お知らせ
2015/8/5よりマーケットトピックスがリニューアルとなりました。
引き続き、投資の際の参考資料としてご活用ください!
前営業日トピックス
日本市場では、注目された日銀の金融政策決定会合の結果発表や黒田日銀総裁の定例会見を控えて、序盤から小動きの展開が続いた。そして、政策は現状維持となり、想定内の結果となったことから、為替市場への影響は限定的となり『無風』だったといえる。その後は、米雇用統計を控えて様子見ムードが強まり、レンジ内の展開が続いた。そして、米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、ドル下落となったものの、安定的な伸びとされる+20万人を上回り、引き続き改善が示されたとの見方から反転する動きとなった。ただ、終盤にかけてはポジション調整などが進み、軟調な展開が続いた。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)注目された非農業部門雇用者数が予想を下回る結果となり、発表直後のドル/円は下落する動きとなった。
(2)+20万人の安定的な伸びだったことで、一部で9月の利上げ開始の可能性は残っているとの見方が広がったことなどから、反転する動きとなる。
(3)賃金や労働参加率などの指数が期待する程の結果でなかったことから、上値の重い動きとなった。また、株価下落や米長期債利回りの低下、週末のポジション調整の動きなども加わり、ドル/円は終盤に安値を更新する動きとなった。
本日のトピックス
東京市場では、日本の貿易収支や景気ウォッチャー調査が注目指標だが、欧州・米国市場では相場を大きく動かす重要指標の発表は少ない。ただ、米国の雇用統計発表後だけに、当局者の発言などには注意したい。また、材料が少ない場合には、株式市場や債券市場の動きに連動するケースも多いので、両市場の動きもチェックしたい。
8/10の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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23:00 |
米7月労働市場情勢指数
昨年10月から発表が開始された指標であり、重要度はまだ低いものの、米国の雇用情勢を示す指標として徐々に定着しつつある。利上げの条件に雇用の改善が上げらているだけに、一応結果には注目したい。
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- | 0.8% |
東京市場では、日本の貿易収支や景気ウォッチャー調査が注目指標だが、欧州・米国市場では相場を大きく動かす重要指標の発表は少ない。ただ、米国の雇用統計発表後だけに、当局者の発言などには注意したい。また、材料が少ない場合には、株式市場や債券市場の動きに連動するケースも多いので、両市場の動きもチェックしたい。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1日足
豪ドル/円は、日足ベースで注目すべきポイントに差し掛かっている。重要な上値のポイントの92.41を完全に上抜ける場合には、底打ちパターンの完成となり、一段の上昇の可能性も考えられる。ただ、上抜け直後には、一目均衡表の雲(下限ライン93.74〜92.40、上限ライン94.09〜93.22 月〜金)が位置しており、ここで上値を抑えられる可能性もある。しかし、ここを上抜ける場合には、このパターン上の上値目標の計算値である95.61までの上昇も視野に入る。一方、92.41を完全に(終値ベース)抜けない場合や、抜けたものの、一目均衡表の雲近辺で上値を抑えられ、92.41を下抜ける動きとなる場合には、下限ライン(赤点線)近辺までの下げとなる可能性も想定しておきたい。その場合、5波動目の下げとなるだけに、下限ラインを下抜ける場合には一段の下落に要注意。