【ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が高まり、世界的にリスク回避の動きが強まる】
週末、ギリシャのチプラス首相が突如、ギリシャに対する緊縮策の是非を問う国民投票の実施を表明、ギリシャ問題の見通しが不透明となったことで、リスク回避の動きが強まった。
(図1 白・・・ユーロドル、黄・・・S&P株価指数先物、緑・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が高まり、世界的な株安が進行した。主要各国の株式市場が取引開始とともに急落している事が確認できる。
(図2 白・・・S&P株価指数先物、黄・・・ドイツDAX指数、緑・・・日経平均先物指数)
(出所:ブルームバーグ)
先行きに対する過度な不安は、各国の株価ボラティリティ指数からも確認できる。過去1年を通しても、市場環境が急激に悪化している事が確認できる。
(図3 白・・・VIX指数、黄・・・日経平均ボラティリティ指数、緑・・・ユーロSTOXXボラティリティ指数)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円と日経平均の下落タイミングに、関係性を確認する事が出来る。ギリシャ問題の先行きに関するヘッドラインに都度反応する可能性がある。
(図4 白・・・ドル円、黄・・・日経平均指数先物)
(出所:ブルームバーグ)
金価格は堅調、主要国の債券利回りは下落していることで安全資産であるドイツ国債や米国債などに対する安心感が強いことが確認できる。
(図5 白・・・金価格、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・ドイツ10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)