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2024-04-19 14:46:39

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年6月24日

マーケットトピックス 2020年6月24日

前営業日トピックス

東京市場では、米国の一部の州で新型コロナウイルスの感染者が増加していることなどが材料視された海外市場終盤の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。日経平均株価が前日比200円超上昇したものの、ナバロ米補佐官が「中国との通商合意は終わり」と発言したとの報道を受けて、米中対立激化懸念が意識され、日経平均株価や米株価先物が下落に転じるなど、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円も急速な下落となった。しかし、ナバロ米補佐官が「中国に関するコメントは文脈から大きく外れて捉えられた」との声明を出したことや、トランプ米大統領が「中国との貿易合意は全く損なわれていない」としたことから、株価やドル円・クロス円は反発となった。

欧州市場では、ユーロ圏や主要国の経済指標が予想を上回る結果となったことが好感され、ユーロは主要通貨に対して上昇となり、対円では4日ぶりに121円台まで上昇した。さらに、欧州主要株価指数が軒並み上昇したこともユーロの押し上げに寄与した。

米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドルは序盤から主要通貨に対して軟調な動きとなった。ソフトバンクが保有しているTモバイルUS株を売却すると発表したことを受けて、円転の思惑からドル売り・円買いが加速し、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は一時106.08まで下落し、5/7以来の安値を付けた。ただ、値頃感のドル買い戻しや、米主要株価指数が堅調な動きとなったこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。なお、5月の米新築住宅販売件数が予想以上の改善となったものの、ドル売り・円買いの流れに押され、反応は限定的だった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前日比290ドル高まで上昇した。その後は上げ幅を縮小して131ドル高(+0.50%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、74ポイント高(+0.74%)で終了し、8営業日続伸となり、2日連続で過去最高値を更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場終盤の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から小動きの展開で始まった。仲値公示近辺までは限定的な動きが続いたものの、バロ米大統領補佐官が中国との通商合意について「終わった」と発言し、第1段階通商合意に調印し、中国の代表団がワシントンを離れた後に新型コロナウイルスの感染拡大に次いで知ったことが感染拡大の転換点となったと指摘したことを受けて、米中対立への懸念が高まり、日経平均株価や米株先物が急落するなど、リスク回避の動きが強まり、安全資産とされる円が買われた。

(2)ナバロ米補佐官が中国に関するコメントは文脈から大きく外れて捉えられたとし、第1段階の通商合意とは無関係との声明を発表したことや、トランプ米大統領「中国との通商合意は全くの無傷とツイートしたことを受けて、下落していた日経平均株価や米株価先物が反発するなど、ドル円・クロス円も値を戻した。一方、フランスの製造業PMIが5ヵ月ぶりに50を超えたことや、ドイツやユーロ圏の製造業、サービス業がいずれも予想を上回る結果となったことが好感され、ユーロはドルや円に対して堅調な動きとなった。ドルはユーロに対して下落したことから、対円でも上値の重い動きとなった。

(3)米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドルは序盤から主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、ソフトバンクが保有しているTモバイルUS株を売却すると発表したことを受けて、試算では2兆円を超える規模の売却規模となり、円転される可能性との思惑も広がり、ドル売り・円買いが加速し、ドル円・クロス円は急速な下落となった。ドル/円は、序盤の107.00から一時106.08まで下落し、5/7以来の安値を付けた。米国の経済指標では、6月の製造業・サービス業PMIが予想程改善しなかったことや、一部で期待された景気拡大・縮小の判断基準となる50を回復しなかったこともドルの圧迫要因となった。その後に発表された米新築住宅販売件数は、予想以上の改善となったものの、円買い・ドル売りの流れが強まっていたこともあり、反応は限定的だった。

(4)105円台を前にして値頃感のドル買い・円売りが観測されたことや、ナスダックが2日連続で過去最高値を更新するなど、米主要株価指数が堅調な動きとなったこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。一方、ユーロ圏の、主要国の経済指標が改善したことを好感して対円で一時121円台まで上昇したが、米国市場では120円台前半まで下落。ただ、対ドルでは1週間ぶりの高値を付けた。

本日のトピックス

昨日の午前中に、ナバロ米補佐官が中国との通商合意は終わりと発言し、中国の代表団が第1段階の通商合意に調印し、ワシントンを離れた後に新型コロナウイルスの感染拡大について知ったことが感染拡大の転換点となったと指摘した。あの時に報告があればとの中国への不満を示したようだが、それをマーケットが過敏に反応したと考えられる。その後、声明で文脈から大きく外れて報道されたとし、政策変更ではないとしたことで値を戻したが、この動きでマーケットが新型コロナウイルスの感染拡大や、米中通商問題など、目先の材料にかなり神経質になっていることが浮き彫りとなった。

海外市場では、ソフトバンクの保有しているTモバイルUS株を売却すると発表したことを受けて、売却資金(1億9800万株、1株103ドルに設定と報道)が円転される可能性との思惑も広がり、ドル売り・円買いが加速した。マーケットでは、105円台を前にして値頃感の買い戻しなどが観測されたようだが、今後の動向が注目されており、ドル/円の上値を圧迫する要因となる可能性も考えられる。

本日の米国市場では、主要な経済指標の発表がないものの、昨日の動きを見てもわかるが、マーケットでは、報道や要人発言など目先の材料に神経質になっており、この状況はまだ継続すると見られる。そのため、引き続き報道や要人発言を受けて、過敏に反応する可能性も考えられることから注意も必要だろう。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ドル/円は、一目均衡表の雲を完全に下抜けており、ここから一段の下げとなるのか、または雲の上昇に沿って底固い動きとなるのか、注目されています。特に、一目均衡表では、明日相場が加速・転換となる可能性が高まる日柄であることから、目先の方向性に変化があるのか注目です。

目先の上値のポイントは、一目均衡表の雲下限(本日106.853、25日107.186、26日107.226)と考えられます。一方、下値のポイントは昨日安値の106.08、次いで105.99が重要なポイントと考えられます。

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