは106.174に位置しており、来週15日まで横ばいが続きます。一方、下値のポイントとなる雲下限ラインは、週末までは105.845、来週には106.073に上昇します。

オシレーターのMACDでは、両線上向きが続いており、乖離幅も拡大傾向となっています。両線がゼロラインを上抜けるようなら、上昇継続を示唆する形状となることから、こちらの形状にも注目です。

なお、上値のポイントであった105.802を上抜けたことによる上値目標の計算値は106.74となります。

今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

国内信用デビュー&おかえりキャンペーン

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【当選確率最大+5倍!?】最大10万円が当たる!SBIセレクト買付応援キャンペーン

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.