【週明けのNY市場は、週末の雇用統計結果に引き続き冷静な反応】
ダドリー・NY地区連銀総裁は、「金融政策という点ではこれまで以上に慎重になり、先を急がないための根拠が強まった」と述べた事で、早期の金融政策変更への期待が縮小した。Bloombergの調査によると、市場参加者の見方として9月のFOMC会合までに金利が引き上げられる確率は29%と、雇用統計発表前の34%から低下したとしている。
(図1 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価先物)
(出所:ブルームバーグ)
米雇用統計が発表された4月3日は、米国市場はイースターで休場だったが、昨晩のNY市場オープンでのパニックは無く、株・金利・為替共に、雇用統計以前の水準まで戻してきている事が確認できる。雇用統計の結果を冷静に受け止めている事がわかる。
(図2 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価先物)
(出所:ブルームバーグ)
対ドル比較で、NY市場オープン後から各通貨に強い関連性が確認できる。昨晩の、NY市場オープン後の反応に注目が集まった事がわかる。
(図3 白・・・ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
原油価格は反発し、2月ごろから続くレンジの高値圏に再び近づいてきた。
(図4 WTI原油先物)
(出所:ブルームバーグ)