昨晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、年内の利上げ開始の姿勢に変化は無いとした一方で、2015年の成長率予測を引き下げた事に加え、2016年、2017年の政策金利の見通しを引き下げた。FOMCの後、一部で期待されていたタカ派見通しが下方修正されたことでドルが売られた。
(図1 白・・・ユーロドル、黄・・・ドル円、緑・・・豪ドル米ドル)
(出所:ブルームバーグ)
FOMCの後、株価は上昇・債券利回りは低下する素直な反応が確認できることから、米国の金融政策の見通しが市場予想よりも下方修正されたと見る事ができる。
(図2 白・・・ユーロドル、黄・・・S&P株価指数先物、緑・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
各株式市場のボラティリティは依然高いレベルにとどまっている。ギリシャのデフォルトが懸念される中、解決に向けた道筋は立っておらず、今後の動向に注目が集まる。
(図3 白・・・VIX指数、黄・・・ユーロSTOXXボラティリティ指数、緑・・・日経平均ボラティリティ指数)
(出所:ブルームバーグ)
(図4 白・・・米国10年債利回り、黄・・・ドイツ10年債利回り、緑・・・金価格)
(出所:ブルームバーグ)