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2024-04-24 11:23:43

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年2月14日

マーケットトピックス 2020年2月14日

前営業日トピックス

新型コロナウイルスの感染が拡大したとの報道を受けて、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。その後下落して始まった日経平均株価がプラス圏まで上昇したことから値を戻す動きが見られたものの、午後に入ると日経平均株価が再び下落したことや、中国株が下げ幅を拡大したこともあり、ドル円・クロス円は一段の下落となった。ドル/円は、米国債利回りの低下もあり、109.62まで下落した。

米国市場では、序盤に発表された米経済指標がまずまずの結果となったことや、米国債利回りが上昇したことも加わり、ドルは序盤から底固い動きとなった。しかし、CDC(米疾病対策センター)が米国で15例目の新型コロナウイルスの感染を確認との報道を受けて、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、ダウ平均株価が一時200ドル超の下落となったこともあり、ドル/円は109.65まで下落した。その後は、米主要株価が下げ幅を縮小したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から軟調な動きとなり、前日比205ドル安まで下落した。その後、一時16ドル安まで下げ幅を縮小する場面もあったが、128ドル安で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは13ポイント安で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場の流れを引き継ぎ、底固い展開で始まった。しかし、診断基準の変更により中国湖北省での新型コロナウイルスの感染症例が14840件増加したとの報道を受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は下落した。ドル/円は、序盤の110.10から109.81まで下落した。

(2)下落して始まった日経平均株価がプラス圏まで改善したことや、中国株が下げ幅を縮小したことなどを手がかりに、ドル円・クロス円は値を戻した。しかし、午後に入り日経平均株価が再びマイナス圏に下落したことや、上海総合指数が上値の重い動きが続いたこともあり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米10年債利回りが1.613%から1.566%まで低下したことも加わり、ドル/円は109.62まで下落した。

(3)米国市場では、序盤に発表された1月消費者物価指数や新規失業保険申請件数がまずまずの結果となったことや、米10年債利回りが1.590%から1.624%まで上昇したことも加わり、ドルは底固い動きとなった。

(4)CDC(米疾病対策センター)が米国で15件目となる新型ウイルス感染を確認との報道を受けて、リスク回避の動きが意識され、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、ダウ平均株価が一時200ドル超の下落となったことから、ドル/円はNY時間での安値となる109.65まで下落した。その後は、米主要株価が下げ幅を縮小したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。一方、ユーロ圏の景気減速懸念やドイツの政局不透明感を背景に、ユーロは主要通貨に対して軟調な動きが続き、対ドルで2017年4月以来、対円では昨年10/11以来の安値を更新した。また、英財務相が辞任したことで、英政府が財政支出の拡大に動くとの期待感が高まったことから、ポンドは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ポンドは、対ドルで1週間ぶり高値、対ユーロでは年初来高値を更新した。

本日のトピックス

ユーロは引き続き主要通貨に対して軟調な動きが続いており、昨日も対ドルで2017年4月以来、対円では昨年10月以来の安値を更新した。本日は、ドイツとユーロ圏の第4四半期のGDPの発表が予定されており、景気後退入りとの懸念も再燃している。ドイツのGDPは、前年比ベースで前期の1.0%から0.2%への低下が予想されているが、このところの経済指標の大幅な悪化などもあり、予想以上の低下になるとの見方も出ている。そして、2013年以来のマイナス成長となる場合には、ユーロの一段の下落につながる可能性も考えられることから、結果に注目したい。

米国市場では、1月の米小売売上高、1月の鉱工業生産、2月のミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されている。引き続き製造業の弱さが示されるのか、さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、消費者の楽観的な見方が後退しているとの見方もあり、こちらの結果、も注目される。

2/14の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

1月小売売上高(前月比)

小売売上高は、米国商務省が百貨店やスーパーの売上調査を基にして発表している指標である。個人消費はGDPの約70%を占めており、小売売上高は個人消費の動向を見る上で重要な経済指標の一つであり、米国経済に与える影響も大きいため注目されている。
0.3% 0.3%
前回は市場予想と一致し、前月から伸び幅は変わらずとなった。ガソリンスタンドや建設資材の伸び幅が拡大したものの、自動車・同部品がマイナスとなったことや、百貨店が5ヵ月連続のマイナスとなったことで、伸び幅が抑えられた。今回は、4ヵ月連続でプラスが続くと予想されており、堅調さが維持されるのか注目されている。
23:15 米国

1月鉱工業生産(前月比)

鉱工業生産は、鉱工業関連の生産動向を指数化したものであり、2002年を100として数値が算出され前月比で発表される。GDPに占める鉱工業部門の割合が約20%程度であることから重要な経済指標である。
-0.2% -0.3%
前回は市場予想を下回り、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。自動車・同部品や、電力・ガスが前月からマイナスに転じたことが影響した。今回は、2ヵ月連続のマイナスが予想されており、引き続き製造業の勢いの弱さが示されるのか注目される。
0:00 米国

2月ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大消費者信頼感指数は、ミシガン大学が消費者にアンケート調査を行い、現況指数(現在)、期待指数(将来)など消費者マインドを指数化した経済指標である。速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施し、1964年の指数を100として算出する。コンファレンス・ボード(CB)が発表する消費者信頼感指数と共に消費者マインドを見る上で重要な経済指標である。
99.4 99.8
前回は市場予想を上回り、2019年5月以来の高水準となった。ただ、一部で期待されていた100台乗せまでは達成できなかった。現在の景況感が低下したものの、先行きの景況感が6ヵ月ぶりの高水準となったことが影響した。今回の速報値では、新型コロナウイルスの影響もあり、消費者の楽観的な見方が後退していると見られている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ユーロ/円は、下値のポイントであった119.779を完全に下抜けて一段の下げとなっています。一方、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が再び下向きで拡大しており、軟調な動きを示唆する形状となっており、ここから一段の下落となるのか、下げが一服する展開となるのか注目です。

目先の下値は、119.779を下抜けたことから導き出される下値目標の計算値の118.056となり、一方上値は119.779がポイントと考えられます。

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