SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-19 10:02:33

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年6月10日

マーケットトピックス 2020年6月10日

前営業日トピックス

東京市場では、前日の海外市場の軟調の流れが一服し、序盤から底固い動きとなった。しかし、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比で240円超の下落となったことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米国の長期金利が低下して日米の金利差縮小が意識されたことから、円を買ってドルを売る動きが優勢となり、ドル/円は107.92まで下落した。欧州時間に入ると欧州勢の円買い・ユーロ売りなども観測され、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。その後、低下した米国債利回りが上昇したことから、ドル/円は堅調な動きとなった。一方、ユーロやポンドは対ドルで上昇したことで、対円でも堅調な動きとなった。

米国市場では、FOMCの結果発表を控えて米長期金利が低下したことなどを背景に、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなり、ドル/円は一時107.62まで下落した。一方、クロス円は堅調な動きとなっていたが、上昇が続いた米主要株価指数が序盤から下落したことが影響し、やや上値の重い動きとなった。その後は、低下していた米長期金利がやや上昇したこともあり、ドルは底固い動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比421ドル安まで下落した。その後はやや下げ幅を縮小し、300ドル安(-1.09%)で終了して7営業日ぶりの反落となった。一方、ハイテク株中心のナスダックは、下落して始まったものの底固い動きとなり、その後一時初めて10000ポイント超まで上昇した。終盤には上げ幅を縮小したものの、29ポイント高(+0.29%)で終了して3営業日続伸、終値ベースで過去最高値を更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)海外市場の軟調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から底固い動きとなった。しかし、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比244円安となり、23000円台の大台を割り込んだことや、FOMCの結果発表を控えて、一部でイールドカーブ・コントロールが議論されるとの見方が示されたことから、米長期金利の指標となる米10年債利回りが0.870%から0.838%まで低下し、ドル円・クロス円は軟調な動きとなり、ドル/円は一時107.92まで下落した。

(2)ドル/円は、107円台では底固い動きが見られたことや、日経平均株価が下げ幅を縮小したことも下支え要因となり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。その後、欧州主要株価指数が下落して始まったことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなり、米10年債利回りが0.817%まで低下したことに合わせ、ドル/円も107.80まで下落した。

(3)下げ一服後は底固い動きとなり、低下していた米国債利回りが上昇に転じたこともあり、ドル/円は108.25まで値を戻した。

(4)米国市場では、FOMCの結果発表を控えてイールドカーブ・コントロール採用の可能性との見方を背景に、米長期金利が低下したことを受けてドルは主要通貨に対して軟調な動きとなり、ドル/円は一時107.62まで下落した。一方、ユーロやポンドは、対ドルで上昇したことから、対円でも堅調な動きとなっていたが、6営業日続伸で3ヵ月ぶりの高値を付けていたダウ平均株価が下落して始まるなど、米主要株価指数が下落したことが影響し、やや上値の重い動きとなった。その後は、低下していた米長期金利がやや上昇したこともあり、ドルは底固い動きとなった。

本日のトピックス

米国市場では、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の定例会見が予定されており、発言の内容などが注目されている。実質ゼロ金利政策や無制限の資産購入が維持されると見られているが、追加策の可能性を示唆する可能性も考えられる。さらに、米国の財政出動による長期金利の上昇で長短金利差拡大となり、景気刺激策の効果に影響する可能性も懸念されていることから、イールドカーブ・コントロールに踏み切る可能性が指摘されている。

イールドカーブ・コントロールに踏み切る場合には、長期金利上昇が圧迫されることになることから、ドル/円の上値も抑えられる可能性が考えられる。一方、イールドカーブ・コントロールに踏み切らなければ、長短金利差の拡大(スティープ化)に合わせてドル/円も堅調な動きとなる可能性が考えられ、イールドカーブ・コントロールに踏み切るのかどうか注目される。さらに、米国の経済活動の再開が進む中で、米雇用統計の改善もあり、先行きの見通しなどの発言も注目される。

6/10の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

5月消費者物価指数(前月比)

消費者物価指数(CPI = Consumer Price Index)は、消費者を対象とした小売やサービスの価格動向を示した指数である。特に、食品とエネルギーを除いたコア指数が重要視されている。そして、米国の金融政策を決定する上で重要な経済指標であり、為替市場への影響も非常に大きい。
0.0% -0.8%
前回は市場予想と一致し、2008年12月以来の大きなマイナスとなった。一方、コア指数は1957年の統計開始以来最大のマイナスとなった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で支出が減少したことが影響した。今回は変わらず予想となっており、4ヵ月連続の低下に歯止めがかかるかどうかが注目されている。
翌3:00 米国

FOMC政策金利

FOMC(Federal Open Market Committee 連邦公開市場委員会)は、米国における金融政策の最高意思決定機関で、公開市場操作の方針を決定する委員会である。メンバーはFRBの議長、副議長を含7名の理事と、ニューヨーク連銀総裁、地区連邦準備銀行の総裁4名の計12名から構成されている。
0.00%-0.25% 0.00%-0.25%
前回は金利据え置きとなり、FRB議長は第2四半期が過去に例を見ないペースで落ち込む可能性が高いとし、中期的に経済の重しになると警告、経済支援のための政策手段を活用し適切に行動するとした。経済活動の再開が進む中で、米雇用統計の改善などもあり、現時点での見通し、見解が注目される。さらに、イールドカーブ・コントロールを採用するかどうかが注目されている。
今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

国内信用デビュー&おかえりキャンペーン

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【当選確率最大+5倍!?】最大10万円が当たる!SBIセレクト買付応援キャンペーン

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.